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三角

∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part26∧∧
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440 :本当にあった怖い名無し :2006/05/30(火) 14:58:15 ID:TJK43ROP0
冬山に登ったとき。
地面から小さな三角がぽつんと出ていた。
なんだろこれなんていいながら通り過ぎた。
あとになって埋もれたテントだということがわかった。
中で人が死んでいたそうだ。

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2006.06.29 | | Comments(0) | Trackback(0) | ■怪異

苔の紫

∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part26∧∧
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433 :全裸隊 ◆CH99uyNUDE :2006/05/29(月) 23:14:41 ID:GQ0K6j540
通い慣れた夜の山道を歩いていた。
見慣れた紫色の光は、夜光性の苔だ。

幅の広い未舗装の林道を、小石をじゃりじゃり鳴らし、
足早に歩いた。
いつしか、目は苔の紫を追い、身体は目に従って動いていた。
聴覚は、感じなかった。
光だけを追っていた。

不意に固いコンクリートを踏み、水が匂った。
追っていた紫の光は、どこにもない。
コンクリートの堰堤に立っているらしいと思った。
こんなところを歩くはずがないのに、と思った。

突然、奔流に足をすくわれた。
尻餅をつき、堰堤の角に指をかけた。
指と堰堤の間に水が割り込み、指を引き剥がそうとする。
本当に水だろうか。
もっと、なまめかしい。

水の中、目が光っていた。
苔と同じ、紫色だった。

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2006.06.29 | | Comments(0) | Trackback(0) | ■怪異

黒髪

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410 :本当にあった怖い名無し :2006/05/28(日) 16:51:17 ID:sXBL9adQO
祖父から聞いた話
祖父の父親は、祖父と同じ林業を営む人だった
秋の肌寒い雨の日の事
祖父の父親は雨具を忘れた為に急いで山を降りていた。
後麓まで15分と言う所で、祖父の父親は盛大に転んでしまった。
腰を擦りながら転んだ原因を探ろうと地面を見たら
地面は黒く染まっていた。
不思議に思い良く見ると、それは道を横断している黒髪で
左から右へと這っている所だった。
呆然として見ていたら突然右耳の耳元で高笑いが聴こえ、
祖父の父親は腰を抜かしながら麓まで駆け降りたそうだ。

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2006.06.28 | | Comments(4) | Trackback(0) | ■怪異

瓢箪

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408 :本当にあった怖い名無し :2006/05/28(日) 16:19:29 ID:sXBL9adQO
祖父の話
若い頃の祖父は林業を生計をたてていた。
ある日祖父はそろそろ出荷するための木を選んでいる時に
道の真ん中に不思議な物が落ちているのを見つけた。
手に取ってみると、其は表面に美しい堀込のなされた瓢箪で出来た水入れで
中に何か液体が入っていた。
蓋を開けて中身を少し地面に垂らしてみた所、どうやら血の様だった。
急に恐ろしくなり家に逃げかえり、次の日にまたそこへ行ってみると
瓢箪はなくなっていたが
代わりの様にカラカラに干からびた鼠と烏が打ち捨てられていた

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2006.06.28 | | Comments(2) | Trackback(0) | ■怪異

二人分

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406 :本当にあった怖い名無し :2006/05/28(日) 15:55:34 ID:sXBL9adQO
祖父の話
毎年、梅雨の開けた頃に祖父は早朝から茸狩りに出かけていた。
祖父は茸を見付けるのが巧く
昼前には籠一杯の様々な茸を持ち帰って来ては隣家にお裾分けをして喜ばれていた。
ただ、何故か他人と登るのを嫌がり、そのくせ酒と弁当は二人分担いで独りで山に登っていた。
その頃まだ子供だった私が、なぜ独りで登るのに食糧は二人分なのかを尋ねたら
「独りじゃねぇ、山には山の住人がいる。こっちは奴らの土地から茸を採るんだ。だからあれはお返しなんだ。」
と、祖父は鍋をつつきながらぶっきらぼうに答えた。

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2006.06.28 | | Comments(2) | Trackback(0) | ■怪異

叫ぶ様な声

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403 :本当にあった怖い名無し :2006/05/28(日) 13:41:49 ID:JHwoi1Ck0
ある家族が山荘に泊まった。夜、父親が寝ようと横になると、外でギャー!と叫ぶ様な声がする。
鳥が鳴いているのだと思い、気にしないでいると、母親と子供が震えながら布団に入ってきた。
鳴き声が気になり外を見ると、人影が空を飛んでおり、それがギャー!と鳴いていたのだという。
その夜は、家族で寄り添うように寝たそうだ。

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2006.06.28 | | Comments(1) | Trackback(0) | ■怪異

ビニールシート、新聞紙、革靴

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384 :本当にあった怖い名無し :2006/05/27(土) 22:36:01 ID:T8OF7wP0O
小学生のとき、5年生全員で近所の山にキャンプに行った。

バンガローなんかもある割と整った感じのキャンプ場で、夜には6人程のグループで山頂まで肝試しをした。
その肝試しは、木陰などに隠れた保護者たちが生徒を驚かすようないかにも小学生キャンプらしいもの。
小心者の自分はビビリながらも登っていった。
だが2人目の保護者が出てきたあたりで、

ガードレールのすぐ外側にキティちゃんの赤いビニールシート、新聞紙、革靴がそれぞれ几帳面に置かれているのを見た。


ガードレールの外側は崖になっている。
今でも思うが、さすがにこれは仕込みじゃないよね?

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2006.06.27 | | Comments(0) | Trackback(0) | ■都市伝説・噂

金属音

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382 :本当にあった怖い名無し :2006/05/27(土) 22:10:27 ID:HvZgRY/e0
今日、妹と会話しててやっとわかったことなんだが。

家の外で毎晩金属音がする。鉄棒の柱に石を投げつけたときのような音。
「カキーン」鋭く高い音だけが、朝の4時~5時の間一度だけ鳴る。

1日に1度しか、しかも朝方になるのはナゼなんだろうね?と妹と話が
合って初めて気がついた。もう2年くらい聞いてるんだけど・・・。

山の近くに住んでるもので。このスレに書いてみました。

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2006.06.27 | | Comments(3) | Trackback(0) | ■怪異

登山靴

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370 :本当にあった怖い名無し :2006/05/27(土) 05:32:02 ID:OCTU//M80
んん~なんだ、車が入れるところじゃ、面白くないよな
その奥行かないと

靴で思い出したけど、いつも行く山の中で一人でキャンプしていたんだ。
酒ちょっと飲みすぎて明け方、目を覚まし、水飲むのに
寝ぼけて汲み置きした水筒が見つからなくってテントの口あけて外見たら
テントの入り口においらの登山靴ともうもう一足泥まみれの登山靴があるんだよ
一瞬、なんだこれ?????って思ったんだけど
まだ酔いが残っていて寝ぼけていて水飲みたかったから、
シュラフの足元にあった水筒見つけて水飲んで、また寝たの。
日が上がって、目がさめてテントの入り口見たら、おいらの登山靴だけあって
寝ぼけてた時に見た汚れた登山靴は無かった。

寝ぼけただけだと思うが、なんだったんだあれ?

実を言うと、一緒によくキャンプする仲間も同じ場所で、同じ体験をしているんだが、
そういうことがあったというだけで、ほかに妙なことは起こっていない
非常に良い場所なんだよね、良く行くし、落ち着ける。
弊害といえば、そこは狸がいっぱい居てテントに砂かけられる事が多い事だけど
やっぱ狸のしわざかな?

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2006.06.27 | | Comments(2) | Trackback(0) | ■怪異

天狗倒し

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320 :元横浜市民 :2006/05/24(水) 22:02:27 ID:mu9L3aZb0
半年ほど前に日本ピラミッドに行って来た者です。
今度は妙な物に遭いましたので2度目の投稿。

一昨日、京都の山科聖天から南禅寺に抜ける山道を歩いていた時に
文字通り林立していた木からギィーとかたむく音が聞こえてきたので
これは危ないと思い、回りを見渡すも一向そんな木は見当たらない。
「はて、こいつは狸にでも化かされたのか」と思っていたが先ほど調べると
どうやら「天狗倒し」という妖怪らしい。

南禅寺や日向大神宮から御陵までの道にはとりたてておかしな雰囲気は
ないのだが山科聖天から御陵の間は少し雰囲気が違うのである。
確かに山科聖天からの道の途中にあるオブジェはなんか怖いけども
それとは違う何かがあるのだろうか。
近在の方、情報求む。

なお山科聖天から南禅寺までは1.5時間もあれば十分に歩ける距離です。
経験上、革靴とサンダルはお勧めしない山道です。


【「天狗倒し」の続きを読む】

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2006.06.27 | | Comments(0) | Trackback(0) | ■怪異

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257 :全裸隊 ◆CH99uyNUDE :2006/05/22(月) 00:00:24 ID:FwRW4gSG0
ぱ、という小さな乾いた音を感じた。
聞こえたのではなく、空気の震えを感じた。

目の前を何かが横切り、地面に落ちて転がった。
小さな鳥だ。
白い羽を散らし、激しく回転しながら、褐色の鳥が
地面でもがいていた。
空中に散った白い羽は、腹部の羽毛だ。

鳥はすぐに動きを止めた。
スズメほどの大きさで、掌にすっぽり収まった。
頭をぐったりと落とし、くちばしが大きく開かれている。
荒い呼吸に、小さな白い腹が大きく動いていた。

ぱ、と振動を感じ、掌が震えた。
小さな腹から白い羽が散り、鳥は今度こそ動かなくなった。
手の中、くちばしと目が閉じられた。
最初は空気銃かと思ったが、これは明らかに違う。
見回したが、人影はない。
突然、落ちて死ぬ鳥を、前にも見たことがあったが、
それとも違うように思えた。

せめて埋めようと思い、しゃがんだ。
鳥の死骸を置くと、もうそこに蛇がいた。
迷いもなく、蛇は鳥に近付いた。
2メートルはありそうな、白い蛇だ。
こいつか、と思った。

蛇が鳥を呑み込むのに、5分とかからなかった。

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2006.06.27 | | Comments(2) | Trackback(0) | ■怪異

ふたり

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248 :全裸隊 ◆CH99uyNUDE :2006/05/21(日) 08:18:51 ID:W8KeMOot0
穂高から上高地へ降り、バスを乗り継いで
松本まで戻る予定だった。
斜面に沿って刻まれた道路を走る。
窓の外、並行するように走る道路が見える。
尾根を回る都度、近付き、遠ざかり、交わっては離れる。
頑丈なコンクリート製の道路だ。

疲れと眠気。
ぼんやりしていた頭の中で、何かが弾けた。

あれは新道じゃないか。
こっちは旧道。
新道が開通し、旧道が使われなくなってから、どれほど経つのか。
窓から見えるのは、間違いなく新道だ。
俺が乗ったバスは、旧道を行く。
他にも客は居たはずだが、実は覚えがない。

落石がある。
ひび割れもある。
放置された道路はいたんでおり、バスはひどく揺れた。
俺は何もできず、ただバスに揺られている。

やがて、新道と共用のトンネルにバスは入り込んだ。
出口が近付き、白い光に包まれ、トンネルを抜けた。


249 :全裸隊 ◆CH99uyNUDE :2006/05/21(日) 08:23:45 ID:W8KeMOot0
新道が遠ざかり、落ち葉の下の石を前輪が拾った。
バスが大きく揺れると、俺は道端に立っていた。
揺れた時に、前の座席を掴もうと伸ばした手の形そのまま、
俺は道端に立っていた。
ザックは足元に転がっている。
呆然としながら、乾いた夏の光の中、妙なことを考えた。
バス代、返せよ。

歩き始めてすぐ、タクシーが近付き、止まった。
ドアを開き、運転手が伸び上がるように声をかけてきた。
「松本まで、お代はいいですから、乗って下さい」
ルームミラーで運転手と目が合ったが、彼は黙って車を走らせた。
ほんの数分で、道端に男の姿を見つけた。
運転手はさっきと同じように声をかけ、その男が乗ってきた。

走り始めてすぐ、運転手が話し始めた。
「今日あたりかなと思って、それで走ってたんです」
相乗りしている男と俺は、顔を見合わせた。
「本当、すみません、よく言っときますんで」
無線機が声を発し、運転手はマイクを手に取った。
「ふたりです」
無線でのやり取りは、それだけだった。
涼しいタクシーの中、全員が黙っていた。
荒れ果てた旧道は左側、斜面に沿って続いている。

松本駅に到着すると、運転手は少し待つよう俺たちに言い、
どこかへ行った。
やがて、多くの土産物を入れた袋を両手に提げて戻った運転手は、
俺たちに袋をひとつずつ渡しながら、またおいで下さいと笑い、
タクシーに乗り込むと走り去った。

いつかあの旧道を、最初から最後まで、歩いてみたいと思った。

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2006.06.27 | | Comments(3) | Trackback(0) | ■怪異

雨の神様

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242 :本当にあった怖い名無し :2006/05/20(土) 22:17:32 ID:VlSKNX/Q0
小さい頃に夏休みで秋田にある母の実家に遊びに行った時、雨が降らず困った
村の農家の人方が、山奥にある雨の神様の祠を掘り起こして頼む事になったん
です。おもしろそうなので私も行きました。軽トラで山道を大分走った記憶が
あります。車が入れない道まで来てそんなに歩かなかったと思うのですが、目
的地は木々に囲まれてぽつんと土が茶色く剥き出しになった場所でした。
着いて早々に大人達がスコップで土を掘り始め、その中から石や岩が出てきて
その一つ一つを組み上げていき祠を建て、お供え物をして祈願して終わりまし
た。何かつまらなかったと思いながら帰る途中の軽トラの荷台で、スコールの
ような雨がザーっと降り始め、家に着いた頃に止みました。その日の天気予報
は0%の晴れ予報。次の日も晴れ予報だったんですが、半日雨が降りました。
その時ほど神様の存在を信じた事は言うまでも無く、不思議な体験でした

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木の枝

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239 :本当にあった怖い名無し :2006/05/20(土) 18:21:30 ID:2sROl7VWO
小さい頃、父親と登山した。
山頂にはいろんな形の木の枝があり、面白いから持って帰ることにした。
ところが、最初はキャッキャ言いながら楽しく下山していたのに、
途中から背後にずっと人の気配を感じて、怖くて涙が出てきた。
私は父親に大泣きしながら
「誰か何人もついて来てる。でも振り向いても誰もいない。」と言った。
子供ってそういうのわかるっていうし、多分本当に良くないものが後ろにいたんだと思う。
麓に着いてから、父親が
「きっと勝手に木の枝持って来たから山の神様が怒ってるんだよ。枝は置いて帰ろう。」
と言った。
枝を置いて来たら嘘みたいに気配がなくなった。
山には絶対神様がいると思う。

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山小屋

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213 :本当にあった怖い名無し :2006/05/19(金) 21:25:25 ID:0pnl/Hi50
小学校のころキャンプで九州の背振に行ったんだけど
日射病で気分が悪くなって、電波塔で働く人の詰め所になってる山小屋で休ませてもらった。

んでそこの人も山で黒スーツに会ったことがあると言っていた。
とても涼やかな声で「東京はどちらの方向ですか」と聞かれたらしい。
反射的に「向こうのほうだ」と答えて、作業中だったので一瞬その人から目を離して
もう一度振り向くともういなかったとか。

あとクソガキだったので山小屋をあさってたら作業日誌?を発見。
パラパラみてたら「○○を見たので作業中止」「○○に会った」という文章があった。
○○はペンでぐしゃぐしゃに塗りつぶされていてよく読めなかった。
電波のおっさんに聞いたら「まぁ山にはいろいろいるもんだ」と言ってガハガハと笑っていた。

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2006.06.27 | | Comments(2) | Trackback(0) | ■怪異

コロビ

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204 :本当にあった怖い名無し :2006/05/19(金) 15:35:24 ID:N2WsqHYW0
まとめか過去スレで読んだんだがコロビの話って漏れが聞いたのとちょっと違う。

うちの爺さんの田舎は四国の山ん中で、子供のころに結構大きな山火事が発生したらしい。
火の手は相当に強かったらしく村の衆はなすすべなく見守るほか無かったと。
村では段畑に新しい作物を植え始めたばかりで、その畑を気にした若いモンが
様子を見に行ったということだ(本当は危険すぎるのでやっちゃいけない)。

しばらくして戻ってきた若者は青ざめて他の村人に支えられなければ歩けないような有様だった。
山の中から四つんばいでガクブル状態で逃げてきたようだった。
その若者は村人からなだめられやがて落ち着くと、
「コロビが近くで啼いていた。俺のすぐ近くだ。だから火事はおさまるだろう。」
という意味のことを年寄り連中に言っていたらしい。

年寄りは神社の宮司にあわてた様子で話しに行き、宮司は苦い顔をしたそうだ。
しばらく待つと本当に火事は嘘のようにおさまり作物も無事だったが、村の大人は
一様に硬い表情のままだったという。


205 :本当にあった怖い名無し :2006/05/19(金) 15:36:09 ID:N2WsqHYW0
数日後、村の有力者の家に爺さんが遊びに行くと一番の別嬪になるといわれていた娘が
きれいな着物を着せられてご馳走を食べていた。
爺さんが料理をつまみ食いしようとするとその場にいた大人から厳しく叱責され、
爺さんの両親は泣きながら謝りに行ったそうだ。

また数日後、爺さんが父親と道を歩いていると大人でも入りそうな大きさの甕を
担いだ人足と宮司、それと先ほどの村の有力者が行列のようなものを組んで
火事のあった山のほうに進んでいった。
それ以来、娘さんの姿を見ることは無く、娘の両親も姿を消した。
大人に聞いても
「奉公に行った」
「行った先で気に入られて幸せに暮らしている」
と、言うような話しか聞けなかったらしい。

ちなみに爺さんはその娘が初恋だったらしいw

これでどんどはれ

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2006.06.27 | | Comments(3) | Trackback(0) | ■怪異

トッピッシャン

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161 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/05/15(月) 01:16:02 ID:2vTtIcn10
友人の話。

彼女の実家は山奥深い村だ。
今は廃村となってしまったが、そこで奇妙な物を幾度となく見たという。

大きな家や寺に出向いた時には、襖をちゃんと閉めるようにきつく言われていた。
襖や障子をうっかり開けたままにしておくと、何者かが閉めに来るから。
ピシャッ!、と背後で大きな音がして驚かされるのだそうだ。
戸をピシャリと閉めることからか、それはトッピッシャンと呼ばれていた。
これに出くわすと、風邪を引いたりして具合が悪くなるとも聞いた。

彼女も一度、トッピッシャンに遭遇したことがある。
音にも驚かされたが、同時に身震いするくらい体中が寒くなったらしい。
慌てて襖を引き開けてみると、廊下には誰も見えない。
ただ廊下の空気も、まるで真冬のように冷え切っていた。

ひどく気味が悪い思いをしたせいか、以後はきちんと戸を閉めるようになった
のだという。

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2006.06.26 | | Comments(0) | Trackback(0) | ■怪異

クビリの木

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160 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/05/15(月) 01:14:53 ID:2vTtIcn10
知り合いの話。

猟師をしていた祖父と、一緒に山に入っていた時に教えられたこと。

 どこにどんな木が生えているか、ざっとでいいから覚えておけ。
 見慣れない木がある時は近よるんじゃない。
 この山にはクビリの木というものがあって、これに捕まると首を括ってしまう。
 だから怪しい樹木、覚えのない樹木は、極力避けるようにな。

そう言われたのだという。

もっとも、木の区別がつく程の知識、俺には少しもないけどね。
頻繁に山に入ることはないけど、爺ちゃんにもっと話を聞いておけば良かったよ。
彼はどことなく寂しそうな顔をした。

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歌う橋

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159 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/05/15(月) 01:13:15 ID:2vTtIcn10
知り合いの話。

彼の実家の山村に、歌う橋があったのだという。
夜中にそこを通りがかると、橋の下から軽やかな歌声が聞こえてくるのだと。
彼自身はよくある怪談だと思っていて、まったく信じていなかった。

しかしある夜、彼も実際に歌声を聞いてしまった。
澄んだ女性の声が微かに聞こえてくる。
不思議なことに少しも怖くない。橋の下を覗いてみたが誰も居ない。

 坊やはどこかな? 坊やはどこ行った?

そういう呼び掛けを延々と、調子よく繰り返している。
変わった歌だなと思ったが別に害がある訳でもなく、橋を後にした。
その後も何度か、その歌を耳にしたという。

社会人になり村役場に就職した彼は、村の昔話を本にする仕事を手掛けた。
その時初めて、件の橋を造る際に人柱が使われたという話を知った。
人柱は女性だったらしいが、詳しい素性は伝わっていない。
・・・おそらく坊やが居たんだろうな。そう思った。

現在その付近には護岸工事が成されて、橋も新しく架け替えられた。
コンクリート製の新しい橋は、歌わなくなったと聞かされている。

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154 :全裸隊 ◆CH99uyNUDE :2006/05/14(日) 08:26:48 ID:4AaT4Lk20
落ちた。
と言っても、ほんの3メートルほど。
濃い色の瀬まで一瞬だった。
こもった水音と泡が満たす水中で、もがいた。
充分な水深はあったが、上下は分からなかった。
ザックの浮力で浮き上がると、頭では分かっていたが、
それをじっと待てるほど、冷静でもなかった。

水を大きく掻いた手から、抵抗が抜けた。
伸ばした手、肘から先が水面に出たらしい。
次いで、顔に空気を感じた。
口と鼻が空気を求め、少しの水と大量の空気が
胸に流れ込み、咳き込んだ。
目を開いた。

明るい光景が、はるか頭上に広がっていた。
田んぼと、村の鎮守様でも置かれていそうな、こんもりした山。
田んぼに張られた水は、青い。
稲は明るい緑色。
無様に落ち、水面に顔を出して頭上に見えたのが、それだ。
どれだけ驚いた顔をしているだろう。

俺の動きが止まった。
背中のザックに、水中へ引き込まれる力を感じた。
同時に、水面から引き出されるような力も。
頭上に見えている光景が、実は眼下にある。
不意に、そう気付いた。
はるか下の田んぼまで、落ちようとしている。
空中にぽっかり浮かんだ、大きな水の塊の中に俺は居る。



155 :全裸隊 ◆CH99uyNUDE :2006/05/14(日) 08:29:37 ID:4AaT4Lk20
数メートル先の水面が弾け、水着姿の子供が空中に
投げ出された。
声はなく、たちまちその姿は小さくなり、はるか下の田んぼに
綺麗な丸い波紋が広がった。

背中のザックに引かれるまま、俺は水に潜った。
すぐ顔に空気を感じ、ザックの肩紐を乱暴に掴まれ、地面に
放り出された。
頬を激しく叩かれ、目を開くと、友人の顔があった。
一分以上も沈んだままだったという。

子供が落ち、波紋を広げた田んぼ。
もし、俺がもっと高いところから落ちていたら、一気に水を
突き抜け、俺も田んぼに波紋を作っていたかもしれない。

翌日、山で飛び込み遊びをしていて行方不明になった
子供の記事を新聞に見つけた。

俺が居た所から、数百キロも離れていた。
どこかの田んぼで、子供の死体が発見されたという記事は、なかった

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2006.06.26 | | Comments(2) | Trackback(0) | ■怪異

義兄の話

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135 :義兄の話~1/4:2006/05/11(木) 23:12:15 ID:NXBfz4Ni0
この前のG.W.に、姉のダンナ(42歳)がこんな話をしてくれました。

おれ、高校入って、山岳部に入ったのね。
入部してすぐ、張り切って高い登山靴を買ったんだよ、セミオーダーのちゃんとした奴。
たしか、5万ぐらい出したんじゃなかったっけな。もう二十五年も昔の話。
だがオレの思惑とはかけ離れて、顧問がけっこう厳しく、毎日々々筋トレやらされるし、
上下関係が異常に厳しい、封建的な「運動部」だったのに嫌気がさし、夏休み前に退部。面目無い。
そのときはもう二度と山登りなんてしないと思ったし、
まあ、小金持のおぼっちゃまだったしなw、良く言えば物惜しみしないたちだったので
新品同様の靴は同級生の、おとなしい真面目な奴に進呈することにした。
幸いサイズはぴったりだった。そいつは凄く喜んでくれて、一生忘れないと言った。
奴は恐縮して、高価なものなので貰うんじゃなく借りるって形にしたいって言ってた気もする。
その辺はよく憶えていない。ただ、おれ自身が
「おれにとってはもう必要の無い靴だからさ。おまえが履いてくれれば靴も喜ぶよ。」
なんて言ったことは良く憶えてる。自分に酔ってたんだなw


136 :義兄の話~2/4:2006/05/11(木) 23:13:41 ID:NXBfz4Ni0
彼はその後大学に進学してからも、就職してからもずっと山を続けていた。
律儀な奴で毎年年賀状をくれて、今夏は穂高に行った、この冬は北岳に…とマメに知らせてくれたが、
いつ頃からか、それがこなくなった。
こっちは返事も出しゃしないし、おれも結婚して転居したし、さして気にも留めなかった。
だが、やがて人づてに、彼が死んだと聞いた。癌だったそうだ。38歳の時。
深い付き合いは無かったし、いわば要らない靴を引き取ってもらった事がある、程度の仲だったしな。
若いのに癌なんて気の毒だな、程度の感慨しか浮かばなかった。
賀状が来なくなってたのも、実は亡くなったって話を聞いて初めて気がついた位だし。
で、彼の事はそれきり忘れてた。


137 :義兄の話~3/4:2006/05/11(木) 23:15:13 ID:NXBfz4Ni0
ところが去年の暮れ、物置を建て替えるからと言われてさ。
めんどくさいけど実家の荷物の整理をしに帰った。
そしたら、あるんだよ。例の登山靴が。
もう、履き込まれて黒光りしてるのが、おれんちの物置の棚に。
ぎょっとして、慌てておふくろに訊いたら
「ああ、それ。幽霊みたいにやつれたひとが返しに来たよ。ずっと借りててすみませんて。」
って言うんだよ。おれはマジでゾッとした。
「…それ、いつの話?」「えーっと。たしか去年かなぁ。」
バカヤロォ、それじゃあ本物の幽霊じゃねえか!って大騒ぎになった。
いや、たぶん、おふくろの勘違いで、
亡くなる前にわざわざ来てくれたんだろうけどね。


138 :義兄の話~4/4:2006/05/11(木) 23:16:25 ID:NXBfz4Ni0
実はホントに、亡くなってから返しに来てくれたのかも知れない。
それは判らないよ。だって今となっては確かめようがないからね…。
でも、生身だろうが幽霊だろうが、どのみちクソ真面目っていうか、トンチンカンな奴だよな。
あんな使い込んだ登山靴、今更返されてもどうすりゃいいんじゃ!って感じだよw
でも、奴は奴で、ずっと「借りている」つもりで恩義を感じて、気にしてたんだろうね。
思うんだが、そんな律儀でクソ真面目な奴には、今の世間ってのはちょっと辛いんじゃないかな。
おれみたいに、適当にチャランポランじゃないと世の中上手く渉っていけないよなw
ある意味、早く神様に召されて幸せだったかも知れない…。まあ、勝手な言い草だよな。
え?その靴?あるよ、まだ実家に。おまえ山歩きするんだったら、やるよ。使えよ。
…ははは、うそうそ。お寺に納めて、供養してもらった。
またあの世で奴が履いてるだろ。

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2006.06.26 | | Comments(3) | Trackback(0) | ■怪異

三四郎

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111 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/05/09(火) 23:56:40 ID:95eCRXCp0
友人の話。

幼少時に里山で遊んでいた時のこと。
野中の小道を走っていると、ガシッと見えない何かに身体を掴まれた。
幾つもの掌に、手足や肩を握られているよう。まったく身動きが取れない。
藻掻いていると、いきなり誰かの掛け声が聞こえた。

 へやっ!

次の瞬間、彼の身体はくるりと一回転をして、地べたに叩き付けられていた。
痛みと衝撃で、しばらく身動きできなかったという。

翌日学校でこの話をすると、皆がしたり顔で頷いた。
「あぁ、あそこって“三四郎”がいるからねぇ」
どうやら子供の世界では、そこそこ有名な存在だったらしい。
どいつもこいつも見境無く、しかし見事に投げ飛ばすので、いつの間にか
“三四郎”と呼ばれるようになったのだとか。
「大人は出会ったてないらしいから、奴も子供なんじゃないの?」
そうも噂されていたそうだ。

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2006.06.26 | | Comments(2) | Trackback(0) | ■怪異

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110 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/05/09(火) 23:55:08 ID:95eCRXCp0
知り合いの話。

峠道でいきなり土砂降りの雨に出くわし、近くのバス停に逃げ込んだ。
屋根はかなり狭かったが、まぁ何とかそれ以上濡れるのは避けられた。
すぐ横に先客がいた。身体を拭いながら話し掛ける。

こんな大雨は本当に鬱陶しいねぇ、と振ると次のような応えが返ってきた。
「・・・雨は好き・・・独りきりじゃなくなることが多いから・・・」
そこまで聞き取ると、横の存在感がふっと消えた。

気がつくとザアザア降りの雨の中、一人バス停で立ち尽くしていたという。
先客の顔も服装も、まったく思い出せない。

雨が止むまでホント落ち着かなかったよ。でも逃げ出すのも悪い気がしてなぁ。
そう彼はぼやいていた。

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2006.06.26 | | Comments(0) | Trackback(0) | ■怪異

廃屋探検

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109 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/05/09(火) 23:53:30 ID:95eCRXCp0
友人の話。

小学生の頃、仲間数人で山中の廃屋探検に出かけたという。
子供らの間では有名な幽霊屋敷で、不気味な噂が幾つもあった。
侵入してからわかったのだが、普通の屋敷ではなく、どうも何か儀式を行う
道具の保管場所でもあったらしい。
破れ放題ではあるが、それなりに立派そうな物が無造作に転がされている。
捨て置かれたのか、そのまま忘れ去られたか。

喜んでお宝を漁っているうち、いきなり「痛っ!」と叫んだ者がいた。
見れば、瓶の中に手を突っ込んだ仲間がヒィヒィと泣いている。
中でどうかしたのか、とにかく一人では抜けない様子だ。
慌てて皆で協力し、何とか瓶から手を引っこ抜くことが出来た。

泣いている子供の手には、深い歯型がついていた。血が滲んでいる。
どうにも人の歯型に見えた。鳥肌が立ったという。

一人気が強いのがいて、そいつがエイッ!と件の瓶を叩き割った。
中からコロンと転がり出たのは、白い狐の面一つだけ。
口元が赤い汁で汚れていた。
誰かが「うわぁっ!!」と叫び、皆必死に逃げ出したのだという。

それからしばらく経つと、その廃屋は『狐屋敷』と呼ばれ始めた。
彼らの探検談が、いつの間にか広まっていたらしい。
「でもね“○○が狐に喰われた!”とかさ、物騒な尾鰭が付きまくっていたよ」
彼はそう笑いながら、この話をしてくれた。

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2006.06.26 | | Comments(0) | Trackback(0) | ■怪異

ふしだら

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77 :本当にあった怖い名無し :2006/05/07(日) 03:49:27 ID:+HgHlLmEO
[大台ヶ原]
何度もバイクでチャレンジしたが、雷雨やらで辿り着けない。
雨宿りしながら写真を撮ったら、
まん丸の大きな光が幾つも連なる様に並んでいるのが映った。
気味が悪いから、写真を霊能者?に見てもらったら、山が拒んでると。
ふしだらな人間だから、山が進入できないように拒んでると。






ふしだらじゃないやい(´・ω・`)

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2006.06.26 | | Comments(4) | Trackback(0) | ■怪異

ガチガチ

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72 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/05/07(日) 00:57:37 ID:03dKBXwI0
先輩の話。

一人であるキャンプ場に泊まった時のこと。
暗いうちから起き出して出立準備をしている最中、おかしな事に気がついた。
洗った食器をパッキングしていると、明らかに前の晩には無かった傷がある。

樹脂製の食器とスプーンに、びっしりと歯形が付いていた。
力一杯、ガチガチと噛んだ痕が。

ここ、昔に何かあったのかな。そう思いはしたが、調べることはしなかった。
彼はそれ以来、そのキャンプ場を使用しないようにしている。

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2006.06.26 | | Comments(1) | Trackback(0) | ■怪異

海豚

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71 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/05/07(日) 00:56:17 ID:03dKBXwI0
友人の話。

大学生の頃、心霊スポットとして有名なダムに、夜一人で出かけたという。
確とした理由はない。強いて言えば、若気の至りだったらしい。

車を停めて、ダムの周りをぐるり一周する側道を歩き出した。
月明かりを頼りに、明かりも持たずに歩を進める。
暗い道をのってりのってり歩いていると、突然背後から大きな水音がした。
まるで大きな石を投げ込んだかのような。
ギョッとして立ち止まるが、闇の中には何も見えない。

と、今度は彼の前方から水音がする。
あまり間を置かずに、次はまた後方から水の音。

 怖いものは考えるな。怖くないものを想像するんだ。
 海豚、そう海豚だ。海豚が俺の横で、前後にくり返しジャンプしているんだ。

そう自分に言い聞かせ、怖くない怖くないと呟きながら歩き切った。
ザッパーンという水音は、途切れずにテンポ良く続いている。
駐車場への道に出て小走りになった彼の後ろから、鳴き声が浴びせられた。
何とも表現の仕様がない奇怪な声だったという。

 海豚じゃなかったよ、やっぱり。

怖れたような、しかしどこかしら残念そうな顔で彼は言った。

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2006.06.26 | | Comments(0) | Trackback(0) | ■怪異

モッケ

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70 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/05/07(日) 00:52:59 ID:03dKBXwI0
知り合いの話。

子供の頃、実家の山でおかしな物を見たという。
棚田の側で遊んでいると、目の前の畦道で何かのたうっていた。
大きくて太目の蛇だった。青大将だろうか。
逃れようと必死でもがくが、奮闘空しくズルズルと田の中に引き込まれていく。

何が蛇を襲っているんだろうと、移動して正面から覗き込んでみた。
稲が作る列の間に、大きな頭が見えた。蛙だ、しかし生半可な大きさではない。
パクッパクッと口を開け閉めする度、確実に蛇体を呑み込んでいく。
あっという間に蛇を腹に納めると、蛙は泥の中に沈んだ。
思わず落ちていた棒で辺りの泥を探ったが、何も手当たりがない。
あれだけの巨体、見逃す筈はないのに。

夕食時、お祖父さんに見たことを話すと次のように教えてくれた。

 儂らはタオヤジって呼んどるな。言わばあそこの主みたいなモンだよ。
 うん? いンや、神様ってほどありがたいモンでもないな。
 まぁ精々がモッケ(妖怪)ってところかの。

それからも度々そこに行ったが、再びタオヤジを見ることはなかったそうだ。

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2006.06.26 | | Comments(4) | Trackback(0) | ■怪異

生き物

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59 :本当にあった怖い名無し :2006/05/05(金) 08:13:48 ID:pqftwR/K0
昨日夕張山地を真夜中に走って目撃したもの。
さすがに春だけあって、狐とかたぬきとかが道路わきで車のライトに目を光らせていた。

が、残雪の上に子猫くらいの大きさで歩き方も子猫、真っ白で耳の長い生き物がとことこ歩いていた。
耳の長さはうさぎなんだけど左右に耳が垂れていて、歩き方が猫。
ウサギは蛙みたいな歩き方(跳ね方?)をするのでウサギではない。
捨てられた子猫?目の錯覚で耳が長く見えたのかな?と思って次のカーブを曲がると
こんどはそれが柴犬くらいの大きさになって左脇の雪の上を楽しそうにダッシュしていた。

1日に800キロも走ったから、疲れてるのかな…と思いあまり深くは考えなかったが
さいごにはそれが虎くらいの大きさになって半ば透き通って大きな岩からシュタン!と降りていた。
全然怖くはなく、何か不思議なものを見たなと思ったのですが
誰か同じようなものをみた人はいませんか?目の錯覚かもしれませんが。

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2006.06.26 | | Comments(1) | Trackback(0) | ■怪異

人影

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55 :本当にあった怖い名無し :2006/05/04(木) 13:55:48 ID:J5FcD9v50

先日、首都圏近郊の温泉に向かうため妻を乗せて車を運転していました。

時間と共に走りなれた郊外の幹線道路から、次第に山間部の曲がりくねった、
ブラインドカーブの続く道へと景色が移り変わります。

排気量のけして多きくは無い愛車をなんとかけしかけて、
幾重にも続くカーブを走りぬけ、あるカーブを抜けた時、
斜面の影から車道のほぼ真ん中を歩く人影が躍り出ました。

「!!」とっさにハンドルを切り、フルブレーキで交わすと、
その先に横転した軽自動車とそれと衝突したと思われる
RV車が道を塞ぐ形で停まっていました。

もしその人影が無ければ、日中とはいえ、
自分の車が多重事故の当事者となっていたかもしれません。

ひとつ不思議なのは、妻は起きて私と会話していたにも
かかわらず、その人影を見ていないというのです。
妻は、当初なぜブラインドカーブの先の事故現場を事前に
察知できたのか不思議だったそうでしたが、人影の話をすると
顔色が変わり急に黙ってしまいました。

反対側から来た数台の車の搭乗者が、警察と消防に
連絡をとっている事を確認すると、道を先に進めましたが、
正直、温泉を満喫するような気分は吹き飛んでしまいました。
あれはなんだったのか・・・。

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2006.06.26 | | Comments(0) | Trackback(0) | ■怪異

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