∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part44∧∧
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189 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/06/19(金) 20:14:33 ID:RPxTjxzl0
知り合いの話。
彼はかつて漢方薬の買い付けの為、中国の奥地に入り込んでいたことがあるという。
その時に何度か不思議なことを見聞きしたらしい。
「とある山邑でですね、『葬儀がおこなわれるからお前も来い』って誘われたんです。
それもただの葬儀じゃないそうで。
神様の葬儀なんだと言われまして。
余所者の私が顔を出しても良いのかって聞くと、余所者だからこそ是非出てくれと。
変わった所だなぁと思いましたよ。
結構その辺りの山地民族って、排他的なところが多かったから」
折角だからと参加してみた。
導かれた先は、何か石碑のような物が立てられた、山奥の空き地だったという。
邑人たちが車座になって碑を囲んでいる。
程なくして儀式が始まった。
着飾って勿体つけた様子の男が、木鍬で碑の前を掘り起こし始める。
この男性が責任者だったのか、他の者らは手伝うことなどせずに、ただ低い読経のような声を上げて地に穴が穿たれるのを見つめていたという。
やがて、男は鍬を放り出して、穴底に身を屈めた。
何か目当ての物を掘り出したらしい。
うやうやしく手中に収めると、それを皆に見えるよう頭上に掲げた。
酷く汚れていたが、間違いなく人間の頭蓋骨だった。
190 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/06/19(金) 20:15:35 ID:RPxTjxzl0
男性は穴から出ると骨を丁寧に拭い、用意していた水で洗い始めた。
綺麗になったところで、もう一度高く掲げ、頭を垂れる。
その場にいた皆が頭を下げたので、彼もそれに合わせて一礼した。
男は再び穴に戻り、頭蓋骨を底に収めた。
男が穴から出ると今度は皆が土を掛け始め、空き地は間もなく最初の状態に戻されたのだという。
葬儀はそこで終わったようで、その後は邑に戻り、宴会が始まったそうだ。
「後で詳しい人に聞いた話ですが、あれは二度葬っていう習慣なんだそうです。
一度土葬してから数年時間をおいて、もう一度掘り起こして骨を綺麗にしてから埋葬し直す・・・そんな葬儀なのだとか。
あの邑の一般人は普通の土葬でしたが、神様だけが二度葬にされているみたいで。
恐らく、神とされた骸自体が御神体のような感じなのかもしれませんね。
私が目にしたのは、神様の丁度二回目の埋葬だったのでしょう」
「ただ何と言いますか。
ちょっと気になるのが、あの邑の神様についてなんですが。
聞いたところ、あそこって客人神信仰があるみたいなんですよ。
日本でいうエビス信仰みたいな、共同体の外から来た物を神様に据えるっていうヤツですね。
で、二度目の葬儀が終わるとしばらくして、新しい神様と入れ替わるんだとか。
そうやって二度葬の周期で、神様がグルグルと代替わりしている訳です」
191 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/06/19(金) 20:16:33 ID:RPxTjxzl0
「私、邑を発つ時に言われたんですよ。
『今度来るなら○年後に来てくれ』って。
『あんたなら良い神様になれそうだ』って。
見送ってくれた邑の人達皆が、実に良い笑顔でそう言ってくれました」
行ったんですか? 私のその問いに答えて曰く、
「とんでもない、とても行ける筈ないじゃないですか。
うっかり神様にされてしまったらとても困ります」
そりゃそうですよねぇと返した時、はたと気が付いた。続けてこう質問する。
そう都合良く、神様の入れ替え周期で客人が死ぬものでしょうか?
「追求しない方がいいですよ。
聞いてる限り、あそこで神が途切れたことは無いそうですし。
住人はそれが当然だと思っているし。
信仰っていうのは本当に怖いですよ」
彼は首を振りながらそう言った。
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2009.06.22 |
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169 :本当にあった怖い名無し:2009/06/18(木) 21:51:19 ID:yUFzg3Ds0
ちょっと昔の話
追手に追われる源義経の家臣たちはさんざんに彷徨って、とある宿場町の片隅で隠れるようにして身体を休めていた
そんな彼らの耳に主君である義経の死が伝えられた
絶望した彼らは川の近くで静かに命を絶った
宿場町の人たちは彼らを丁重に葬り、そこに塚を築くと「小山塚」と呼び、大切に祀ってきた
ところが今から5年ほど前、小山塚の横を通る国道をまっすぐにする事業が持ち上がった
まっすぐにするためには小山塚を潰さねばならなかった
反対する人たちもいたが、ほとんどの人は気にもしなかった
そして工事が始まり小山塚は潰され、塚と道路に挟まれていた家は塚の上に建てなおされた
それから1年もしないうちに、そこの家の母親が子供を殺して自殺した
同じように移動した隣の家も事業に失敗して夜逃げし、人毛の無くなった家からなぜか小火が起きた
そうしているうちに国道の立て直しの話は流れた
結局今そこは駐車場になっており、そこの片隅に新しい塚が祀られている
2009.06.22 |
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168 :本当にあった怖い名無し:2009/06/18(木) 21:35:52 ID:yUFzg3Ds0
ちょっと昔の話
とあるちいさな岩山に住みついた修行僧がまさに命を賭けるかのように岩を削り日々観音像を造り続けていた
やがて壁一面を観音さまが覆うようになると、男は倒れそのまま死んだ
その死に顔は焦燥していたが、とても満足げであったという
それからしばらくして、ヘマをしたとある偉いさんが流されてきた
その男は観音を大層ありがたがり、朝夕祈っていたという
ある夜、夢に観音さまが出てきて災いがくると告げた
それを信じた男は家臣たちをつれ、岩山へと避難してきた
とたんに大地震が起こり、男の住んでいたあたりは波にのまれてしまったという
男は観音さまに感謝をこめて、岩山の頂上に観音像を造らせた
観音像は今も町の人々に観音さんと親しみをこめて呼ばれ、大切にされている
2009.06.22 |
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166 :本当にあった怖い名無し:2009/06/18(木) 21:08:10 ID:yUFzg3Ds0
ちょっと昔の話
ある山をはさんで二つの村があった
山の神様は毎年正月になると、ふたつの村に挨拶に行っていたが
歳なこともあり、一日のうちに山のあちらとこちらを行ったり来たりするのが辛くなってきた
すると、南の村の人が言った
「うちんとこは後でもいいでのん、先にあっちん村へ挨拶に行って来りん
ほだら、いつきてもいいように用意しとくで、こっちにゃ好きな時に来やええ」
それ以来、南の村には一年中締め縄が飾られるようになったとさ
2009.06.22 |
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136 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/06/17(水) 18:45:59 ID:ZCj3nYDL0
知り合いの話。
山奥で測量をしていると、大きな屋敷に出くわした。
何でこんな場所にこんな建物があるんだ?
不思議に思って見ている内に、何故か無性に中に入りたくなった。
「御免下さい」と声を掛けたが、誰も居る気配は感じられない。
よく見ると其処彼処が少し傷んでいるようだ。廃屋なのかな?
土足も躊躇われたので、靴を脱いで揃えると、家の中を歩き始めた。
手近な障子を開けてみる。
大きな和室だ。二十畳近くもあるだろうか。
部屋の中央には黒い長机が置かれていて、上には膳の用意がしてあった。
十人分に近い数。湯気が見て取れる。
慌てて玄関に駆け戻ると「失礼しました!」と中に叫んでから飛び出した。
事務所に帰って落ち着いて考えてみると、どうにも腑に落ちない。
あんな獣道もないような山奥に人が住んでいるなんて、聞いたことがない。
屋敷内も汚れてこそないが少し荒れていて、人の住んでいる感じもしなかった。
でも、食事は暖かかったんだよなぁ。
137 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/06/17(水) 18:46:55 ID:ZCj3nYDL0
同僚にこの話をしていたところ、一番古参の者が驚いた顔をした。
「お前“御屋敷”を見つけたのか?
食事が用意されていたんだな? 手付かずで?
・・・良かったなぁ。
タイミングがずれてたら、膳の上に並べられていたのはお前だったぞ」
詳しく聞いてみると、こんなことを教えてくれた。
「あの山奥に住んでる主一族の家らしくてな。
ただ単に“御屋敷”とだけ呼ばれてるよ。
皿の上に料理があれば無事に出られるが、何もなかったら大事だ。
一旦は無事に帰れるそうだが、その夜のうちに消えて居なくなるんだと。
主にさらわれて料理されてしまうって話だ」
「まぁ、俺も爺さんに聞かされた話しだし、爺さんもそのまた爺さんに聞かされたって言ってたからな。
この辺りに伝わる昔話みたいなもんだと思ってた。
・・・本当に出くわす奴がいるとはなぁ・・・」
後日、別の同僚がそこの現場に行ってみた。
知り合いが見つけた屋敷など、どこにも見つからなかったという。
2009.06.22 |
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102 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/06/15(月) 20:57:48 ID:CtfapK6h0
知り合いの話。
彼の祖父はかつて猟師をしていたという。
遊びに行った折に、色々と興味深い話を聞かせてくれた。
「山の奥でよ、でっかい屋敷に行き着いたって奴が居たんだと。
そんな深い奥にそんな物がある訳は無いんだが、実際に見付けたんだから仕方ねえ。
でも何故か悪い感じはしなかったらしくてよ。
そいつは中にずんずんと進んで入ったって言うんだ」
「客間みたいな部屋に入り込むと、部屋の中央に小さな物が置いてあった。
掌に隠れるほどの笛だったそうだよ。
吹くと小鳥の声がして獲物を呼び寄せる、そんな代物だ。
何故か理由はわからんが、自分への贈り物だと理解出来たんだと。
喜んで持って帰ったらしい。
十二様(山の神)の授かり物だってな」
「これを吹くと、必ず立派な獲物が取れたって話だ。
雉は勿論のこと、鳥に限らずヨツ(獣)まで簡単に手に入ったんだと。
話を聞いた連れが羨ましがってよ、貸してくれってねだったんだが、するとこいつが奇妙なことを話しやがった」
「こいつ曰く、
『この笛は俺が十二様から頂いた物だ。
ほいほいと他の人に貸しちまったら、俺に罰が当たるかもしれん。
それに、これを使えるのは日に一度だけなんだ。
理由はわからねえ。
でも、それ以上使っちゃなんねえって、それだけはわかるんだ』
だから貸したくねえって言うんだな」
103 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/06/15(月) 20:59:27 ID:CtfapK6h0
「しかし、この連れは性質が悪い奴だったみたいでな。
何だかんだ煽てて強請って、無理矢理取り上げるような形で持って行っちまった。
その夕方に、山ほど獲物を持ち帰ってよ。
『こりゃぁ具合がええ。しばらく借りとくわ』ってニヤニヤ笑ってた」
「貸した奴は青い顔してよ。
『お前、絶対に罰当たるぞ。もう俺は関係ねえ。笛はお前が責任取って持ってろ』
って泣きそうになりながら吐き捨てた。
連れの奴は嫌な笑いを浮かべてよ。
『おう、そんなら貰うわい』って嬉しそうに家に帰ったんだ」
「そうしたらよ、その日の夜、その連れの家で騒ぎがあったっていうんだ。
皆が寝静まった夜中に、バタバタと大きな音がしてよ。
人の叫び声も聞こえたって話だ。
事情を知ってる村の連中は、誰も近よらなかったって。
翌朝恐る恐る覗いてみると、そいつの姿はおろか、そいつのおっ母もいなくなっていたらしい。
不思議なことに、昨夜あれだけ音がしたっていうのに、家の中は綺麗に片付いていたってよ。まるで何もなかったかのように。
あぁ、結局そのまんまで、二度と帰ってはこなんだとさ」
「笛を取られた方も恐れちまって、それ以降山に入ることはなかったって話だ。
まぁ、分をわきまえない輩は、それなりの目に遭うってことだな。
人ってやつは取って食らうだけじゃない。
取って食われることもあるんだってことは、忘れちゃならねえよ」
祖父さんはしみじみとそう言った。
2009.06.22 |
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子供の頃の不思議体験 4
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634 :本当にあった怖い名無し:2009/06/20(土) 01:18:33 ID:KbI+Ylpq0
じゃあ自分の体験談を。
物心つくかつない頃、夜10時前後に起きていたら必ずあらぬ方向を指差して
「いる!いる!あああああああ」
って泣き騒いでて、親が気味悪がってた。
それから数年後ぴったり言わなくなったらしい。
やっぱ幼年期って何か見える子が多いのかも。
635 :634:2009/06/20(土) 01:29:09 ID:KbI+Ylpq0
それ以降は、2度だけ不思議な体験があった。
1つ目は、高校時代に1ヶ月前に病死した兄貴の声を聞いた。
仲が良かったからショックで行きたくない学校から帰るとドロのように眠っていた。
ちょうどその横になってた時に目の前に兄貴の愛用していた古い筆箱があって、
『何で逝っちまったんだろう』と思ってたら嫌な予感がして金縛りに。
当時はなぜか金縛りが頻繁にあって、『めんどくせえ』と思うくらいになっていた。
そしたら2回自分の名前を呼ぶ声がして、兄貴の声だと分った。
何を言うかと思ったら、「早く寝ろ」だってw
636 :634:2009/06/20(土) 01:32:57 ID:KbI+Ylpq0
金縛りが解けた瞬間、すげえ感動したけど、落ち着いて振り返ってみると『もっと何か話して欲しかったなあ』と。
時計見たらまだ10時だったし。
でも、死後の世界はあると確信している。
ただ、これは俺の想像だが、あっちも結構色々と忙しい世界なんじゃないかと思う。
2つ目は今度また書きに来ます。
2009.06.22 |
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子供の頃の不思議体験 4
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610 :本当にあった怖い名無し :2009/06/16(火) 10:02:29 ID:UMQexscW0
私が14歳で 弟が2歳半過ぎの時
弟にお母さんのおなかの中にいる時はどうだったか聞いてみた。
「あったかくて いつも寝る ねえたん歌ってて 踊るの~」
確かにお母さんが妊娠中はお腹にさわったり、童謡を歌ったりしていた。
その時にお母さんは「動いてる~」って喜んでた気がする。
まさか弟が覚えてるとは思わんかったから、びっくりした体験
2009.06.22 |
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子供の頃の不思議体験 4
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609 :本当にあった怖い名無し :2009/06/16(火) 09:06:51 ID:rcvG6sWVO
知人(Yさん)が中学の頃、部屋が狭かった為、Yさんは押入れの上の段で寝ていた。
ある日の夜、ふと目を開けたら、スッスッと音がして、布団に自分の身体の線に添って足跡の形が着いている(身体に添って何かが歩いている状態)
Yさんは身体が固まって動けないでいると足元でピタッととまったのでYさんは緊張の糸が切れて意識を失ってしまった。
朝になって母親に起こされ「何かあったの!?」と聞かれたので見てみると、布団とタオルケットにびっしりと沢山の小さい足跡の形が残っていた。(家には幼児はいない)
母親が寺に相談に行く為、記録として写真に残したのを見せて貰ったけど、頭の周りに小さい足跡が沢山あって気味悪かったなぁ…。
2009.06.22 |
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ほんのりと怖い話スレ その57
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415 :本当にあった怖い名無し:2009/06/22(月) 02:58:38 ID:8JFUrorU0
ちょっと長い。実話
某笑顔動画の生放送で怖い話がやってた
興味あったんで、タイトルクリックして入室した途端、隣の部屋に続く襖がバンバン叩かれた(隣の部屋はもちろん無人)
ビビったんだが、何で襖バンバンされたのかイミフすぎてちょっとの間(゚д゚)ポカーン
まぁ良いか…と思い生放送に意識を向けると、どうやら怖い話の一つが丁度終わったトコだったらしい
コメントや生主の発言から察するに、所謂『その話を聞くと聞いた人の所にも霊が出てくるよ』系の話だったみたい
自分怖い話は大好きなんだが、そういう実害のある話は怖いんで聞かなくて良かったとホッとしてた
怖い話は進み、次の枠も取ろうという話になった(生放送は30分で強制的に打ち切られるので話が続く場合は次枠に行く)
次の枠が取れるまで10~15分くらいかかったと思う
やっと放送が始まりwktkしてたら、さっき同じ放送を聞いてた人から「枠取り待ってる間に扉叩かれる現象が起きた」と報告が。
そこからリスナー、生主含め放送内がプチパニックになったが、その話聞いてない私は(`Д´≡`Д´)??
どうやらさっきの私が聞き損ねた実害のある怖い話は、その話(霊の名前?)を聞いた人の所に霊が扉をバンバン叩きに来るっていう内容だったらしい
生主が途中で入ってきた人のために全部説明してくれた
(有名な話らしいが名前もタイトルも忘れたスマン)
そこでやっと何でさっき襖バンバン叩かれたのか分かった
あーなるほどね、だからかー って納得したんだけど、話も聞いてないのにバンバンされてカナシス。自分はギリギリ大丈夫だったのに…
幽霊さん迅速な対応すぎ
2009.06.22 |
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ほんのりと怖い話スレ その57
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398 :本当にあった怖い名無し:2009/06/20(土) 21:09:58 ID:cd525VTl0
友「おいwwwすげーのみつけたぞwwwwww」
俺「なんだよ」
友「あのなwww鏡wwww俺が右手上げると鏡の中の俺も右手上げんのwwwwww」
俺「・・・? 当たり前だろ、鏡なんだから」
友「ちがうってwww鏡ならさ、右手上げたら見た目は左手が上がるはずじゃんwww」
俺「あ・・・そうか、そうだな。でもウソくせー、案内しろよ」
なんだかんだで鏡の前。
友「見てろよ?wwww ほれwww・・・あれ」
俺「普通じゃん」
友「あれ・・・おかしいな。昨日見たときゃ反対の手(つまり、正しい右手)が」
俺「なってねーだろが。まったく・・・ん、昨日って日曜だろ」
友「ああ、ヒマだからガッコ侵入してた。 ・・・おかしいな」
俺「いつごろ?」
友「ああ、夜の1時かその辺。・・・よっと。 あれー?」
鏡の怪に突っ込むべきか友人がその時間になんで無人の校舎に独りいたのか突っ込むべきか・・・。
2009.06.22 |
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ほんのりと怖い話スレ その57
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369 :本当にあった怖い名無し:2009/06/18(木) 15:54:42 ID:OkaoE+E4O
自分、小さい頃に「神童」とか言われてた。
年齢にしては賢いとかいう理由でそういう風に言われた事のある人は結構いるみたいだが、
私の場合は地域の老人に軽く神扱いされてたらしい。
祖母や親いわく
・時々魂が抜けたようにボーっとしたかと思ったら、誰かがもう死ぬとか怪我・病気、天候の予言を口走る。(そして全部当たる)
・ある時突然いなくなり、探したら神社の賽銭箱の後ろで寝てた。当時の私は「呼ばれた」と話したらしい。
・失せ物がどこにあるか言い当てた。
その人の家に入った事も無いのに「居間の隣の部屋の箪笥の裏に落ちてる」とか言ったらしい。
一番不思議なのが、五歳位まで続いたという、自分のそんな言動挙動を一切覚えていない事。
小さい頃の記憶はある(家族で動物園行ったとか、仲良しだった子と遊んだ事とか)が、予言したとかいう記憶は全く無い。
祖母や親が私を騙してんじゃないかと思うのだが、今でも帰省すると
私に手合わせにくる爺さま婆さまがいたりして、ちょっと複雑な気分。
2009.06.22 |
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車に関わる怖い話
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218 :1/3:2009/06/21(日) 11:46:58 ID:kiANf7YrO
ひどい雨の日、会社から徒歩で帰宅していたらすぐ横に車が止まった。
運転席に同じ部署の先輩のKさん。
「家まで送るよ、乗ってく?」
しかし、すでに助手席に女性、後部座席にも一人、Kさんの車は2ドア。
家まで徒歩で10分もかからない距離なので、断った。
Kさんの車が走り出した時、助手席の女が私の方を向いた。
眼球が無かった。骸骨のような、ぽっかり空いた目。
私は急いで自分の一人暮らしのアパートに帰ったが、その日夢を見た。
誰かが玄関のドアを激しく叩いている。私は眠くて体が動かず、起きれない。
その夢を繰り返し見た。夢は繰り返しながらも徐々に変わっていった。
私は寝ていて、誰かがドアを開けて入ってくる夢、誰かが私の部屋を歩き回る夢。
その夢を見るのが嫌で、金曜と土曜の夜は電車で50分の彼氏の家に泊まった。
ある日起きているときにドアを叩かれた。
怯えながらふとベランダの方を見ると、助手席の女が窓にべったりと張りついて私を見ていた。
私は自分の叫び声で目を覚ました。夢だった。
今日は金曜、彼の家に泊まればいいと自分を励ましながら出勤した。
219 :2/3:2009/06/21(日) 11:48:17 ID:kiANf7YrO
出勤中、Kさんの車が私を追い越した。助手席に女がいた。後部座席にはいなかった。
昼休み、私はKさんと幼なじみで同僚のMさんに相談した。
「助手席の女、有名だよ。Kさん気にしてないし、本人は見たことない。」
MさんはKさんに私が女を見たことを話しに行った。
Kさんは「見てる人いっぱいいる。何もないから安心して。」と私に言った。
二人は笑い話のように女の話をしていた。夢の話はできなかった。
その日、仕事を定時で終え、家路を急いだ。
後ろから軽くクラクションの音。振り向くとKさんの車。
通り過ぎるとき、助手席と後部座席の女が私を見ていた…。
220 :3/3:2009/06/21(日) 11:49:45 ID:kiANf7YrO
恐ろしくて、彼氏に電話した。彼は、車で迎えに行くと言ってくれた。
私は彼が迎えに来るまで2時間、人の多いショッピングセンターの中で待った。
彼のアパートの近くには小さな神社がある。
効果はないかもしれないけど、二人でお参りをした。
日曜の朝、Mさんからメールが来た。Kさんが土曜に事故に遭ったという。
Mさんに電話して詳しく聞いた。
Kさんは弟とその友人を車に乗せ、自宅近くで信号待ち中に横から追突された。
Kさんは首の骨がずれ、弟と友人は骨折。入院していた。
私はそれ以来、あの夢を見なくなった。
後日、お見舞いに行ってKさんからさらに詳しい話を聞いた。
彼女は停車するとき、なぜか停止線よりかなり前に車を止めてしまった。
その直後、右側から猛烈なスピードで車が突っ込んできた。
追突車は前輪より前に当たり、彼女の車は後部を右側に大きく振る形になった。
しかし、もし停止線の位置に止まっていたら追突車は運転手を直撃し、
左側には塀があったため、助手席とその後ろの人は潰されていた可能性がある。
車は、塀の手前で止まっていた。
私はすべて話した。Kさんは後部座席の女の話は知らなかった。
ちなみにその車は中古車だった。 車は廃車となった。
2009.06.22 |
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◇ 心霊ちょっといい話 ver.14 ◇
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427 :本当にあった怖い名無し:2009/06/18(木) 23:01:03 ID:/aL76e8nO
俺が小四の頃ちょっと田舎まで引っ越したんですよ
で、その引っ越した家の近くが川になってまして
川の合流地点の近くに大きな橋がかかっててその下は地元では「砂漠地帯」と言われてる位砂がさらさらになってる所があるんです
そこに秘密基地を作る夢を見て作りに行かなくちゃと行った時の事
俺はその砂漠地帯よりちょっと離れた所にある固い土を堀り基地を作ろうと穴を掘り始めた
要は穴を掘って広げてそこにテントをはって完成みたいな
で、堀り続けて膝まで入る位になった瞬間いきなり真後ろから「もう出来たのか」と声がした
俺は飛び退く猫の様に反応して後ろを振り返るが、誰もいない、いたとしても向こう岸で釣りをしている人達だけだった
とりあえず俺は「まだだよ」と、言うが返事は無かった、なので作業に戻った
次の日、作業の途中にまた真後ろから「もう出来たのか」と声がした
今度は見逃すものかと後ろを見るがやはり誰もいない「まだだよ」と、言っておいた
428 :本当にあった怖い名無し:2009/06/18(木) 23:02:31 ID:/aL76e8nO
それが何日か続いた後、ようやく目標の深さと広さに辿り着きテントをはって秘密基地は完成した
完成記念に駄菓子屋でお菓子を買って祝杯をあげようと立ち上がった瞬間
「もう出来たのか」
あの声だ
俺はもうなれていたので「出来たよ」と言うとその時だけは違った…が
「…………」
正直何て言ってるかよくわからなかった
まぁいいやと駄菓子屋に行こうと自転車に向かった俺は自転車のすぐ近くに奇妙な物が落ちてるのを発見する
砂にまみれボロボロになったガマ口財布だった
こんなものあったかな?
そう思い開けてみるとそこにはお守りと男の人が写った白黒写真の切れ端と1000円札と小銭だった
お守りは汚かったのでお財布と共に川に流した
今思えばこのお財布は声の主がくれたのかなぁ…って思う
何の為かはわからないけどね。そしてあの後友達と別の場所に秘密基地を作り、一人で作った方の秘密基地は放置されどうなったのかは知らない
2009.06.22 |
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◇ 心霊ちょっといい話 ver.14 ◇
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416 :本当にあった怖い名無し :2009/06/18(木) 00:14:12 ID:/aL76e8nO
俺が小さい頃の話なんだけど、俺は小学校上がるまで友達がいなくて一人でよく神社だかわからないけどそこで遊んでたんだ
その神社(?)っていうのが階段を下って参拝する感じの所でさ、その階段でよく遊んでたんだ
その日は雨で階段が濡れてて結構滑りやすかった
けどそんなのお構い無しに俺は遊んでた
そしたら案の定階段から滑って後頭部から落ちていったんだ、階段の段数が結構ある所だったから幼いながらに「あ、俺死んじゃうのかな?」って思った瞬間
女の人の叫び声が聞こえてね、その瞬間目の前に緑色が見えて気付いたら一番下まで落ちていた
思いきり落ちたにも関わらずちょっと擦り傷しただけで後は何ともなかった
そしてすぐに周りを見渡したけど誰も居なかった
今でも不思議に思ってるんだけど周りの人は誰も信じてくれない(´・ω・)
2009.06.22 |
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【因縁】家系にまつわるオカルト9代目【遺伝】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1238245345/l50
970 :本当にあった怖い名無し :2009/06/22(月) 11:57:34 ID:5LlLmgbvO
昔、うちの田舎には城があって、祖先はそこの家老の下働きをやってたんだと。そんでそこの城主は鷹狩が大層好きで、自分の鷹の世話を信頼している家老にさせていた。
ある日、どうしても城を空けなきゃならなくなった家老は、俺の祖先に鷹の世話を命じたんだけど、祖先は鷹をあっさり死なせちゃったんだよねw
そんで城主は激怒。家老は切腹。死ぬ際に祖先に対して「お前の家を七代呪ってやる」って言ったそうだ。
その祖先から数えて俺で9代目だからもう呪いは解けてるんだろうけど、爺さんまではみんな20代で死んでるから、呪いって本当にあるんだなぁって思ったw
2009.06.22 |
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【因縁】家系にまつわるオカルト9代目【遺伝】
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942 :本当にあった怖い名無し :2009/06/20(土) 21:55:58 ID:nP8a7DSW0
隣家の今はもう亡くなってるんですが奥さんが生前話してたこと
私の家系は調べたら六年ごとに誰かが亡くなってるのよね・・・
六年前は弟、その前は妹?(ちょっと忘れた)その前は母、その前は父・・・
今年六年目なのよ・・・不安でたまらない・・・
って話を母に玄関先で話して帰ったそうな
その奥さんは普段人と話すのが苦手なタイプで今までそんな話したりしなかったのに・・・と母は強烈にその日のことを覚えていた
最初に書いた通りにしばらくして本当に亡くなりました
原因は膠原病でした
2009.06.22 |
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【因縁】家系にまつわるオカルト9代目【遺伝】
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940 :本当にあった怖い名無し :2009/06/19(金) 23:33:16 ID:yqyHZtkI0
初めての墓参りで目的のお墓に案内なく行きつくってのは経験あります。
物心ついて初めて自分の家のお墓にお参りに行った、今から10年前の事自分自身はその時は嬉しくて、嬉しくて、今思えば異常な位はしゃいでた。
あの時一緒にいた父に、なんで来た事の無いお前が先頭になって沢山墓石があるのに迷わず一直線に墓石に着いたのか不思議だと今でも話になる時があります。
2009.06.22 |
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子供の頃の不思議体験 4
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1231520224/l50
599 :本当にあった怖い名無し:2009/06/12(金) 19:51:29 ID:bMzMvUhe0
このスレを見て子供の頃の体験を思い出した。
あれは私が小学校2年か3年くらいの頃だったと思う。昭和50年代前半だ。
ある日、多分お盆だったと思うが、田舎の祖父母の家に家族で帰省したんだ。
で、私は仏間で寝たわけだが、夜中に目が覚めたら障子越しに見える庭に見知らぬ男がいたんだ。
記憶がかなりあいまいだが、死装束のように見えた。私は怖くなって仏間の押入れに隠れた。
そしたら、障子が開く音がして、男が仏間に上がりこむ気配がした。(見てはいない)
私は息を押し殺した。そしたら…
「H(私の名)はいるか~」と、聞き覚えのない、正気の無い声で語りかけてくる。
私は「いません!」と答えた。間抜けな話だ。
すると、正気の無い声は「そうか~」と答えたっきり、黙り込んでしまった。
私は押入れで恐怖に震えながら…いつしか眠ってしまった。朝起きたら男はもういなかった。
目が覚めたのが押入れの中だったから夢では無いはずだ。
翌日両親と祖父母に話したが、まったく心当たりが無いという。
あれは一体なんだったんだろうか。
2009.06.15 |
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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part44∧∧
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1244550475/l50
80 :本当にあった怖い名無し:2009/06/13(土) 12:59:58 ID:9uNV/t+xO
去年の夏、大白川添いの細い道を車で登って、ダムに行った。
大学のサークルで行ったもんだから皆テンションが上がりっぱなしで、しまいには手近に落ちてる流木や大きな石を湖面に向かってやたらめったら投げたりしていた。
そんな中自分だけは、山深くて湖面が真っ青な湖という日本離れした風景に何だか違和感というか恐ろしさみたいなものを感じてじっと静かに座ったままでいた。
結局何も起こらず日も暮れてきたから帰途に着いたのだが、大白川添いの道から国道に出た途端に土砂降りにあい皆疲れたのか車内はシーンと静まり返った。
白川村の宿泊施設に戻り、皆で大浴場に行った。
その時も自分は何とも言い難い奇妙な違和感を覚えたままだった。浴槽に浸かりゆっくり今日のことを考えていたら…気付いてしまった。
違和感の正体に。
大白川に向かう時と帰る時、今のメンバーじゃなかった。誰か一人足りないのか、誰か一人多くなっていやしないか。
そして何の考えもなしについそれを口に出して言ってしまった。
すると一緒に風呂に入っていたサークルのメンバーも皆同じことを考えていたらしかった。
結局その違和感も一晩寝たら嘘のように消え去ってしまった。
一体あれは何だったのか、今でも不思議に思っている。
もしかしたら皆が節度なくはしゃいだから山の神様に怒られたのかもしれんね。
以上、自分が山で体験した不思議な出来事でした。
【「違和感」の続きを読む】
2009.06.15 |
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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part44∧∧
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1244550475/l50
72 :本当にあった怖い名無し:2009/06/11(木) 21:49:16 ID:6c64eTGV0
マヨヒガの話を聞いた。
話をしてくれたのは女友達、彼女の祖母が若かりし頃(と言ってももう子供が三人くらいいる年)、山菜取りに入った山の奥で遭遇したそうだ。
その話を聞いて「ちょっと待て」と思ったのが一箇所。
その家は、よく民話の本にあるような、昔話の絵本に出てくるような和風建築ではなく、
ドイツやリヒテンシュタインにありそうなちょっとちっこいお城だったんだそうだ。
「山にそんなのあったら噂にならないはずがない、つかあの山の地形でそんなの建てられる訳ない
それに今は衛星写真に写るんじゃないの」
あれは絶対マヨヒガだと、お祖母さんは主張していたらしい
ただ、珍しい洋城に度肝を抜かれ、お祖母さんが見たのは入り口のデカい扉をちょっと開けたところだけだったそうだ
鍵もかかっていない、人の気配も全くしない
映画に出てくるような広いホールだったそうで、彼女はコ○ンの魔術師なんちゃらいう映画に出てきたお城をイメージしてると言っていた
民話では、マヨヒガに迷い込みながらも何もとっていかなかった者には、
立派なお椀が川上から流れてきたりするらしいが、
お祖母さんのところに流れてきたのはたいそう美しい櫛(ブラシ?)だったという
お祖母さんは癖毛に悩んでいたらしく、その櫛で髪を梳かすと特に何も手入れをしなくても髪が綺麗になる、と喜んでいたらしい。
「私も癖毛に悩んでたんだよ」と言う彼女の髪は、今は特に何も手入れをしていないらしいが、
シャンプーのCMに出られそうなくらい美しい黒髪ストレートだ。
今はお祖母さんは亡くなっており、詳しい話を聞くことが出来ないのがもどかしい。
友人も櫛見せてくれないし。全部聞いただけの話だから確かめようのない話なんだけど…
日本の山奥にちっこいノイシュヴァンシュタイン城とかどんなシュールな図だようわあああああああああ
超見てぇええええええというか洋風なマヨヒガが見てぇえええええええええ
マヨヒガの話好きだから興奮した
2009.06.15 |
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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part44∧∧
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66 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/06/11(木) 19:08:31 ID:4DqL1YVL0
知り合いの話。
彼の祖父はかつて猟師をしていたという。
遊びに行った折に、色々と興味深い話を聞かせてくれた。
「変わったモノが出る山があったな。山というか沢だったんだが。雨風が凌げる場所があったんで、よくそこで野宿してたんだわ。これが次の日起きてみると、なぜか鉄砲に歯形が付いてる。黒鉄で出来た筒にだけ、牙で囓ったような傷痕がな」
「その山には山犬さんっていう賢い御犬様がいて、鉄を嫌っているって話だった。確かに噛まれるのは鉄砲だけで、他の物は儂らの身体も含め、何の被害も無え。だからそんな不思議なモノもいるのかもなぁって、そう思ったよ。そこにゃよく泊まらせて貰ったけど、その近辺じゃ獣を狩る奴ぁいなかったな。鉄砲撃ちも気を遣っていたのかもしれねえ」
猟の帰りに、獲物の一部を沢に置いて帰っていた者もいたという。
「今はもう猟師専門って奴もいないしよ、あんな山奥まで行くことも無えだろう。山犬さん、どうしてっかな」
祖父さんはそう言って懐かしそうに目を細めた。
2009.06.15 |
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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part44∧∧
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65 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/06/11(木) 19:07:35 ID:4DqL1YVL0
友人の話。
梟がついてくる森があるのだという。
「そこに入っている間、絶えず梟の声が聞こえるんだ。奇妙なことに、家に帰ってからも気配がする。電気を落とすと、部屋の何処かでホゥって鳴き声が聞こえるし」
梟の声がする間、彼の家からは鼠の姿が消えたという。
「しばらく経つと梟の気配も声もしなくなったし、鼠も出るようになった。もう森に帰ったんだろうな」
自分の部屋にも来てくれないかな。少し羨ましく思った。
2009.06.15 |
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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part44∧∧
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1244550475/l50
64 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/06/11(木) 19:06:38 ID:4DqL1YVL0
後輩の話。
登山中に一休みすることにした。
飲み物でも作ろうとゲータレードの粉末を取り出し、口細の容器に入れる。
それから水筒で水を注いだのだが、いつまで経っても水が満ちてこない。
容器を取り上げた。おかしい、軽いぞ。今かなりの水を入れた筈なのに。
逆さに振ってみると、白いゲータレードの粉だけが地面にこぼれ落ちた。
「ここでは休憩するなってことかな」
そんなことを思い付いたので、別の場所で休むことにする。
谷を一つ越えた辺りまで歩き足し、残った粉と水で作り直してみた。
今度はちゃんと飲むことが出来たという。
2009.06.15 |
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ほんのりと怖い話スレ その57
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1243995963/l50
229 :山口さん(1/3):2009/06/13(土) 01:25:39 ID:eH5/y21l0
以前住んでいたアパートで土曜日の夕暮れ時に居間でまったりしていると、不意にインターフォンのチャイムがなったので受話器を取る。
俺:「はい」
訪問者:「山口さんのお宅ですか?」
俺:「いえ、違います。」
その後、詫びの言葉もなくそのまま切れたので、『何だよコイツ』と思って居間へ戻ろうとしたら再びチャイム。
俺:「はい」
訪問者:「山口さんのお宅ですか?」
俺:「いや、だから、違いますって。どちらさんですか?」
最初の訪問者と明らかに同じ声だった。そこはかとなく陰鬱な女性の声。
話し方も切り方も最初の時とまったく同じだった。
表札はドアの前に出してある、フルネームで…。
しかし俺は明らかに山口さんでは無い。
それどころか名前が一文字もかすっていない。
そして間をおかずに3度目のチャイムがなったので、今度は受話器を取らずに直接玄関口へ行って覗き窓を覗いたのだが、
見えるはずの相手の姿がまったく見えなかった。
不審に思ってチェーンのみ残し、鍵をはずしてドアを開けてみたのだが、見える範囲には誰もいなかった。
『ピンポン・ダッシュかよ!』とムカついてドアを閉め、背を向けた瞬間にチャイムが鳴る。そこで背筋がゾッとした。
230 :山口さん(2/3):2009/06/13(土) 01:26:20 ID:eH5/y21l0
すぐに振り向いて覗き窓から見ても誰の姿もそこには見えない。
『そんな馬鹿な』と思ってチェーンも外してドアをあけ、慌てて外の様子を直接目で確認する。
ドアの後ろ側の死角の部分も見てみたのだが、やはり誰もいない。
アパートの外は長い廊下になっていて「隠れる場所なんて無いのに」だ。
呆然と玄関口で突っ立っていると、
突然「どうして開けてくれないの?」という、地獄の底から響くような恨めしい声が背後から聞こえてきた。
その時の背後というのは俺の部屋の中の方向なのだが、怖くてまったく振り向くことなんてできなかった。
何しろ俺は自分が出られる最小限のスペースしかドアを開けず、上半身だけすり抜けるように外へ乗り出していて、下半身はまだ玄関の中にあったのだ。
その声を聞いた瞬間飛び上がって、サンダルのまま外へ飛び出し、近くのコンビニに駆け込んだ。
震える手でズボンのポケットから携帯電話を取り出し、不動産屋に電話をかける。
俺:「ヤ、ヤマモト・ハイツ101号室の今野ですけど、不審人物が…、不審人物が僕の部屋に入ってきちゃったんです。」
不動産屋:「………。あの、警察に連絡されたほうが良くないですか?」
俺:「いや、そ、その、なんていうか…。人じゃないというか…。」
不動産屋:「あっ! 少々お待ちください。今、社長と代わります。」
231 :山口さん(3/3):2009/06/13(土) 01:27:14 ID:eH5/y21l0
不動産屋で対応してくれた女性は、俺の煮え切らない言葉から何かを察したようで、すぐに社長と代わってくれた。
その後、社長と話をしたのだが、どうやら俺のアパートには以前から時々、そういう妙な訪問者が訪れることがあったらしい。
ここ最近はずっと、その被害に遭った人がいなかったので、もう大丈夫だと思っていたらしいのだが…。
ちなみに以前「山口さん」という男性が確かに、このアパートに住んでいたらしいのだが、ある時を境に家賃が滞るようになり、連絡も取れなくなったので部屋を調べてみたら、荷物もそのままに行方不明になっていたらしい。
その人が住んでいたのは俺の部屋とは違う部屋ということだったのだが、それからしばらくして、「山口さん」を訪ねてくる奇妙な訪問者が度々現れるようになったとのこと。
結局それ以降は特にその訪問者が訪れてくることはなかったのだが、いつまた来るかと思うと、夜一人で居るのが耐えられなくなり、そのアパートを早々に引き払って引っ越してしまった。
【「山口さん」の続きを読む】
2009.06.15 |
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ほんのりと怖い話スレ その57
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1243995963/l50
201 :本当にあった怖い名無し:2009/06/11(木) 21:20:55 ID:PqBlYpvR0
23年程前の話。
俺の地元は四国山脈の中にある小さな住宅地というか村で、当時も今と変わらず200人くらいが住んでいた。谷を村の中心として狭い平地が点在しており、そこに村人の家が密集して建っているんだ。その村の中心から少し離れたところ、山の斜面の途中にぽつんと一軒、古い平屋の家が建っていた。
そこがジロウさんの家だった。ジロウさんは20代半ばと言ったところで、家の前にある猫の額ほどの畑を耕して暮らしていた。背はうちの親父よりもだいぶ高く、恐らくは180センチくらいあったんじゃないだろうか。子供の目線だからはっきりとはわからないけども。ジロウさんは筋張った体に彫りの深い顔立ちをしていて、髪は肩まで伸びていた。その髪は良く手入れされていたようで、さらさらと風に揺れていたことを思い出す。
俺はジロウさんに懐いてたから良く遊びに行った。俺の村から小学校までは遠くて友達は皆街の方にいたから、遊び相手がいなかったということもあるだろう。小学校までは毎日爺ちゃんの軽トラで送り迎えをしてもらってた。
202 :本当にあった怖い名無し:2009/06/11(木) 21:21:47 ID:PqBlYpvR0
ジロウさんは結構年取った爺さんと一緒に暮らしていた。総白髪でがりがりに痩せた爺さんはいつも黒い服を来てジロウさんの側に立って、何をするでもなく彼のすることをにこにこしながら見ているだけだった。それは俺がジロウさんと遊んでいるときも一緒だった。村に一個しかない商店に一緒にお菓子を買いにいくときにもじいさんはすたすたついてきた。
ジロウさんの家から平地にある商店まで往復するには長くて急な坂道を上り下りしなければならなかったんだが、爺さんはいつも遅れずについてきた。俺はガキだったから走ってたしジロウさんはデカイから歩くのは早かったはすなのに。そういえば爺さんが喋るのを聞いた記憶がない。
ある夏の晩。ジロウさんがいきなり家に来た。俺は2個しかチャンネルが映らないテレビで何かしら見てたところだった。時刻は覚えてない。ジロウさんは玄関の中に入ってきたけど、一緒に来てたあの爺さんは戸口の外に立ったままだった。ジロウさんは親父、お袋と何かしは話をして、15分くらいで帰って行った。両親はなんだか落ち着かない様子でひそひそ話してたっけ。そうして爺ちゃん婆ちゃん含めた四人で遅くまで話をしていた。
203 :本当にあった怖い名無し:2009/06/11(木) 21:22:28 ID:PqBlYpvR0
ジロウさんがウチに来たその週、突然村人全員が村の集会所に集ることになった。村人が車座になって座った真中にジロウさんとジロウさんの爺さんだけが立ってた。爺さんはいつも通りの格好だったけど、ジロウさんはなんだか裾の長い白い着物を着ていて、手には先に輪っかづいた鉄の棒を持っていた。着物の脚の部分は絞ってあって、足には白い足袋を履いていた。大人たちはなんだか怯えているような様子だった。
ジロウさんは大人たちに、ここでじっとしているように、自分が戻るまで決してここから出ないようにと言い残して爺さんと二人で集会所を出て行った。俺はその後眠ってしまった。
何時頃かわからないけど、大人たちがざわざわ言うのを聞いて俺は目を覚ました。声のする方を見るとジロウさんが帰ってきていた。ジロウさんはびっしょりと汗をかいて髪の毛が顔にべっとりと張り付いていた。白い着物の胸ははだけ、腰のあたりまで泥がびっしりこびりついていた。中でも良く覚えているのは彼の両肩にある赤黒い泥の跡が、小さな噛み跡のように見えたことだ。
大人たちは口々にジロウさんに礼を言っていたようだ。ジロウさんはそれにいちいち頷きながら、もう心配ない、というようなことを何度も口にしていた。何のことだか良くわからなかった。そこにはいつもジロウさんと一緒にいた爺さんの姿はなかった。
204 :本当にあった怖い名無し:2009/06/11(木) 21:23:09 ID:PqBlYpvR0
ジロウさんは翌日からいなくなった。親に聞いても知らないと言っていた。そのうち俺はジロウさんのことを忘れてしまった。
最近になって、俺はふとジロウさんのことを思い出した。いろいろと思い出してみると、ジロウさんは1年程しか村にいなかったようだ。大人になった今は良くわかるのだが、あんな狭い畑を耕しているだけで青年と爺さん二人が暮らせるはずはない。ジロウさんは一体何者だったのか。帰省した折に両親に聞いてみると、いくつか教えてくれた。
ジロウさんは修験者だった。四国には石鎚山という霊峰があるが、そこを中心に修行をする修験者の一人だったそうだ。当時俺の村には不審な死に方をしたり行方不明になる者がいたり奇形の子が生まれたり死産、流産が続いたりとろくなことがなかったらしい。確かに俺が子供のころは良く山狩りが行われていたことを覚えている。赤ん坊というものも見たことがなかった。原因不明の不幸に見舞われ続けた村の年寄りが集って、そのツテでジロウさんは村に呼ばれたという。ジロウさんの生活費は村人が少しずつ出していたそうだ。
そうして彼に村の不幸の原因を探ってもらっていたらしい。そうして原因をつきとめた次郎さんは、あの晩一人でその何かを解決し、村から去ったという。
205 :本当にあった怖い名無し:2009/06/11(木) 21:23:51 ID:PqBlYpvR0
その原因とは?俺は両親にさらに聞いたが、自分たちにはわからない、という答えだった。
俺はあの爺さんについても聞いてみた。爺さんはジロウさんの親父さんか祖父だったのか?と。
両親は、そんな爺さんはいなかったという。ジロウさんは一人で来て、一人で住み、そして去っていった、と。
ジロウさんを呼んだ村の年寄りたちは既に死んでいる。彼らの家族に聞いても知らない、ということだった。彼の手がかりはもう何もない。生きていればもう50歳に近いだろう。
今彼に会ったとしてもわかるまい。
ただ、村で話を聞くなかで一つだけ新しく分かったことがある。
明治の頃まで村は極貧だった。もともと林業が主で、作物などはほとんどとれない。食べるに困った親たちが、子供たちを連れて行く森があった。村から少し離れたところだ。そこで親たちは子供の頭に石を振り下ろす。絶命するまで何度も。絶命したら、埋める。そうして村に帰り、皆に子供が神隠しに遭った、と触れ回る。皆は知っているが知らぬふりをして、神隠しの噂だけが残る。昔はそういうことがあった、と聞いた。
206 :本当にあった怖い名無し:2009/06/11(木) 21:24:34 ID:PqBlYpvR0
おしまい。
2009.06.15 |
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ほんのりと怖い話スレ その57
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198 :本当にあった怖い名無し :2009/06/11(木) 08:21:36 ID:+1ib/UCXO
セクシーじゃないけどほんのり話を一つ。
叔父が亡くなって、残された奥さんがちょっとぱっぱらぱーになっちゃった。
家中の食器を割って、革のソファーを傷つけて、昔からあった大きい絵も裂いた。
様子を見に行ったら、悲惨な状態の中叔父さんの食器は全部残ってた。
かけたりヒビは入ってはいたけど、全部。
その後行ったお墓参りでは、風がありすぎてロウソクがついてない中、叔父さんの墓のロウソクだけが気持ちよく燃え盛っていた。
おとなりさんがびっくりしてたくらいだった。
風の方向を無視して、もう落ち着いていた奥さんに向かって火がなびいて、奥さんは泣いちゃってた。
2009.06.15 |
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太平洋戦争中の不思議な・怖い話4
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1242307309/l50
117 :本当にあった怖い名無し:2009/06/14(日) 13:16:24 ID:sI4kiMrk0
祖父の妹さんが、戦時中、将校と婚約してたそうだ。
玉音放送があって、戦争負けたけど終わったから、これで結婚できると思っていたら……。
直後、戦闘機?が何機か飛び立って、そのうちの一機が家の上を何度も旋回したのち、飛んでった。
それきり婚約者は行方不明。
軍からは、死んだとだけ言われたそうだ。
敗戦を信じず戦いに出たとか、軍事機密を処分するために飛び立ったとか、憶測はいろいろ流れたらしいが。
祖父の妹さんは、婚約者の帰りを待って待って、独身のまま25歳の若さで亡くなった。
【「潔し」の続きを読む】
2009.06.15 |
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実話恐怖体験談その20
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1238378724/l50
442 :本当にあった怖い名無し:2009/06/14(日) 21:34:52 ID:oepvAMK10
今日、山手線内でのことです。ちなみに自分は高田馬場住まい。
午後遅くの山手線は家路に着く人たちなのか、はたまたこれから遊びに行く人たちのか、そこそこに混んでいた。
定時で仕事を終えての帰り道はいつも一時間弱かかり、できることなら電車内では座っていたいところであったが、ちょうど座席に空きが見当たらず、つり革につかまり立っていることになった。
目の前の席には5歳くらいの女の子が座っており、そのとなりには母親らしき女性が前抱きのベビーキャリアに赤ん坊を抱き、買い物の紙袋を足元に置いて座っていた。
品川から大崎、五反田、目黒、恵比寿と電車が進んで行き、母親の胸元で赤ん坊は時々思い出したようにむずがっている。
ケータイでメールを打ちながら、サングラス越しに親子を観察する。
母親は若い綺麗なひとで、多分30半ば程度だろう。
白いTシャツの上にブルー系のチェック柄ベアトップのワンピースを着ている。
温厚そうで赤ん坊を見る目が幸せそうな感じだ。
その母親のとなりで行儀よく座った少女はつやつやのショートヘアでくりっとした大きな目をしている。
白いTシャツにいかにも手縫いといったピンクと黄色のまじったチェック柄のスカートをはいて、ピンクのサンダルをはいている。
私の持つケータイの大量のストラップが気になるのか、しきりに私の手元を目で追っていた。
443 :本当にあった怖い名無し:2009/06/14(日) 21:38:33 ID:oepvAMK10
少女は赤ん坊がぐずるたびに
「泣いてるの?」
「お腹減った?」
と小さな声で、母親にとも赤ん坊にともつかない質問を投げかけた。
母親はキャリアを揺すって赤ん坊をあやし、
「お腹減ったのかな?」
と、同じように赤ん坊に問いかけている。
渋谷に電車が到着すると、車内はあわただしくなり、乗降客がどっと増える。
つり革につかまったまま周りを見渡すと、向かいの席の一番はしが空いていた。
私はすばやく移動してその席に座り、膝の上に荷物を乗せた。
ここから新宿に向かって車内が混み合うのでとてもツイていると思いながら。
案の定、人が増え、座席はあっという間に埋まって座席の前のつり革も満員となった。
私はさっきまで観察していた親子のことなど早々に忘れ、座席に座れたラッキーを噛みしめながら、手元のケータイに目を落とした。
折りたたみ式のそれをパチッと開くと、画面が真っ暗になっていた。
座席に座る、ほんの30秒ほど閉じていた間のことだ。
突然のことではあったが、こういうことはよくあるので、気にせずに電源ボタンを長押しした。
しかし、押し続けても電源が立ち上がらない。
たびたびお風呂に持ち込んだり、床に落としたりするので、接触が悪くなっているのだろうか。
こんなところで突然故障、ましてやデータの消滅なんてことになってはたまらない。
にわかに私はあわてた。
444 :本当にあった怖い名無し:2009/06/14(日) 21:40:25 ID:oepvAMK10
「これはミニー?」
その時、横から小さな手が伸ばされて、私のケータイを指さした。
ギョッとしてとなりを見ると、そこには小さな5歳くらいの女の子が座っていた。
「これはひつじ?」
髪の短い女の子は白いTシャツにピンクのスカートをはいている。
床に届かない小さな足には、おもちゃみたいなピンクのサンダルがはまっている。
私は混雑して見えない向かいの座席を見透かそうとしたが、それは無駄なことだった。
赤ん坊にしていたのとまったく同じような問いかけは、私にというより、まるでひとり言のように、遊び歌のように続けられる。
小さな指は、順番にストラップを指さしていった。
445 :本当にあった怖い名無し:2009/06/14(日) 21:41:54 ID:oepvAMK10
「これはミニー?」
「これはチップとデール?」
「これはセリア?」
「これはお人形?」
「これは首飾り?」
「これはなに?」
「これはなに?」
「これはなに?」
三回目の問いかけで、少女はぱっと私の顔を見た。
多分、私はその顔を一生忘れないと思う。
ガタンっと電車が大きく揺れて、膝に乗せていたバッグが床に滑り落ちそうになった。
あっと思って手を伸ばした。
もう一度となりを見ると、女の子はおらず、座席にはサラリーマン風の男性が静かに座っていた。
電車は、池袋に到着していた。
内回りの電車に乗り換えるため、ホームの階段を下りながら
私の目は自分の足元に集中していた。
間違えても二度と、あの少女の顔を見てしまわないように。
446 :本当にあった怖い名無し:2009/06/14(日) 22:06:45 ID:W/rPZreTO
どんな顔だったんだ!?
目が全部黒目とか?
447 :本当にあった怖い名無し:2009/06/14(日) 22:14:34 ID:oepvAMK10
>>446
なんというか、頬の両側から吊り上げられたような
笑ってるんだけど、笑ってない、みたいな。
あああああっ気持ち悪い!!
妹!早く帰ってきて;;
2009.06.15 |
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実話恐怖体験談その20
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1238378724/l50
423 :本当にあった怖い名無し:2009/06/14(日) 01:42:18 ID:QVoVq21xO
最初に俺はどっちかと言うと幽霊否定派なんだが、前に不思議な体験をしたので投下。文がおかしいのは許して。
家はマナーとか風習にうるさい家庭で、ドアなどガッチャンと音たてたり、夜に音楽聞いたり口笛吹いたりするだけですっ飛んできて怒るような感じ。
当時、反抗期ということもあり、そんなことに腹立て夜中遊びまわって廃墟とか心霊スポットに行きまくってた。
んで、幽霊見付けたら一発殴ってみたいと思ってたんだけど、どこも結局何も出ず。何日も遭遇出来ないからイライラして友達二人と、ある有名な廃墟に行ってみた。
山の中にある廃墟で、庭に手作り風なブランコがあるんだけど、風でキーコキーコいってていい感じに雰囲気が出てたのね。
ワクワクしながらライターのみで進んで行ったんだけど、水溜まりがちいさな川みたいになってて(膝下位まであった)先進めなくなってたから、断念して今日はもう引き返そうと近くのコンビニまでジュースを買いに行った。
そしたら、友人たちの首にハッキリと首を絞めるような手形がついてた。一人は片手、もう一人は顎の下に指が四つずつついていて両手だった。
だけど、テレビでみるようなアザとかではなく、粉みたいな感じのがついていた。
本人達も別に苦しくなかったと言ってたし、廃墟だから壁とかの塗装が手について、それで首に触ったんじゃね?首が恋しかったの?とか笑い話にしながら首の粉を洗面所の水で洗い流しコンビニを出て、みんな眠いし帰えることに。
三人で二台のバイクで来ていて、俺は一人でバイクに、友達は二人で一台のバイクに乗って走ってた。
424 :本当にあった怖い名無し:2009/06/14(日) 01:46:29 ID:QVoVq21xO
最初は普通に話ながら走ったんだが、川沿いの土手(金八みたいな所)に来たら友人達のバイクが突然フラフラしだして、俺のバイクの後輪に接触。
俺はバランスを崩して土手を途中まで転げ落ちんだが、スピードがあまり出てなかったし草がクッションになって幸いヒザと肘を擦り傷くらいしか負わなかった。
ふざけたことしやがってと思い、友人達のところへ行くと二人とも真剣な顔して謝ってきた。
あんまり覚えてないけど、気が付いたらぶつかってたと何回も言ってきたので、二人とも眠気が酷かったんだろうと思うようにして許した。
バイクも擦り傷程度だったし、俺の物ではなく友人のバイクだったから別にいいやと思い、自分の家の近くまで行き、友人にバイクを返し、友人達は眠そうに帰って行った。
俺は玄関をそっと閉め、泥だらけだったので風呂に入って汚れを落としながら浴室の鏡を見て、両手の跡が残ってた友人は顎の下に四つずつ指の跡がついてたな…それって自分でつけるのは不可能じゃないか?
後ろから首を掴まないとつかない跡だな。
まぁ、あんまり怖がらない俺を怖がらせようと、友人同士でグルを組んだんだろと思っていた。もし幽霊だとしたらみみっちい奴だな笑える。とか考え風呂を出て眠りにつくことにした。
その時の夢は忘れたが、高い所から落ちたような衝撃で、俺は目が覚めた。その瞬間いきなり右横胸に重さを感じ(左を下にして寝ていた)、初めての金縛りにあった。周りにも胸の上には誰もいない。
しかし胸が圧迫されて息が出来ない、そして腕も手首からは動き、足は指だけ動く。
それで苦しくてバタバタして、汚ねぇぞとか頭の中で思ってたら突然ふっと軽くなって全部のパーツが動くようになった。
俺は冷静に疲れてたんだなっと思い寝直した。
425 :本当にあった怖い名無し:2009/06/14(日) 01:49:42 ID:QVoVq21xO
次の日の朝、学校へ行くための準備をしてた時、俺の部屋に隣の部屋から兄貴が来て、夜中に壁をノックするな!と言ってきた。
俺はノックなんかするか!用があるならドアをノックするわ!と言った。そして、金縛りに初めてあったこと、ひょっとしたら何か連れてきたかもよ?(笑
とか話したら、馬鹿なこと言わなくていいからノックするなと言って会社に出掛けて行った。
それから学校では特別何もなく、首に跡がついてた二人も特に何もなかったと話していた。
そして、テストが近いから、夜中の出歩きは当分自粛しようと話し合い、俺たちはそれぞれ家に帰った。
夜ヘッドフォンで音楽を聞いていたら突然コンポの電源が落ちた。トラックの違法電波か?と思い気にせずまた電源を入れて数分したら今度はピッっといって電気が消えた。
部屋の電気は、リモコンと壁のスイッチ、あと根本のコードを引っ張る、の三つでしかアクセス出来ない。
しかし壁とコードで消すと音はせず消えるが、リモコンで消すとピッっと音がなる。
となるとリモコンを間違えて踏んだか、トラックの違法電波か幽霊(笑)しかないが、俺はリモコンとかは使わずリモコンには電池が入っていなかった。
原因は違法電波ということにして電気をつけたら、今度はまたコンポの電源が落ちた。
流石に頭にきて、ふざけんなよこの野郎!とコンポに叫んだら壁がガタッと音を立てて、その日は好調に電気類は動いたが、夜俺が叫んだから母ちゃんが勢いよく来て怒られた。
次の日休日で兄貴と一緒に何かのゲームをやっていたら突然部屋の電気がピッっと消えて、コンポの電源が入りCDを流し始めた。
またトラックかよ。と俺は落ちついて電気をまずつけてコンポを消したら、兄貴はなんかこの部屋おかしくない?と聞くからトラックの違法電波じゃない?と言った。
そしたら今までによくあったのか?と聞くので昨日が初めてだと答えた。
違法電波なら三年住んでいる間に何回も体験してもいいんじゃないか?
家電にまで影響する強い電波なら周りの家や俺(兄貴)の部屋(兄貴も同じ電気を使っていた)でも同じことが起こってもいいんじゃないか?
お前本当に何か連れてきたのかもしれないぞ。と言い出したので少し気味が悪く感じた。
426 :本当にあった怖い名無し:2009/06/14(日) 01:53:10 ID:QVoVq21xO
兄貴は真面目な性格で、幽霊?そんなのいたら家賃払わせると普段から言っているので、兄貴が幽霊を示唆するようなことを言うのは珍しかった。それで俺も少し意識するようになり始めた。
そうこうしてる間にとうとうテレビが消え、兄貴が気味悪がって部屋に帰って行った。
意識はしたが、俺には一発殴るという野望があったので、まぁいいやくらいにしか思わなかった。
そうして日か過ぎていき、次の週の休みになる頃には電気が消えるのもなれて、消える度にウザイんだよ!とか直接出て来いよ!とか言ってた。決まってそういうと壁がゴトッと音がなった。
その日は夜中にお腹が減ったか喉が渇いたかで、コンビニに行って目的のものを買ったり立ち読みして帰ってきたら兄貴が部屋の前にいて、話しがあると兄貴の部屋に呼ばれた。
何でも夜中に壁をハンガーみたいな細いものでガリガリやってる音が聞こえたから俺の部屋に文句を言おうときたらしい。俺はその時コンビニに行っていたので当然いなかったので、流石に兄貴もビックリして部屋の前で待っていたらしい。
俺は、いつもそんな感じだから気にしないよと言い、部屋に行った。明かに何か異変を感じたが、だったら出てこいとボソリと言い、寝ることにした。
深い眠りについていた俺は突然低い声で、オイッ!って言われて起こされた。(その時は仰向けだった)
目を開けた瞬間に何か来たなと感じた。当然金縛り付き。俺は動くパーツを探していた。手は全く動かないのだが、足はまるまる動くと確信した時、右足の足元に赤いワンピース?をきた髪の長い女の子が立っていた。
俺は凄く冷静で、今なら蹴れるんじゃね?とか考えて軽く蹴ってみた。見事に女の子の足に当たった。感触は表面はゴムで中身は金属みたいな感じだったのを鮮明に覚えている。
427 :本当にあった怖い名無し:2009/06/14(日) 01:56:39 ID:QVoVq21xO
そんなバカみたいな体の構造の奴に勝てる訳ねぇとか思って焦ってたら、俺の右目の視界にワンピースの裾が入るか入らないかのギリギリの頭の上んとこにきていた。
そのあと視界から完全に消えたんだが、俺はずっと見続けていたら、今度は俺の左側からドアップで顔を俺の顔に近付けてきた。心臓が本当に一瞬止まったと思う。
女の子は髪が長く歳は十歳満たないくらいだと思う。表情は口元は笑ってるんだが無表情で、マネキンみたいな感じだった。
近付けてくる顔が止まり、顔を固定したまま俺の腹の上にまたがり腰を下ろし、両手を俺の肩におき、力を込めて押してきた。その力がハンパなくて呻き声もあげれなくなってた。
肩が砕けるんじゃないかと思ったほど力強く、とても女の子が出せる力じゃなかった。そしてそれに重い。本当に金属とゴムで出来てるんじゃないかと思った。
そんなことお構いなしにその女の子は、顔を俺の右耳に近付け何か言っていた。息も首にかかっていたが、ハッキリと聞ける距離なのに理解が出来なかった。
ビデオの男の声をスロー再生で伸びきった声みたいな感じでゆっくりでもなく普通のペースで喋っている感じ。本当にこの世の言葉ではない感じだった。もうその時点で俺は汗も出ないほどガクガクしてた。
女の子が一通り喋ると、今度は首を絞めようしてきた。あんな力で首なんか絞められた首がへし曲がると思い、必死に女の子のけつをヒザげりしてた。
だけど相変わらず女の子の体はゴムと金属で全く効いてない。というか蹴れば若干でも体が動くと思うんだが、全く動かない。
半分だめだなと諦めていた時、誰かがトイレのドアをおもいっきり強く閉めた。バッタンという音がして女の子が、ぅあぁ~とか言いながら急にふっと消えた。
そのあと飛び起きてあたりをきょろきょろして、安全を確保しても不安でずっと朝が来るまできょろきょろし続けた。ヒザからは擦り傷の後から血が出ていた。
429 :本当にあった怖い名無し:2009/06/14(日) 02:17:01 ID:QVoVq21xO
次の日俺が疲れた顔して朝食を食べていると、母ちゃんが俺の顔を見て、あらたまった様子で、昨日は危なかったんじゃない?と聞いてきた。
俺はビックリしたが、今までのことを全部話した。そしたら何となく分かってたって言ってた。
霊感とかはないが、勘がハンパなくいい人で、危ない思いしてるんじゃないかと思ったらしい。だから大きな音出せばいなくなるとも何となく分かったって言っていた。
だけど、俺の部屋に入るのは怖くて嫌だったらしいwww
それから母ちゃんが婆ちゃんに、酒みたいなのと塩を貰ってきて部屋の一番高いとこに置きなさいって言ってきた。
その通りにしたら以後、違法電波も女の子もノックも全くなくなった。だけど、備えてたお酒みたいなのは一日で干からび、塩は茶色く変色してた。きっと夏だからだなぁと思い。過ごすことにしてた。
ちなみに母ちゃんにその後、色々話を聞くと母ちゃんも小さい頃に不思議な体験をして、婆ちゃんに同じ物を用意してもらったららしい。
あと、首に跡がついた二人だが、全く何も起きず逆に俺の話をバカにしてた。
兄貴はその後、そのことでは何もなかったと言っていた。
結局女の子の目的が何だったのかとかは、分からないまま終わったが、なぜか俺は視界に入るか入らないかのところが、それから五年経った今でも凄く怖い。風呂場の鏡も、風景も、何もかも、目を離す瞬間に女の子が映ってそうな気がする。
2009.06.15 |
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