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トランス

【因縁】家系にまつわるオカルト13代目【遺伝】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1259503910/l50

227 :本当にあった怖い名無し :2009/12/27(日) 00:19:20 ID:pgX5opLp0
長くなります。

父方の田舎は、ほぼ陸の孤島で祖父母の代まで近親婚が当たり前だった。
父方の爺さんと婆さんも遠縁ながら血の繋がりはある。

んで俗説通り父方の親戚はキ○ガイ率が高い。
諸事情で父方の親戚と交流しだしたのが高校生くらいからだったから、トランス状態で壁にガンガン頭を打ち付けるはとこを見てすごくショックを受けた。
さらに追い討ちかけるように、全然違う地方出身の母の親戚のおばさんまで狐憑きになって、怪しげな新興宗教の宣託ババァに担ぎ上げられ失踪、音信不通に。

その頃母親がふとこぼした愚痴によると、姉も小学生の頃に何度か手の付けられないようなトランス状態になって大変だったらしい。
姉と私は1歳しか違わない。なのに姉がそんな事になっていたという記憶が一切ない。
そのころの他の記憶はちゃんとあるのに。
怖くなってどうしよう覚えてない、と母に訴えると、「覚えてないの?薄情な子だねぇ」とさらっと流された。
オカンが一番のオカルトだ。

ちなみにキ○ガイにボケが加わって手のつけようが無くなった爺を親爺が殴り殺したが、その集落の権力者の家の分家だったために一切警察沙汰にならなかったのもオカルト。
ちなみにすべて平成に入ってからのお話。

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2009.12.31 | | Comments(1) | Trackback(0) | ■民話・伝承

お地蔵さん

▲▲★▲▲山道での恐怖体験▲▲★▲▲第3巻
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1256356800/l50

847 :本当にあった怖い名無し :2009/12/26(土) 17:36:55 ID:XvKO+cf+0
昔 小さな山の峠を 近道だからと通勤していたことがあった

峠には 一箇所 お地蔵さんがあった
あまり手入れされておらず 草ぼうぼうで不気味だった
怖いもの見たさで 通るたびに ちょくちょく見ていたが
ある夜 定位置から30センチくらい山側へ移動していた

DQNのイタズラだろうと思い 気にしなかったけど、
翌朝には 更に1mほど移動し 茂みの中に頭と赤い布だけが見え、
夜には 茂みの奥のほうに頭だけが見えた

怖くなって 翌日からは その道を通らなかった。

10年以上経ったある日 友達の運転する車で通った
定位置だった場所周辺に お地蔵さんの姿はなかった
今頃は 山の頂上に居るのではないかと 思ってる


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2009.12.31 | | Comments(1) | Trackback(0) | ■怪異

お迎え

今までで一番ゾっとした瞬間6
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1255302351/l50

961 :本当にあった怖い名無し :2009/12/31(木) 00:07:22 ID:OnvNbaJS0
姪の話
その子が小学校1年のある日の朝、家族の前で突然

「わたし、死ぬ。」

って、いった。
家族は、「気味悪いこといわんといて」と怒ったんだが、三日後、その子はほんとうに事故で亡くなってしまった。

年寄りが死ぬ前にお迎えがくるというのはよく聞く話だが、幼い子にもお迎えがくるのかと不思議な気持ちになった。

2009.12.31 | | Comments(0) | Trackback(0) | ■怪異

今までで一番ゾっとした瞬間6
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1255302351/l50

954 :本当にあった怖い名無し :2009/12/28(月) 17:49:51 ID:UzCI1G+g0
怖いっていうか不思議な話なんだけど、家の近くの山に老人ホームがあるんだが、お年寄りが餌をやってて、大量の野良猫が住み着いてるんだ。

俺が幼稚園の年中ぐらいのとき、ぬこをもふりに冬休みにその山に遊びに行ったんだが人になれてないのか俺が近づいても猫たちはすぐに逃げ出す。
あきらめて帰ろうとしたその帰り道に高校生くらいの人がいたんだ。
男か女かわからなかったんだが、白っぽい服を着てしゃがんで猫を撫でてた、しかも周りには5、6匹の猫が怖がる様子もなくくつろいでたんだ。
俺はこの人が撫でてる猫なら自分も触れるかも知れないと思って
「すいません、その猫なでさせてもらってもいいですか?」
って聞いたんよ。そしたらその人は黙って猫から手を離したから、(触ってもいいんだな)とおもって、遠慮なくぬこをもふった


955 :954 :2009/12/28(月) 17:50:38 ID:UzCI1G+g0
俺はこの人に猫たちが慣れているのはこの人のじっちゃかばっちゃが老人ホームに住んでいて一緒に餌付けしてるからだと思って
「老人ホームにおじいさんかおばあさんがいるんですか?」
って聞いたら、黙って頭をふっていた。

よく見たらその人の両方の目の色がちがうんよ。
片方は薄い茶色なんだけど、もう片方は灰色っていうか水色っていうか、とにかくあきらか日本人の目の色じゃない。

まぁその時は深く考えず、(そんな人もいるんだな)ぐらいにしか考えてなかったんだけど。
で、それから毎日冬休みが終わるまで俺は猫を撫でさせてもらいにその人に会いにいったんよ。
けど、幼稚園が始まってからはその山に行く暇もなくて、その人のことも忘れかけてた。

けど、俺が小学校に入ってしばらくったときに、通学路で猫が車に轢かれて死んでたんだ。
その猫っていうのが白くてしかも両目の色が違う。俺はすぐ老人ホームのある山に登ってあのときの人を探したんだが、その人はどこにもいなかった。

今でも、白い服の人は実は猫だったのかな、なんて思う時がある。

2009.12.31 | | Comments(6) | Trackback(0) | ■怪異

かーちゃん

今までで一番ゾっとした瞬間6
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1255302351/l50

615 :本当にあった怖い名無し :2009/12/26(土) 21:46:24 ID:cFyb5oiW0
子供の時の話。
新しい自転車を買ってもらったのが嬉しくて、バカみたいにはしゃいで猛スピードで走っていた。
赤信号の手前で
「信号は守らなきゃだめ!」という
母親の言葉と鬼のような形相が頭に思い浮かんだ。
慌てて急ブレーキをかけた俺の真ん前を、もの凄いスピードのトラックが通り過ぎて行った。

もしあの時かーちゃんの言葉と鬼のような形相が浮かんでなかったら
どうなっていたことか・・・・・

2009.12.31 | | Comments(0) | Trackback(0) | ■怪異

幽霊の掛け軸

子供の頃の不思議体験 5
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1249777527/l50

524 :本当にあった怖い名無し :2009/12/18(金) 21:18:15 ID:4UEznkCxO
もう一つ。昔、京都の旅館に泊まった時。
着物を掛けるのか何に使うか分からないけど、室内布団干しみたいな、幅広のものが部屋にあった。鉄棒みたいな形で木製。

それが夜中に地震でもないのにカタカタ揺れる音で目が覚めた。
部屋の中で揺れているのはそれだけ。ひとりでに揺れてカタカタ言ってる。
『気持ち悪いな。もしかして心霊現象?』って心の中で思った次の瞬間、カタカタだったのが、ガタガタガタガタ!と、まるで心の中の質問に『そうだ』と答えるように激しく揺れて、心臓が止まるくらい怖かった。
変な物が見えたら嫌だから、布団被って目を閉じてた。
豆電球の下で揺れてた光景が未だに忘れられない。
心当たりは、当時萬寿院というお寺で幽霊の掛け軸を公開していて、それを見たからかもしれない。


【「幽霊の掛け軸」の続きを読む】

2009.12.31 | | Comments(0) | Trackback(0) | ■怪異

衝動

子供の頃の不思議体験 5
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1249777527/l50

451 :本当にあった怖い名無し :2009/12/27(日) 16:17:13 ID:AZHlSv680
小3の夏休みに車で数時間の祖父の家に泊りに行く事になって、昼頃に出発だから、それまで家にいたんだけど、その時急に厚着しないといけないような衝動にかられた。
押入れのタンスからしまっていた冬物を無理矢理引きずり出して、半袖シャツ1枚だったのを、長袖を2枚にタイツとか着てかなり季節外れの服装になった。

親は呆れてたけど(後から知ったけど)その年は冷夏だったせいか強く脱がせようとはしなくて、自分でもなんでこんな事しているのか訳分からなかったけど、とにかくこの格好じゃないといけみたいな衝動があって脱ぐ気にならなかった。

そしてそのまま出発して祖父の家に到着したんだけど、山を越えた日本海側で、たまたま気温が急激に下がった日に来てしまったみたいで、目に見えていつもの自分の地域より気温が低くて真夏の格好だと寒そうな位だった。

そしてその晩近所のお祭に遊びにいったんだけど、季節外れの予想外の寒波のせいで昼より更に気温が下がって、下手な春先より寒そうで周りはみんな震えていて歯をガチガチ鳴らしてる人もいた。
だけど自分は厚着してたから全然平気だった。

出かける前の時点では、今年は冷夏とう事も、地域の構造上祖父の地域はこちらより寒いことも、天気予報全然見てなかったから今日が特に寒い日になる事も全く知らなかったはず・・・なんであんな衝動が起きたか不思議だ。

2009.12.31 | | Comments(1) | Trackback(0) | ■怪異

来ました

死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?234
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1261750444/l50

15 :本当にあった怖い名無し :2009/12/26(土) 00:17:08 ID:S4Lbs7bj0
書き手さんが居ないっぽいので俺の話。
携帯買ったばっかりの頃、非通知着信がやたらと多かった。
ある日の朝方また非通知から電話がかかってきたらしく今度は留守録が残ってた。
再生したらおばさんっぽい声で
「あなたのお母さんですよ。あなたのお母さんですよ。あなたのお母さんですよ。あなたのお母さんですよ。」って時間一杯に入ってた。
もちろんかーちゃんに聞いてもそんな事やってないと言われる。
留守録はその日のうちにまた入れられてた。
今度は「宮城のお母さんですよ。玄関が開いていませんよ。宮城のお母さんですよ。玄関が開いていませんよ。」延々これ。
そんでその日、学校が終わって家に帰ったら玄関脇に停めてあった兄貴の自転車のカゴに「来ました」とだけ書かれたメモが入れられてた。
今でも何だったか謎。

2009.12.26 | | Comments(5) | Trackback(0) | ■怪異

着信履歴

今までで一番ゾっとした瞬間6
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1255302351/l50

614 :本当にあった怖い名無し :2009/12/26(土) 10:25:11 ID:8zqc40PH0
こないだ嫁が家に携帯置いたまま会社に行っちゃったんだけど、家に帰ってきたら家の固定電話に嫁の携帯からの着信履歴が。
着信時刻はその日の正午ごろ。
うちには子供もいないので、日中は誰も携帯触れないはずだが…

2009.12.26 | | Comments(2) | Trackback(0) | ■都市伝説・噂

おかえりなさい

◇ 心霊ちょっといい話 ver.15 ◇
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1251510512/l50

461 :本当にあった怖い名無し :2009/12/24(木) 18:02:40 ID:Q/WPcoT3O
ちょっといいかわかんないけど聞いてくれ

さっき帰ってきたんだけど、マンションの一階でエレベーター乗ろうとしたら知らない上品なおばあちゃんが降りてきたのね、で挨拶して乗ろうとしたらおばあちゃんが凄い満面の笑みでおかえりなさいって言って降りたんだ。


462 :本当にあった怖い名無し :2009/12/24(木) 18:12:10 ID:Q/WPcoT3O
でさ、なんか俺一人暮らしだしクリスマスなのに恋人と喧嘩して荒んでたからすげほっとした幸せ気分になったんだ

けどさ
エレベーターん中で気付いたんだけど
ありえないんだよ

うちのエレベーターって防犯カメラついてんのね、で、俺人付き合い苦手だからいつもひとに出くわさないようにカメラ確認してから乗んだもん。
今日だってちゃんと確認したんだぜ、しかもずっと防犯カメラみてたし(一階エントランスにモニターがある)
死角はあるけどそんな不自然な場所に立つわけない

なんなんだこれ


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2009.12.25 | | Comments(3) | Trackback(0) | ■怪異

子供の声

【恐怖】既女が語る恐い話【心霊】39
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/ms/1257516033/l50

281 :可愛い奥様 :2009/12/21(月) 19:53:18 ID:IRhFAtEV0
学生時代、ボロイアパートに住んでいた。
子供が死ぬほど嫌いだったから、不動産屋に
「子供の声が一切しない、墓場みたいな静かな場所ぎぼんぬ」
ということで探してもらったアパートで、予算も二千円オーバーだったのに、夜中に騒ぐ糞ガキがいる。夜泣きだけじゃなく、走り回ったりもしてるらしい。
それがどうも一階の端っこの部屋。かなり高齢なおばさんの一人暮しで、どうも小さい子を産めるような年齢ではない。だが孫にしては早いかな、くらい。
何回か不動産屋に文句を言ったが改善されず、アパート住民も子供の声を聞いた人と聞かない人といるようで、なんかはぎれが悪い。
そのまま契約更新しないで他に引っ越しして、記憶の隅っこに放り込んであった。

その後十年ほど経って、刑事さんが来た。
私の住んでいたアパートで、嬰児の遺体遺棄があったらしく、
犯人は、そのおばさんだった。
産んでは殺し、産んでは殺しして、数体衣装ケースに入れてたんだと。
同じアパートの住人が、子供の声がすると騒いだことで喧嘩になって警察が来てわかったらしい。
もちろん、部屋の中には生きてる子供はいない。
たぶん、私の心の導火線がもう少し短かったら、その発見者私だっただろうな、となんか恐くなった。

2009.12.25 | | Comments(0) | Trackback(0) | ■怪異

あんたがいけんのんよ

ほんのりと怖い話スレ その62
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1255649842/l50

887 :1/3 :2009/12/24(木) 13:41:27 ID:X7CLSliD0
今から10年少し前、僕が高校生の頃の話です。
ある冬の日、事件が起きました。僕が目の前のおばさんをホームから突き落としたそうです。
「そうです」というのも僕には全く記憶がないのです。
その駅は普段僕が通学に使っている駅では無く、朝家を出てからの記憶がモヤがかかっているように思いだせないのです。
その事を聞かされたのも警察署での事情聴取の時。
両親が泣いている姿でフッと我に帰りました。

888 :2/3 :2009/12/24(木) 13:42:09 ID:X7CLSliD0
幸い電車も通過せず打撲で済みましたが、目撃者によると僕が女の口調で
「あんたがいけんのんよ、あたしが買うてきた□△○?捨てて、死ね死ね死ね」
のような事をホームの上からわめいていたそうです。
周りの人達が5人がかりで取り押さえても叫び続けていたそうです。
結局高校生という事もあり、示談で決着がつきましたが、噂が広まり、学校は自主退学せざるを得なくなりました。

889 :3/3 :2009/12/24(木) 13:43:24 ID:X7CLSliD0
その事件から1年程経ったある日、母親から
「あんたがホームから落としたおばちゃん亡くなったよ」
と聞かされました。
僕はてっきり、どこか打ちどころが悪くそれが原因で!?と思い、ショックで腰が抜けました。
しかしよく聞いてみると、同じホームで通勤中のサラリーマンから突き落とされ、そのまま電車の下敷きになって即死だったそうです。
そのサラリーマンも僕同様に記憶が無く、同じような事を叫んでいたという事です。

2009.12.25 | | Comments(5) | Trackback(0) | ■怪異

【グロ】まだ使えますよ

一人暮らしの怖い話・・・part20
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1248459897/l50

885 :本当にあった怖い名無し :2009/12/02(水) 00:26:23 ID:vuLWHR+30
ある日部屋の大掃除をしていたら、押し入れの奥底からいつ開けたのかわからない生理用ナプキンが出てきた
未使用だけど、パッケージから出された紙に包まれたものね
それ使うのは引けるから、黒い袋に入れてゴミに出したのよ
うちのマンションは曜日・時間関係なくゴミを捨てても良いゴミ捨て場があるから
掃除が終わった夕方にゴミ捨て場へ捨てに行ったんだ

で、夜中の2時ぐらいにチャイムが一回鳴ったんだ
誰かなと覗き穴覗いてみても誰もいない
周りを見渡そうとドアを開けたらガサっと音が
ドアの下に紙が一枚置いてあったのよ
「まだ使えますよ」って書かれた紙がね
で、その紙の下にゴミに出したナプキンがあった

それからゴミは収集車が来る直前に出すようにしてるよ

2009.12.25 | | Comments(0) | Trackback(0) | ■サイコ

死人部屋

一人暮らしの怖い話・・・part20
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1248459897/l50

975 :本当にあった怖い名無し :2009/12/23(水) 12:30:03 ID:ye1UU7UDi
全寮制の学校行ってたんだけど、高校からは個室。その寮に通称死人部屋ってのがあった。

なん年も前に部屋の生徒が自殺したんだと。ずっと空き部屋になってたんだけど、俺らの学年は人数がちと多くて、部屋が足りないもんで、同級生が入ったんだが、そいつは半年ほどでノイローゼになって退学。
実家に帰って半年後に自殺した。

翌年も部屋が足りず、今回はその部屋で死人がでた訳じゃないもんで、後輩が入ったら、そいつは夏休みに行方不明になったまま、戻ってこなかった。神隠しみたいな話だったそうで、今でも多分行方わかんないはず。

さすがにその後は、また空き部屋のままになったけど、神主がきてお祓いしてったのにめちゃくちゃびびった隣室の俺です。

2009.12.25 | | Comments(0) | Trackback(0) | ■怪異

師長さん

まとめサイト:死ぬほど洒落にならない話を集めてみない?
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?233
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1260502983/l50

268 :1/6 :2009/12/15(火) 22:15:46 ID:1fSqPHYk0
ありがたいことに需要はあるようなので、もう一つあげておこうかな。
次に2ちゃんどころかネットできるのがいつかわからないので。

病院にまつわる幽霊系の話はよく聞きますが、自分では1つしか体験したことがありません。
というわけで、その唯一を…。

これも研修医時代、しかも働き始めの4月です。(日付まで覚えています)
おりしも世間はお花見+新歓シーズン真っただ中、浮かれすぎてべろんべろんになって救急車でご来院いただく酔っ払いで、深夜も大忙しでした。

ちなみにある意味洒落にならないことに、前後不覚の酔っ払いは研修医のいい練習台です。
普段めったに使わない太い針で点滴の練習をさせられたりしました。
一応治療上太い針で点滴をとって急速輸液ってのは医学上正しいのも事実ですよ?
でも、血行がよくて血管がとりやすく、失敗しても怒られず、しかも大半は健康な成人男性というわけで上の先生にいやおうなしに一番太い針を渡され、何回も何回もやり直しをさせられながら半泣きでブスブスやってました。
普通の22G針は研修医同士で何回か練習すればすぐ入れれるのですが、16Gという輸血の為の針になるとなかなかコツがつかめず、入れられる方も激痛…
でも、練習しておかないと、出血で血管のへしゃげた交通事故の被害者なんかには絶対入らないわけで。
(皆様、特に春は飲みすぎには注意ですよ!)


269 :2/6 :2009/12/15(火) 22:16:37 ID:1fSqPHYk0
話を戻します。
その日の深夜、心肺停止の患者が搬送されてきました。
まだ本当に若い方で、医者になりたての若造は使命感に燃え、教科書通りに必死に蘇生を行いました。
しかし結局30分経過したところで、ご家族と連絡をとった統括当直医の一言で全ては終了。

その方は、(自分は知りませんでしたが)今まで何回も自殺未遂で受診していた常連さん。
しかもいわゆる「引き際を抑えた見事な未遂」で、ギリギリ死なない程度でとどめていたようです。
しかし今回、運が悪かったというのか自業自得というのか…
だいぶ薬のせいで心臓が弱っていたらしく、(推測ですが)まさかの心停止。

駆けつけた知人という人も、固定電話から救急車は要請したものの到着時にはその場におらず連絡不能。
状況から事件性が否定できないため、警察に連絡。
検視が行われることになりましたが、たまたま大きな事件があったので朝まで引き取れないとのこと。
家族と連絡を取る時、やむを得ず故人の携帯を見て連絡をとりましたが、あっさり蘇生中止を希望。
生前、家族全員をさんざん振り回し、借金を負わせ、みんなが疲れきって病んでしまった、自殺が最後の希望だったろうから頼むから逝かせてやってくれ、と…。
死亡確認後改めて連絡しましたが、地方に住んでいて今晩は引き取りにも付添にもいけないとのことでした。
最後に携帯から電話をしていた(おそらく通報者でしょう)異性の知人にも連絡をとりましたが、今までまとわりつかれ、逃げようとすれば自殺未遂をされて疲れ切っていた、家族でも友達でも何でもない、もう関わりたくない、と泣き声で通話を切り、その後はつながらず…。

暗澹とした気分になりました。最初の社会勉強でした。


271 :3/6 :2009/12/15(火) 22:17:53 ID:1fSqPHYk0
結局遺体をどうしようかという話になり、もう一度話は警察へ。
誰かが面会に来た時にすぐ会えるようにという配慮から、「隔離室」に安置することとなりました。

この隔離室、少し説明しにくいのですが、救急の一番奥まったところにあります。
手前から診察スペース(ウォークインの診察室と救急車受け入れ)があり、処置のスペースがあります。
私たちはだいたいこの処置スペースと診察スペースを行き来しています。
さらに奥に経過観察用のベッドが10台あるのですが、そのさらに突き当りにあります。
カーテン付きのドアで仕切られていて、救急室のベッド側と廊下2か所から出入りできますが、
どちらも施錠できます。(以前知らない間にホームレスが入っていたりしたことがあったので…)
正しい使用方法はインフルエンザの患者の点滴などですが、今回はそこに入っていただこうというわけです。
空調も別になっているので、その部屋だけ最低温度に設定してクーラーをかけ、施錠しました。

ショックを受けていた自分も、すぐにまた怒涛のように運び込まれる酔っ払いの相手をしているうちに、その患者のことが頭から抜け落ちて行きました。
それがだいたい11時ごろ。

異変が起きたのは深夜1時半ごろでした。


272 :4/6 :2009/12/15(火) 22:18:50 ID:1fSqPHYk0
観察用ベッドと隔離ベッドは先ほども言ったように近いとはいえ少し離れているので、各ベッドに一つずつナースコールがあり、鳴らすと「エリーゼのために」が流れます。
意外と音が大きく、救急全体で聞こえるので、だいたい看護師さんが誰か手を止めて、ベッドのところに行ってくれます
(しょうもない要件ばかり何回も言ってると何もしないこともあるみたいですが)
しかし、悲しいことに看護師よりも研修医の方が立場が下で…あとは察してください。

というわけでぱっと板を見に行くと、観察室のランプがチカチカ。
何も考えずにナースコールを取って「どうしましたか?」と言った瞬間、後ろからぱっと別のドクターが切ってしまいました
(ちょうど壁についてる固定電話みたいになっています)
「え・・・」
「お前良く見ろ、隔離室だぞ。」
「あっ・・・え、あのー、酔っ払いが忍び込んでる、とか?」
「鍵は俺がかけた。」
そういってポケットから鍵を出す上級医。
「そして今も持ってる。あとは聞くな、考えるな。こういうことも、たまにある。」
そして鍵を戻してぼそっと
「ただの故障だ、厭な偶然、それだけだからな。」

もうそのあとは怖くてしかたありませんでした。
しかし自分がやらかしてしまったせいでしょうか、その後ベルが鳴る鳴る…。
ひっきりなしにエリーゼのためにがガンガン流れます。
そのたびにめんどくさそうに受話器をガチャギリする上級医。
しかしベルはひどくなる一方でした。


273 :5/6 :2009/12/15(火) 22:19:51 ID:1fSqPHYk0
♪ミレミシレドラ~…、のメロディーが流れるのですが、途中くらいからこちらが切らなくても勝手に途中で切れるのです。
ミレミシレドミレミシレド、みたいな感じで。最後はミレミシミレミシミレミレミレ…みたいになってましたね。
明らかにこちらをせかしていました。
私と同じく入りたての看護師さんもいたのですが、彼女は完全に腰が抜けて泣きながら座り込んでいたし。
そして、「おい!うっせーんだよ!!さっさと行ってやれやゴルァ!!!!」と空気の読めない酔っ払い共。
中にはオラオラ言いながら隔離室のドアを蹴るDQNまでいて、ちょっとしたカオスでした。

そんな中一人不機嫌オーラを立てていたのは師長さんでした。

とうとうしびれを切らした彼女はツカツカと受話器のところに行ってさっと取ると一言、

「 黙 っ て さ っ さ と 死 ね ! ! ! ! ! 」


274 :6/6 :2009/12/15(火) 22:20:51 ID:1fSqPHYk0
救急中にしっかりと声が響き、ぱたりと途絶えたナースコール。
理解したのかしないのか知りませんが、空気をやっと読んでくれた酔っ払い達。
くるりと振り返った師長さんは、それはそれは、頼もしいとかじゃなくて純粋に恐ろしかったです。

「 仕 事 し ろ ! 」

その後は馬車馬のように働きましたとも。
酔っ払いはいつも居座ってしまって返すのに苦労するのですが、皆様本当に理解が早かった。

腰を抜かしていた看護師さんはその後「ICUで死ぬ間際の人が氷をポリポリ食べていてその音が耳から離れない」と言い残してやめて行きましたが、師長さんいわく軟弱ものだからだそうです。

女社会、子供を5人育て上げ、なおかつ893やDQNのやってくる救急外来をあえて選ぶ、そんな猛者。今でも心底恐ろしいです。

あと、心当たりがあってもこの話はあまり広げないでくださいね。特定されたら…考えたくないですから。


【「師長さん」の続きを読む】

2009.12.21 | | Comments(9) | Trackback(0) | ■怪異

まとめサイト:山怖まとめ 2
∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part48∧∧
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1259830292/l50

250 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/12/18(金) 20:28:20 ID:ZHrWcBwW0
昔馴染みの話。

彼の親戚に、山奥の神社で宮司を勤めている人がいる。
そこの社では人形供養もしているという。
あまり有名ではないのだが、それでも噂を伝え聞く者が絶えないようで、年を通じて供養依頼の荷が送られてくるのだそうだ。

「藁人形とかの類はないんですか?」
私がそう冗談めかして聞いたところ、宮司さんが答えるより早く、古馴染みが笑いながら答えた。

「いや時々あるみたいだけどね。そのほとんどが出し殻みたくなってて、何の力も感じられないっていうことらしいよ」

横にいた宮司さんは、苦笑しながらこう付け加えてきた。

「藁人形じゃないけど、本当にこれはヤバイって代物はあったな。
薄汚れた箱が送られてきたんだけど、もう開ける前から嫌な気がプンとして。
持ち上げたら、中でカタリと音がしたんで、心を決めて中を改めたんだけど」


251 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/12/18(金) 20:29:01 ID:ZHrWcBwW0
「何が入ってたんですか?」

「空っぽだったんだ。間違いなく取り上げた時には、中に何か納まっていたのに。
でもとんでもなく嫌な感じがしたよ。触れた瞬間、全身に鳥肌が立ったからね。
仕方ないから箱だけ供養してみたけど、さて効果はあったのやら」

宮司さんはそう言って肩を竦めた。

2009.12.21 | | Comments(0) | Trackback(0) | ■怪異

ジンメン様

まとめサイト:山怖まとめ 2
∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part48∧∧
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1259830292/l50

179 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/12/14(月) 22:44:36 ID:Nuoe9NS+0
友人の話。

釣り仲間たち数人で、山中の貯水池へバス釣りに出かけた。
その池は仲間たちがよく利用している釣り場らしいが、彼は初めてだった。
各自が思い思いの場所に陣取り、竿を振り始める。

「確かにバスは多かったみたいで、アタリも結構頻繁にあったよ。
でも、あんまり良い池じゃなかったわ。
バスの奴が釣られ慣れしとるっていうか、全然抵抗せん。
スゥーっとこちらに引っ張られるままに寄せられてくる。
ガタイは大きいのに、全然重くないんよ。
“はいはい、どうせリリースしてくれるんじゃろ”って感じをプンプンさせよって。
手抜きというか怠惰というか、魚の癖に人を馬鹿にしとったよ」

そんな微妙な思いを抱きながら釣りを続けていると、グンと竿が撓った。
おお、中には根性のある魚もいたんか!
喜び勇んで格闘に入る。
抵抗を何度もいなしながら漸く釣り上げたのだが、上げてから唖然とした。

釣り上げた魚は異様な姿をしていた。
身体は大きな鮒によく似ていたが、顔が人のそれをしていた。
坊主頭で、彫りが浅くのっぺりとしていたが、どう見ても人面に見える。
白目のない黒目玉を見開き、口をパクパクとさせている。


180 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/12/14(月) 22:45:26 ID:Nuoe9NS+0
どう処理するか判断を下せずにいると、横手にいた仲間が気が付いた。
「おおーい! ○○がジンメン様上げよった-!」
皆が口々に「マジかー」と言いながら寄ってくる。

「おー、ホンマにジンメン様じゃ。久しぶりに出たのー」
「しゃーない、帰るか。とっとと放しとき」

え、もう帰るんか?

「それが釣れると祟りがあるって言うんじゃ」
「とは言っても、あまり酷い祟りじゃないらしいけど」
「お裾分けなんかされとうないからの。お前、しばらく身の回りに気ぃ付けぇよ」
その日は結局、そこでお開きとなった。

池から帰った後、彼は立て続けに警察に捕まったという。
いずれも軽微な交通違反だが、二週間の間に六回も捕まり、都合六点の違反。
免停かつ違反者講習を受けなければいけない羽目となったそうだ。

「ジンメン様の祟りじゃ、間違いない」
そう言って彼はひどく情け無い顔をしていた。

2009.12.21 | | Comments(1) | Trackback(0) | ■怪異

重なった

【恐怖】既女が語る恐い話【心霊】39
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/ms/1257516033/l50

254 :可愛い奥様 :2009/12/17(木) 22:20:12 ID:ovZ/TeY30
昨日、昔住んでいた団地の隣の奥さんを思い出していた。
亡くなる少し前、階段の踊り場でじっと座っていた、白い服の背中。
そして、現在、隣に住んでる奥さんが庭にしゃがんでる時の背中が重なって、ああ、同じ雰囲気だと思った。
なんでかわからないんだけど、ちらっと隣の庭を見たとき、浮かんで重なった。
夜中、救急車がきて隣の奥さんが運ばれた。
なんだったんだろう。あのふっと浮かんだ光景は。

2009.12.21 | | Comments(1) | Trackback(0) | ■怪異

あと2件

【恐怖】既女が語る恐い話【心霊】39
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/ms/1257516033/l50

219 :可愛い奥様 :2009/12/15(火) 20:40:30 ID:YR52k0gn0
でも意味もなく葬式が続いた事あったな。

小学生の時、国道沿いの小学校に近い方から2軒飛ばしくらいの間隔で葬式が短い期間に6、7件くらい続いた事があった。
新興住宅地でもないし、老人が多い地域でもない。
ウチも国道沿いだったから、だんだん自分の家に近づいてきて怖かった。
さすがに後半になると、一緒の方向に帰る同級生も気が付いてたもん。
結局ウチの前は通り過ぎて、ちょっと離れたお宅で葬式が出た。
その先はもう違う学区だからどうなったかわかんない。

今考えると、何か通ったのかなって思う。


256 :可愛い奥様 :2009/12/18(金) 00:04:20 ID:RE8QMthh0
>>219
もしかして千葉県?
うちの近所でもあった。


257 :可愛い奥様 :2009/12/18(金) 10:32:27 ID:rLqnpiP00
>>256
前に住んでいた所でもあった@千葉県
一人亡くなると後2人必ず亡くなる。
デフォみたいで、近所のお年寄りがお葬式があると「あと2件出るね」と話していた。
びっくりして聞いたら、その地域では昔からそうだとの事。
で、確かに後2件お葬式があった。
その後も1回お葬式があると2件続くのです、すごくびびったよ。
季節の変わり目、お年寄りが多いって言うので、周りの人はあんまり気にしてなかったけど。

2009.12.21 | | Comments(2) | Trackback(0) | ■怪異

祟りの三つ巴

【恐怖】既女が語る恐い話【心霊】39
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/ms/1257516033/l50

244 :可愛い奥様 :2009/12/17(木) 09:57:25 ID:UqaPx9Mi0
うちの近所では、左回りにグルグルと螺旋を書くように順繰りに死人が出た。
昭和50年代に開墾された住宅街でた同世代ばかりなのだけれども
31歳の長男を亡くした家もあれば、16歳の娘さんをなくした家もあり、
世代的な問題ではなさそうだった。
祟りを危惧して引っ越した家もあったが、そこのうちの主人も
引っ越し先でまだ54歳なのに急な脳梗塞でなくなった。
とうとううちの番になった。父が大腸ガンになった。
みんな覚悟を決めた。しかしうちの父は助かった。
リンパへの転移も一切なく完全に回復した。
左回りの死に神は父をすっとばして隣家へ行ってしまった。

実はその時には
「従兄弟同士に3人同い年の子供がいると、3人とも50代までに全滅する」
といううちの家系のジンクスがあって、
父と同い年の「父の従兄弟」が2人が次々と死んだ。
しかし父は助かった。

母方の実家では道路工事のために動かしてはいけないと
言われた先祖代々が祭る祠を動かした。
地元の霊媒師に祟りで身内が3人死ぬと言われた。
たしかに母方の伯父2人が次々と死んだ。白血病と胃ガンだった。
しかし父は助かった。

父の所で祟りの三つ巴が起ったのか?
実はあの世の戸籍では、父はもう鬼籍に入っている事に
なっているのかもしれない。

2009.12.21 | | Comments(4) | Trackback(0) | ■怪異

神社

▲▲★▲▲山道での恐怖体験▲▲★▲▲第3巻
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1256356800/l50

749 :本当にあった怖い名無し :2009/12/15(火) 21:31:48 ID:hqd/r51K0
怖いかどうかわからないけど、私もひとつ話を…。
学生時代、バイクツーリングが趣味で無料温泉を軸に山ん中をテントを背負って走り回ってました。
某県の某完全無料天然温泉にすっぽんぽんで入って旅の垢を落として、近くのちょっと荒れた神社にテントを張りました。
社の見える場所で、草むらだったのですが踏みしめて均して穴掘って飯盒で飯を炊いてサンマの缶詰で食べました。
食後のネスカフェ飲んで一服つけて、ちっちゃな焚き火を見つめながら持ってきたウィスキーをちびちびやって…夜も更けてきたんで焚き火に土をかけて消火してテントに入りました。
何せ貧乏学生、貧乏ライダーなもんで…寝袋なんて高級なものはないんで使い古しの毛布にくるくるくるまって寝ました。
テントの下は草なんで、寝心地は思ったほど悪くなかったです。
それでグーグー寝てたら…テントの周りを歩く音がするんです。
気持ち悪かったけどマグライト持って周りを調べても何もないんです。
それでまた寝たら「サクサク・・・・・・・・」と歩く音が。しかも今度は「そこで寝るなぁ~」って眠気マナコに聞こえた気がしました。
流石に気持ち悪かったんで、テントを引っ剥がして社の賽銭箱の上にテントシートを上手にかけてグーグー寝ました。
何時間経ったでしょうか…突然どんがらがっしゃん!と音がして飛び起きました。
マグライトで周囲を照らしたら…何と先ほどテントを張ってた場所に落石があったんです。
もしあのまま寝てたら…マジ洒落になりませんでした。
夜明けとともに賽銭箱に貧乏だけど奮発して百円入れて、その場を後にしました。
以降、ツーリング途中に社を見つけたら手をあわせるかお辞儀するようにしてます。

まったく怖くないですよね。ごめん。

2009.12.21 | | Comments(3) | Trackback(0) | ■怪異

落とし物

ほんのりと怖い話スレ その62
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1255649842/l50

786 :本当にあった怖い名無し :2009/12/17(木) 00:24:05 ID:+/PjbCxZO
小学一年の時の話

夏休みのある日家に電話がかかってきて、たまたま自分が受けた。
電話は大人の男の人の声だった。

以下電話のやりとり
俺「はい、田中(仮)です。」
男「君は、田中陽介(仮)君かな?」
俺「そうです。」
男「君の落とし物を拾ったから○○公園(近所の広めの公園)まできてくれないかな?」
俺「僕は何を落としたんですか?」
男「来れば分かるよ。」

俺は落としたものの心当たりがなく、
最近無くしたものもなかったので電話口で考え込んでいた。そしてとりあえず公園に行くと答えかけた。


787 :786続き :2009/12/17(木) 00:26:10 ID:+/PjbCxZO
そこへ母親が買い物から帰宅。
母「誰と話してるの友達?」

俺は電話中にどうやって母親の質問に回答して良いかわからず、軽くテンパりながら電話の男に
俺「すいません。お母さんに代わります。」
と答え、母親に受話器を渡した。
母親が電話を代わると電話が切られたらしい。

母親に電話の内容を話すと、母親と二人で指定された公園へ行ってみる事になった。

公園に着いて辺りを見回したがそれらしい人は居らず
子供が数人遊んでいるだけだった。
悪戯にしては俺の名前を知っていたし、気味が悪いと母親と話していた。

その日の夜、学級の緊急連絡が回ってきた。
内容は「落とし物を拾ったから取りに来いという電話がかかってきても絶対に応じないでください。」
とのことだった。

2009.12.21 | | Comments(1) | Trackback(0) | ■都市伝説・噂

ほんのりと怖い話スレ その62
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1255649842/l50

776 :本当にあった怖い名無し :2009/12/16(水) 13:46:51 ID:tHilWVe0O
月曜の夜中姉貴が部屋でドッタンバッタンしてたからうるせえって怒鳴りに行ったらぐっすりしてやがった
もしかしたら寝た振りかと思って耳元で「貧乳は罪、貧乳は人類の敵…」と呪文を唱えても反応なし
仕方ないので自分の部屋に戻って布団に入りうとうとしかけたら頭パーンって叩かれた
ビックリして起きあがると誰もいなかった
部屋の鍵も閉まったままだった…

どゆこと?

2009.12.21 | | Comments(5) | Trackback(0) | ■怪異

カラスの群れ

実話恐怖体験談その21
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1251728815/l50

520 :本当にあった怖い名無し :2009/12/17(木) 20:20:52 ID:yPwyuRqhO
昔、親戚がなんの前ぶれもなく死んだ まぁ、脳溢血?か何かだったんだが、その倒れる前日に親戚の家の屋根が真っ黒に覆い尽くされるぐらいのカラスの群れが止まってたみたい

2009.12.21 | | Comments(1) | Trackback(0) | ■怪異

白無垢

◇ 心霊ちょっといい話 ver.15 ◇
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1251510512/l50

446 :本当にあった怖い名無し :2009/12/19(土) 01:18:55 ID:2OIUZOcF0
俺がまだ小学校低学年ぐらいのガキのころの話なんだが、俺の家は当時、夏になると田舎に帰ってたんだよね。
そういうときに必ず泊まる小さな民宿があるんだ。
格部屋の入り口はドアじゃなくて襖で、宿の玄関もすりガラスの引き戸。
経営してんのもお爺さんとお婆さんっていう完全に昔ながらの民宿って感じのところでさ。
昔からずっと来てるから、ここに来ると親は宿の人に必ず挨拶と世間話するんだわ。

俺はその時、暇だからって民宿の中を探検しだしたのね。
で、俺は二回の部屋から順々に見て回って、残すところは1階の突き当たりにある部屋だけだったんだ。
ここで最後かー・・・(´・ω・`)みたいな感じで少し残念がりながら襖を開けると、なんと中には白無垢の花嫁さん。
俺は中に誰かいるとか思ってなくて軽くパニクってなきそうになって
「あぅあぅあぁ、ごご、ごべんなざいぃ・・・」見たいな感じのこといってたと思うw
そしたら向こう向いてた花嫁さんがこっちに向き直ってニコって微笑んでさ、家族がいる方向を指差して、
「あんまり離れてると心配されちゃうよ?」「早くお母さんの所へ戻ってあげなさい?」みたいな事を言われたと思う。
この時の花嫁さんの笑顔がすげー綺麗でさ、それがすげー印象に残ってる。


447 :本当にあった怖い名無し :2009/12/19(土) 01:20:17 ID:2OIUZOcF0
気まずい恥ずかしい怒られるってすくみ上がってた俺は、また小さな声で謝ると同時にその方向へ走って戻った。
んで、民宿の人と話している家族のとこに着いて、母さんに「きれいな花嫁さんがいた!」っていうと、民宿の人は訝しげに「まだ○○さん以外にはいらっしゃっていないんですけどねぇ」とか言い出して俺はまた軽くパニックw
まぁつまり、そんな花嫁さんは存在しなかったのです。みたいな

あとで聞いた話によると、その部屋は何十年も使われていない、いわゆる開かずの間だったらしい。
結局そのあと何かあったわけでもないし、まつわる話とか聞けたわけでもない。

たださ、あの花嫁さんはもう成仏したのかなーとか
結婚できなかったからまだあそこにいたのかなーとか
ちょっとだけ考えてしまったって
ただ、それだけの話。

文書くのってやっぱ難しいな・・・
長文乱文な上に大した話じゃなくてゴメン

2009.12.19 | | Comments(0) | Trackback(0) | ■怪異

市松人形

◇ 心霊ちょっといい話 ver.15 ◇
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1251510512/l50

433 :1/3 :2009/12/16(水) 01:27:09 ID:o+I7MGfg0
病院に勤務してるものですが、あるとき小児科病棟にしばらく行くことがありました。

その時、たまたま病棟で物探しをしていた師長さんが、古い市松人形を見つけ出してきたのです。
ちょうど自分が行ったとき、ナースステーションの大きな机の上に箱ごと人形を出してみんながわいわい大騒ぎしていたので、興味半分がてら首を突っ込んでみました。

看護師さんたちの証言
・いつもつかう物置の一番上の段に見慣れない箱があったので師長さんが出してきた
・物置は少なくとも年に2回は物を入れ替えたり掃除したりチェックしている(悲しいかな、病院がぼろっちいのでそうやっていらないものをどんどん捨てないと新しいものが収納できないのです)
・前回の掃除のときに誰も見ていない
・箱は埃だらけだけど、師長さん以外誰の手形も付いていない

そこで自分もみてみたのですが、正直みた瞬間、ドン引きでした。
和紙でできた立派な箱ですが、明らかに朽ちてきていて、みんなのいうとおり側面までびっしりほこりまみれ。師長さんの触った後も、そのあと誰も触っていないのもくっきりわかりました。
そして人形が気持ち悪い!
髪の毛は本物の人毛らしく、なんだか赤茶けて枝毛がある始末。ザンバラ状態で長さもなんだか不揃いに見えます。着物も元は立派な京友禅とおもわれますが、変色も虫食いもあり、振袖の袖はぐしゃっとした状態でぞんざいに押し込まれています。
そして顔は、それだけ荒れた状態にも関わらず妙に肌が白く滑らかで、釣り上がり気味の目には妙な生気が感じられます。
正直みなかったらよかった…というのが第一印象。


434 :2/3 :2009/12/16(水) 01:28:16 ID:o+I7MGfg0
その後騒ぎを聞きつけた小児科部長がやってきました。部長は穏やかなお爺ちゃん先生で、子供に泣かれるとちょっとしゅんとしたりする、愛すべき人物です。
みんながワイワイ先生に経緯を話し、やれ供養すべきだ、やれ人形寺へ連れて行けと騒いでいましたが、先生の決定はたった一言。

「きれいにして飾ってあげなさい。」

一瞬静まり返った後ナースステーションは猛抗議の嵐になりましたが、先生の意見は覆りません。
いわく、人形は子供の遊び相手、きっと寂しがってるからにぎやかにしてあげればいい、と。
ニコニコしながら「かわいい女の子じゃないか」と微笑む部長。
かわいい、て。かわいいって。これが?とうとう耄碌したのか?
色々失礼なことを考えつつ、これ以上関わるのはやめようと思ってさっさと抜けだしました。
その後、担当の子から「ナースステーションの前に立つ恐ろしい日本人形の怪談」を聞かされ、また夜怖くてトイレに行けなくておねしょした子の話などを聞いて、心の中で「ほーらやっぱり…」なんて思ったものです。
ピカ●ュウやアン●ンマン、ト●ロやキ●ィちゃんに混ざって、やや前傾姿勢でなぜか自立している世にも恐ろしい市松人形の話は、飲み会でちょっとした酒の肴になっていましたが、そのうちにだんだんみんな飽きたのか、忘れられていきました。


435 :3/3 :2009/12/16(水) 01:30:46 ID:o+I7MGfg0
変化を感じたのは半年後くらいでした。人形の髪が黒くなっていたのです。
聞けば、小児科に入院する年齢にして妊娠してしまったヤンチャな女の子が、やたらその人形をかわいがって、
退院する前に自分の髪をコクサイで染めるついでに染めていったとか。
染める時に失敗してほおの一部や首にも色をつけてしまったからと、
修正液(!)で一部お化粧がほどこされていましたが、随分顔つきも穏やかになったような印象を受けました。

そして、最近クリスマスに模様替えした病棟に久しぶりに行きましたが、表情は驚くほど穏やかになったように感じます。以前第一印象で狐のように釣りあがって見えた目は、今はむしろたれ目といっていいほど。
髪の毛もいつの間にやらちび●るこちゃんカットされていました。
誰かの手造りのサンタ帽子をちょこんと頭に載せ、ちょっと首をかしげるような姿勢で黒いしみのついた着物を着た市松人形は、とても「伝説の呪い人形」には見えません。
看護師さんにちょっと話を振ってみましたが、みんな毎日見ているせいか、「ああ、確かにそうかも知れないけど…それより忙しいのよごめん」くらいのいまいちな反応しか返ってきませんでした。
この間ちょうど忘年会があったので、部長に話を振ってみましたが、ニコニコと、「子供は信じてかわいがってあげれば答えてくれますよ。」で話はおしまいでした。

以上、心霊かどうかはわかりませんが、自分がちょっと心暖まったお話でした。

2009.12.19 | | Comments(3) | Trackback(0) | ■怪異

地蔵

◇ 心霊ちょっといい話 ver.15 ◇
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1251510512/l50

429 :本当にあった怖い名無し :2009/12/14(月) 03:11:48 ID:Gr71ntKKO
自分語り、長文です。
3年不妊治療しても子供ができなかった。薬で排卵してるし旦那も異常なしで原因不明、年も二人共20代で決して高齢ではない。
鸛キティとか子宝グッズ買ったり家族運が上がる天然石とか神社に行くとか色々してみた。
ある日、地蔵は親と別れた水子の魂を運ぶって知って我が家の近所の寺の前に地蔵があるから通るたび立ち止まって
「親を恋しがる魂があったら私達に育てさせてください。大事に育てて幸せにします」
って拝む事にしたんだ。
そしたら3年、全く妊娠しなかったのに一人より確率の低い双子妊娠!
妊娠中も出産後も感謝の気持ちで拝んでいるし地蔵に会ったら睡眠不足でも育児頑張るって思える。
未熟児で生まれたけど双子も元気に6ヶ月。
今まで無宗教で全く信仰なくて地蔵とか気にならなかったけど、やっぱり信仰の対象になる物には不思議な力があるのかもしれない

2009.12.19 | | Comments(7) | Trackback(0) | ■怪異

皆見る夢

まとめサイト:死ぬほど洒落にならない話を集めてみない?
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?233
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1260502983/l50

166 :1 ◆SEVEN/EhkI :2009/12/14(月) 19:39:54 ID:jhlftkdqO
母方の人間が皆見る夢があります。
何時代だか判然とはしないのだが、貴族が着るような服(戦国無双の今川が着ているような服)を身に纏った男女が小さい橋の上で抱き合い泣いている夢。

悲痛な嗚咽を漏らしていて、抱き合ってるだけ。

母の弟三人がこの夢を見ています。

近所に住む叔父が酒の席で漏らしたんだが、その女性が枕元に立っていたそうです。


167 :サザン ◆SEVEN/EhkI :2009/12/14(月) 19:41:04 ID:jhlftkdqO
それは叔父がまだ元気で、働き盛りの二十代前半の話し。

夏が終わりかけている時期、暑いのか涼しいのか中途半端な時期の夜にその女は現れたらしいです。
夜中にふと目が覚めた叔父は、異様な空気に驚き、起きようと思ったが体が動かない。

虫の声も聞こえず、全くの無音。 生暖かく、ねっとりとしてずうんと重い空気。

目だけは動かせたので、嫌な汗をかきながらも、冷静に状況を把握しようと辺りを見渡した。

右 何も無い 左 何も無い 下 何も無い 上 足があった

この着物、見覚えが有るな…。

あぁ、夢で見た泣いてる男女の女の方が着ていた服だ…。 貴族?

ズル ズル ズルっと音を立て、着物の裾を引きずりながらその女がゆっくりとした動作で動き出し、叔父を通り過ぎると同時に闇に消えて行き、叔父は金縛りから解放された。


女に遭遇した叔父は翌年ベーチェット病(だったかな?)にかかり、仕事も恋人も無くし、国から金を貰って生活をするようになってしまいました。

叔父の下、次男は事故を起こし、逃亡中。

三男は最近腎臓だか膵臓だかに奇形が見付かり、痛みのため働けなくなりました。

で、うちのオカン。

やはり病弱で、月の半分は寝込んでます。

オカンのオカン、俺の祖母は真冬の新潟でパートの帰りに豪雪の中倒れ、死にました。


この泣いてる男女は何なんですか? 何か関係あるんですか?

2009.12.15 | | Comments(0) | Trackback(0) | ■怪異

原発の不思議な話

まとめサイト:死ぬほど洒落にならない話を集めてみない?
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?233
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1260502983/l50

34 :本当にあった怖い名無し :2009/12/12(土) 20:53:47 ID:ciZbIXIy0
>>30
それじゃあ一丁、原発の不思議な話をお聞かせください。


77 :本当にあった怖い名無し :2009/12/13(日) 19:21:42 ID:d9REm7BNO
>>34
やっと仕事にも慣れて、1人で建屋内の現場を任されるようになった時、作業してた場所から切り上げようとしてたらPHSが鳴った。
着信履歴は会社のPHSのようだったが、リダイヤルしてみると話し中だった。
そんな時ページング(原発内の緊急の通話設備)で
「(俺会社)放管、(俺)君、ch2番…」
「ん?」って一瞬、違和感があった。
で、少し考えていた時に前から元請けの方が向こうから来て、
「あ、どーもお疲れ様です、あの、(俺会社)さんの(俺元上司)さんって先々月に亡くなってますよね?」
「お疲れ様です、えぇ。…あっ!」
「さっき、電話ん所(ページング)で見かけたんですけど、?あれ?確か…っと思ってたら、いつの間にかいなくなってて…」
そこで違和感の原因を理解し、その事とかで話をしていたら
突当たりの部屋から、「おーい!」って別な作業員達に呼ばれて(測定器具を持ってた為)行ってみると、低線量、低汚染区域から若干、汚染した水が配管のフランジから染み出して漏れていた…

ちなみに最初にかけて来たPHSは充電しても、すぐバッテリーが切れるので誰も使ってなかった。

洒落怖じゃないから評価いらん

2009.12.15 | | Comments(1) | Trackback(0) | ■怪異

猫の鳴き声

まとめサイト:死ぬほど洒落にならない話を集めてみない?
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?233
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1260502983/l50

44 :本当にあった怖い名無し :2009/12/13(日) 01:03:35 ID:C25Bw8q8O
うちの父方の祖父母の家はかなり古い家で、改築に増築を重ねて今は使われていない座敷や部屋がある。
古くなっていて危ないから近づいちゃいけないと祖母によく言われていた。

小学校四年生のお盆の時の話。
うちが本家だという事でお盆や正月は親戚一同が祖父母の家に集まる。
私は親戚の子供達の中で一番年上だったし私以外は妹も含めてまだ小学校低学年や幼稚園児だったから、その時も私は集まった子供達の世話係みたいな事をしてた。

お坊さんが帰ると、襖を取り払って広くした部屋で大人も子供も一緒にご飯を食べる。
そのあと大人達は宴会を始め、子供は別の部屋で遊ぶのが常だった。
夜八時を過ぎた頃、従兄弟の男の子が懐中電灯を見つけてきた。

最初は部屋を暗くして懐中電灯で周りを照らしたりして何が楽しいのかよくわからないけど楽しんでいた。
その内探険に行こうって話になって、なら離れに行こうとなった。
普段近づいちゃいけないと言われていたけど、その時はちょっとハイテンションで親戚の子供達にいいとこを見せ付けたいのもあって行くことにした。


45 :本当にあった怖い名無し :2009/12/13(日) 01:04:24 ID:C25Bw8q8O
一応大人に言っておこうと思ったけど、流石に祖母には言えないので、すっかり出来上がっている父親に、
「離れに探険しに行ってくる」と伝えると、「気を付けろよ~」みたいな感じで、あっさり了解を得た。

私が先頭に懐中電灯を持って、その後から妹や従兄弟たちが固まって付いてくる。
洋間の脇の廊下を抜け仏間を通り過ぎて途中途中の電灯を全部点けながら進むと件の離れへのガラス戸が見えてくる。
向こう側は真っ暗で懐中電灯の明かりがガラス戸に反射している。

ガラス戸を開けると古い畳の匂いや湿った木の匂いだと思うけど、なんだか純和風~という感じの匂いがする。
懐中電灯と廊下の光で板張りの廊下と座敷があり、廊下の先に木戸があるのがわかった。
その木戸の先は何があるかはわからない。

「行ってみよう」って言ったんだけど、親戚の子供達は恐がって「行きたくない」と言う。
私も恐かったんだけど、年長者の見栄というか、年上なんだしという気持ちがあって「じゃ、開けてくるからそこで待ってて」なんて言って、従兄弟に懐中電灯で進行方向を照らすように指示して、一人で木戸まで歩いていった。


46 :本当にあった怖い名無し :2009/12/13(日) 01:05:15 ID:C25Bw8q8O
板張りの廊下はあまり使われていないのか埃っぽくミシミシと音を上げた。
壁に手を当てゆっくりと木戸に向かって歩いていく。
恐いな~、イヤ恐くない!なんて念じながら木戸の前に立って振り向くと廊下の先で親戚の子達が固まってこっちを見ている。
「ほらぁ、平気だよ!」と声を掛けながら木戸を引くが開かない。

「あれ?あ、これ押す方だった~」とか陽気な声を出しながら木戸を押すと予想以上に大きな音を立てて木戸が開き、私は前につんのめって木戸を掴んだままこけたような姿勢になった。
同時に猫の鳴き声がして、私の恐怖がピークに達した。
声にならない悲鳴を上げながら四つんばいで親戚の子達がいる場所まで逃げようとすると、親戚の子達は無情にも逃げ出した。
廊下の先に見える光を目指して四つんばいから立ち上がりつつ駆け出す私の後ろで、木戸がまた大きな音を立てて閉まった。

必死の思いで大人達のいる部屋まで逃げ帰ると、先に逃げ出した親戚の子達がワンワン泣いていた。
私がホッとしたのも束の間、許しをくれたはずの父親にガンガン怒られてそれで泣いた。


47 :本当にあった怖い名無し :2009/12/13(日) 01:06:06 ID:C25Bw8q8O
親戚の子達が「お化けがいた!」と泣き叫び、時間も遅いからとその日はもうお開きということになった。

親戚が帰ってから妹に話を聞くと、私が木戸を開いて大きな音を立てたから皆驚いていたと言う。
その時には一番年下の子は逃げ出していて、それにつられるように皆逃げ出したとか。
猫の声は聞いていないらしい。
「でもね」と妹に泣きそうな顔で「扉が開いた先の廊下に人がおった」と言われて改めて恐怖を感じた。
「けどそれよりも四つんばいで向かってくるあんたの方が恐かった」と言われて悲しくなった。

後日親戚の子達にも聞いたが「大きな赤い目をした犬が走ってきた」や「ろくろ首が首を伸ばしていた」なづ、皆思い思いのお化けがいた話を作り上げていて正確な話は分からなかった。
ただ男の子一人と妹を含めた女の子二人は人がいたという話をしていたので何かいたんだろうとは思う。
祖父は「お盆だからご先祖様が帰ってきたんだよ」と慰めてくれたが、私が聞いた猫の声に関しては首を捻っていた。


48 :本当にあった怖い名無し :2009/12/13(日) 01:09:03 ID:C25Bw8q8O
猫の鳴き声に関しては後で祖母がこっそり教えてくれた。

まだ私の父親が高校生くらいだった頃、年末の掃除の時に離れの掃除をしようとガラス戸を開けると、どこからかニャーニャーと聞こえたらしい。
縁の下に猫が住み着いたのかと思っていたが、あまりに鳴き続けているので縁の下を覗いてみた。
猫が二匹いる、と思ったが一匹は動かない。
死んでいる。
気味が悪いと思った祖母は鳴き続ける猫を追い払い、猫の死体を捨てたらしい。
ところが、それから離れの縁の下に猫が住み着いてしまった。
何度追っ払ってもいつのまにか縁の下に戻ってニャーニャー鳴いている。
いい加減頭に来た祖母は、業者に頼んで縁の下をブロックで塞いで貰ったという。
そこまでする必要あるの?と聞いたが「最初に追い払う時に散々腕を引っ掛かれてね、それからお婆ちゃん猫が大っ嫌いになっちゃったから」らしい。

もしかしたら、私が離れで聞いた猫の声はその数十年前の猫の声なのかもしれない。
でも猫がそんなに長生きするわけないし、第一縁の下には入れない。
つまりあの夜私はご先祖様らしき霊(目にはしていないが)と猫の霊、二体の霊に遭遇したのだろうか。


あれ以来離れには近づいていませんが、今度行くことがあったら写メでも撮ってきます。

2009.12.15 | | Comments(0) | Trackback(0) | ■怪異

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