不可解な体験、謎な話~enigma~ Part69
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243 :本当にあった怖い名無し :2011/04/22(金) 21:42:12.13 ID:VRTKJhmU0
小学校五年生の林間学校の時の話。
林間学校は山の中にある青年の家のような宿泊施設に五年生の一学年全員が3泊4日ぐらい寝泊りするもの。
ある夜に、先生やボーイスカウトの人たちとキャンプファイヤーを囲み、歌を歌ったりしていた。
輪の中心で先生や生徒が出し物なんかをして、みんながそこに注目している中、ふと前方の斜め上空を見上げたら、ものすごく大きな白く光る球体みたいなものがヒョッと暗い森の中から浮かんできて中空で止まった。
物体はまさに球体という感じで、UFOのような円盤型では無かった。
「えっ?」とびっくりして慌てて隣にいた友達の顔を見ると、
友達も目撃していたようで驚いた顔で私を見ていた。
もう一度前方の空を見たら、光る物体は姿を消していた。
「今の見た?」
「うん、何?」
「UFO?」
「わかんない!」
二人とも興奮したが、その時はキャンプファイアーの楽しさもあって白い発光体についてはスルーした。
後になって他の子たちにも聞きまわったけど、結局それを見たのは私とその子二人だけだった。
あれがいったい何だったのか、今でもわからない。
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2011.04.25 |
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不可解な体験、謎な話~enigma~ Part69
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238 :1/2 :2011/04/22(金) 13:52:44.56 ID:bE5QqE690
祖母ちゃんが子供だったときの体験談を教えてくれた。
夏休みに田舎に行って遊んでいたら、親におつかいを言いつけられた。
てくてく歩いて河原に出たら、子供がしゃがんで石を手に遊んでいるのを見かけた。
近づいてみたら、鬼の子だった。
頭のてっぺんが禿げているように見えたのが、肉が盛り上がって角になっていたそうだ。
しかし怖さよりも格好のみすぼらしさに、かわいそうだって思いがわいた。
着ている物が襤褸なんてものじゃなく、ムシロを体に巻き付けているようで、腕も足も垢まみれなんだか火傷のような赤汚い色なんだそうだ。
そして祖母ちゃんが近づいて来たのに気がついたようなんだけど、(意地でも見てやるもんか)という感じで顔を上げず、石を積み上げたり崩したり一人で遊んでいた。
祖母ちゃんも声をかけようか迷ったんだけど、従兄の
「道で猫の死体を見ても、可哀想だなんて思っちゃダメだぞ。ついてきちゃうぞ」
という言葉を思い出し、その場所を立ち去ったんだと。
239 :2/2 :2011/04/22(金) 13:53:21.53 ID:bE5QqE690
日にちが経っても忘れられず、お寺のお坊さんにそのことを相談したら
「そうだよなぁ、ついてこられたら困るよなぁ。しかしな、仏様なら大丈夫だ。子鬼だろうが大鬼だろうが、人に悪さをせず、仏様について行ったら極楽に行ける。人間なら猫の霊でも鬼でも大変だけど、仏様ならどれだけ来ても、ちゃーんと助けてくれる。その鬼の子が極楽に行けるよう、お祈りしてあげような」
と言ってくれ、五分くらいご祈祷してくれた。そしてお守りをくれて、
「こんどまた鬼や霊を見ることがあったら、このお守りを見せて、この仏様のところに行け!って言いなさい。ちゃんと、大声で、はっきりとした声で言うんだ。そうしたら大丈夫。その鬼もつらい思いから助かるよ」
しかしそれから、そのお守りとかけ声を使うようなことには、遭わなかったそうだ。
2011.04.25 |
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不可解な体験、謎な話~enigma~ Part69
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207 :1/2 :2011/04/20(水) 10:54:00.66 ID:9KRgD67s0
昨日聞いた話し。
まとめサイトを見ていて、海とか川とか水系の怖い話しは豊富にあるけど、火の中系の怖い話しがないなーと思って、たまたま家に来ていた叔父さんが海外旅行時の面白い話をしていたんで、「ないですねー」と話しを振ってみた。
叔父さんは遊び人で気さくな人だったんだけど、そのとき初めて
「なんで俺にそういうことを言う?」
と声を荒げてきた。
親父もちょっと驚いた。
叔父さん、ちょっと冷静になって、
「一度わけのわからんものをみたことがある」
と話し出した。
一度、カリフォルニアの山火事に遭遇したことがあるんだって。
消防士や警察官に誘導され、安全な場所にある建物に誘導され、周囲の人達と火事を見物していた。
オペラグラス持ってたんでぼんやり見ていたら、ゴウゴウ燃えている中に黒い人影が見えた。
なんか物を持ち上げてすぐ横に動かしている動作に見える。
208 :2/3長い!って出るんで :2011/04/20(水) 10:57:14.29 ID:9KRgD67s0
隣の人に「あそこ、なんか変な物が見えません?」と声をかけるが、遠いのでちゃんとした場所の説明が難しい。
とりあえずその人にオペラグラス渡してそっちの方向を見てもらうが、何も見つからないという。
周囲の何人かも「どうした?」って寄ってくるが、みんなも特に変わった物は見えないという。
叔父さんがまた見ると、やっぱり人影が見えるんだけど、説明が面倒だし、誰かいたら警察も消防も大騒ぎしているはずだってんで、「見間違いかぁ」ってことにした。
当然その後、そこいら辺で死者はゼロって発表。
209 :3/3長い!って出たんで :2011/04/20(水) 11:01:47.18 ID:9KRgD67s0
いろんな国を旅して、唯一の「わけのわからん」体験なんだそうな
親父がそれを聞いていて、陶芸の窯とか、昔は風呂場の釜炊きとか別に話も聞かないけど、火事場だったら変な事言うと「お前が火をつけたんじゃね?」と疑われるかもしれないから、見ても何も言わないのかもな、と話を終わらせた。
オカ板に来ているおまいらなら「火の中に見えた変なモン」の話は知ってるのがあるだろうけど、広まらないのはそんな理由かね。
2011.04.25 |
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174 :本当にあった怖い名無し :2011/04/17(日) 18:02:10.78 ID:piX5jF+h0
小学生の頃変な体験をした。
地味な話だけどよかったら聞いてほしい
昼休みに校内でかくれんぼをすることになって、空いている掃除用具のひとつに隠れたときの話。
しばらくじっとしてたんだけど、途中から静かすぎてなんかおかしいと思い始めた。
校内を走り回ってる奴も沢山いたのに全然音がしない。
鬼役のホームポイントみたいな位置からわりと近くに隠れてるのに、見つかった奴が連れて来られる気配もない。
不思議だなと思いながら10分くらい隠れ続けてたら、掃除用具入れの前に誰かが来て、正面向きに立ったのが分かった。
足元に小さい隙間があって、そこから足がちょっと見えてるのな。
鬼役だか誰だか知らないけど開けんな!って念じてたら、数分(5分くらい?)後にいなくなった。
それからまた完全無音。
段々言葉にできないような嫌な感じがしてきて、思わず飛び出した。
そしたら自分以外全員がホームポイントにいてわあわあ喋ってた。
中にいる間は全然そんな声聞こえなかったのに。
しかも「いつの間にそこに入ったの?!」ってびっくりされて、「最初からいたよ!」って答えたら
お前が隠れていた掃除用具はとっくに調べた、誰もいなかったって主張された。しかも数人から。
隠れたのはまだ鬼役のカウント中だったし、隠れてから一度も外に出ていない。
あの完全に無音の時間と、しばらく扉ごしに向き合った足の持ち主のことを考えると未だに妙な怖さがある
2011.04.25 |
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172 :本当にあった怖い名無し :2011/04/17(日) 17:53:17.03 ID:YgYJ/sxM0
三年くらい前の話なんだけど、じいちゃんが死んで葬式に行ったんだ
お坊さんがお経唱えてる時不謹慎だけどウトウトしてきちゃって、(やばい寝るかもでもいいや)って思ってたら肩甲骨?のあたりを一本指でぐっと押されたんだ
後ろに座ってる人が寝るな!ってつついてきたのかなと思って姿勢を正した
不思議とそれで目がすっきり覚めたというか、眠気が吹っ飛んだ
その時はそれをなんとも思わなかったんだけど、火葬場に移動する時車内で叔母が俺とまったく同じ体験をしたって話した。
ウトウトしてたら背中を押されたんだって
後ろに誰もいないのに。
よく考えたら俺の後ろも誰も座ってなかったんだよね
じいちゃんすげえ真面目な人だから、寝るなって注意したんだろうか・・・
2011.04.24 |
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170 :本当にあった怖い名無し :2011/04/17(日) 17:33:37.97 ID:98BDQ4jbO
今起きてすげービビってること
三歳の甥っ子と暮らしてて、その子は、俺が床に座ってると後ろから背中に飛びついてきて腕を俺の首にまわし、俺がその手を喉のあたりで掴んで、そのまま立つ
すると甥っ子は俺の背中で宙ぶらりんになるので、俺がわざと体を揺すって歩き回る、という遊びが好きで、いつもいきなり背中に飛びついてくるんだけど
今、テレビ見てると背中にいつもの衝撃があって、首にしがみついて来たから、母親と出かけてた甥っ子が今帰ってきて、ただいまを言う前に飛びついて来たんだと思って「不意打ちか!」って大げさにびっくりしたフリをしながら、首に回してある手を掴んだら甥っ子の手じゃなかった
なんつうか、毛が生えてて骨ばっかりで、動物の手(前足?)みたいな、でも形は間違いなく人間の手(手首を掴んだ感じがした)で、甥っ子のぷよぷよの手だと思って掴んだから驚いて「わあっ」みたいな声を出して手を離して前に逃げるようにして振り返った
とーぜん何にも居ない…
まじこえー早く誰か帰ってきて
文章読みにくかったらごめん
2011.04.24 |
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161 :本当にあった怖い名無し :2011/04/17(日) 16:19:03.58 ID:DPZ9Hyi+0
別に怖くもない話を一つ。
自分の実家は家の前に坂があり、坂の脇には高さ1メートルくらいの石垣があります。
その石垣の片方に柿の木が植わっていて、毎年、秋になると実をつけていました。
ある年の秋に、そこで真っ白い何かに会いました。
当時、幼稚園生だった自分が坂を登って家に帰っていると、柿の木のほうでがさがさと音がするのです。
カラスが落ちた実をつついてるのかな?そう思いながら柿の木を見ると、木の下に何か、真っ白いものがいます。
大きさは、ちょうど1メートルくらい。真っ白な長い毛に覆われたそれは、落ちた柿の実を食べているようでした。
162 :本当にあった怖い名無し :2011/04/17(日) 16:21:44.13 ID:DPZ9Hyi+0
気にせず家に帰ればよかったのかもしれませんが、ビビリの自分は怖くて動けなくなりました。
じわじわ汗をかきつつ突っ立っていると、それが私に気づいて動きをとめました。
白いやつは、顔をあげたのだと思います。けれど、どこもかしこも真っ白の毛で覆われていて、目は合いませんでした。
ここで、怖さがピークに達した自分は石を投げようと思いつきました。
思ったのですが、同時に石があたったら痛いし、可哀想だ。とも思ったのです。
そこで、白いものから目を離さないように屈み、足元の石を拾うふり。さらに、拾った石を投げるふりをしました。
163 :本当にあった怖い名無し :2011/04/17(日) 16:25:32.68 ID:DPZ9Hyi+0
急に腕をふりあげたのに驚いたのか、石を投げられると思ったのか。
白いものはぽーんと飛んで別の石垣に飛び移りました。
柿の下から2メートルくらいのところにある石垣です。
それから、ちょっとだけ止まって、ふりむいたのか?
頭と思われる部分がこちらを向きました。
緊張して見つめる自分を見て、それからまたぽんぽんと山の方へと飛んでいきました。
それが去ってから、すぐさま家に居た母親に話したところ「狸じゃね?」という雑な答え。
実家で狸を見たことはありますが、明らかに小さいし、毛が短いし、何より色が違う。
とりあえず、もう一度会えたらびっくりさせてごめん、て言いたいです。
今は自分のほうが大きいし、大きさをのぞけば別に怖くもなかったので。
2011.04.24 |
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145 :本当にあった怖い名無し :2011/04/16(土) 23:20:21.88 ID:EPAIHElf0
俺は10歳の頃に多分神隠し的なものあったことある。
山奥の田舎にある父方の実家に家族で行った時、
昼飯食べたすぐ後に、家の裏へ回ってそこにあった井戸をちょっと覗き込んで見てからすぐ顔をあげたら、もう夕方だった。
は?とか思って見回しても夕日で辺りが赤く染まってた。
急いで表に回って家の中に入ったら、ちょっとした騒ぎになってて父親は山まで俺を捜索しに行ってるし母親は半狂乱だしで相当大変だった。
裏庭も当然探したら俺はいなかったそうだ。
まあ結局狐に化かされたってことになったけど、他にも変なことばっか起こってたな。
146 :本当にあった怖い名無し :2011/04/16(土) 23:50:32.14 ID:ttsU6lyj0
>>145
他にって、例えばどんなこと??
149 :本当にあった怖い名無し :2011/04/17(日) 01:59:33.41 ID:utuvaYfw0
>>146
例えば、その祖父母の家の傍にある川に叔母と妹と行ったんだけど、そこで女の人に会った。
その女はささっと俺に近づいてきて「これあげるよ」って言いながら根っこごとスミレ渡してから山に入ってった。
でもちょっと離れてたとこにいた叔母と妹は誰も見てないらしい。
ちなみにその村には若い女は一人もいない。
その人も父が言うには狐らしい。
スミレは気味悪いから捨てろって祖母が言ったけど、俺は従わずに自宅に持って帰って植えた。
今でもちゃんと庭に生えてる。
150 :本当にあった怖い名無し :2011/04/17(日) 02:02:12.71 ID:utuvaYfw0
あとは全然記憶にないけど、俺が3歳のころ、その祖父母家の鴨居?に向かって手を振って笑ってたらしい。
俺はその時母親に「ねえねえあの人、俺のこと良い子だって言ってくれたよ!」みたいなことうきうきしながら報告したんだと。
後で聞いたけど、その鴨居は祖母(父親の本当の母親)が自殺したとこだった。
ちなみに俺の父親は、祖父と義理祖母とすごく仲悪いし、兄妹間もぎくしゃくしてる。
父方の実家は内情が相当ドロドロしてる上に狐とか狸とか出る山奥の村で、そういう事情もあるし変なことが起こる。
152 :本当にあった怖い名無し :2011/04/17(日) 02:12:52.59 ID:e5ZhGBKJP
いやーん
スミレの話すてき
他にもあったら話して下さいな
156 :本当にあった怖い名無し :2011/04/17(日) 02:45:58.59 ID:utuvaYfw0
>>152
俺はあと一度だけその女のひとが釣りしてる姿を遠目に見たことがある。
もう近寄っちゃいけないって言われてたから、遠くから「ざりがに居るとこしらなーい?」って声かけた。
我ながら怖いもの知らずだったな。
側にいた父親はぎょっとしてたし、後から聞いたけど別に何も見えてなかったらしい。
そしたらちょっと川から離れたとこを指差すのが見えたから、急いでそこに行ったら大きいのがのそのそ歩いてた。
それからその女の人の方振り向いたけどやっぱりもういなかった。
別に怖いとは思わなかったけど父親には怒られるしもう声もかけちゃいけないって言われたな。
2011.04.24 |
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恐い話@同人28
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/doujin/1300527239/l50
859 :怖い1/2 :2011/04/22(金) 00:26:51.54 ID:tEk5bkBO0
話を豚切るけど、怖いというか謎な話
リア中の頃お世話になったAさん
とても親切な人で、同人について色々教えてくれた
「遊びにおいでよ~」と誘われ、当時家が近かったこともあり、(Aさんは成人して一人暮らしだった)アパートにお邪魔することに。
絵の描き方を教わったりして楽しく過ごしたあと、Aさんが出したという同人誌を見せてくれた
ギャグとほのぼのの合同誌で、リアの自分にもわかるクオリティーの高さ。
Aさんすげぇ!と思ったと同時に、相方さんがいることを初めて知った
もとは二人サークルだけど、相方さんは遠方住まいでなかなか会えず、合同誌を出してもイベント自体参加出来なかったりするらしい。
それでもFAXや手紙でイラスト交換や萌え話できるから十分満足、と相方さんのFAXやイラストを見せてくれた(相方さんの絵も神クオリティ)
860 :怖い2/2 :2011/04/22(金) 00:33:47.12 ID:tEk5bkBO0
それから自分は受験や引越しで同人から遠ざかり、Aさんとの連絡も途絶えてしまった
そして先日、自分にAさんを紹介してくれたBとばったり会った
「Aさんはどうしてる?」と尋ねると
Aさんは同人から足を洗い、今はどうしているのかわからないとのこと。
「相方さんもいたのに…残念だね」と言うと
B「相方? そ ん な 人 い な い よ」
861 :怖い/最後 :2011/04/22(金) 00:37:44.51 ID:tEk5bkBO0
スマン、2つに収まらなかったorz
わけがわからず説明を求めると、なんとAさんに相方は存在せず、合同誌もAさんが全部一人で描いたもの。
Bや周りの同人仲間も最初は二人サークルだと信じていたが、イベント会場でAさんが相方さんそっくりの絵でスケブを描いていた
ことからバレたらしい。
それから一気にジャンルの人から気味悪がられたAさんは、すぐに同人をやめにしまったという。
今となってはBの話が本当かどうか確かめることもできないんだが、あのきちんとファイリングされたFAXや山のような手紙が全部Aさんの自作自演と思うと…
もし本当だったら、Aさんは一体何がしたかったんだろう
2011.04.24 |
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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part5∧∧
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223 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2011/04/22(金) 20:41:16.40 ID:pDpTQD220
同僚の話。
家族を連れて、牧場に遊びに行った。
山の牧場はとても長閑で、乳搾りをしたり羊を触ったりして楽しんでいた。
そうこうしてるうち、子供が奇妙なことを訴えだした。
「あそこに何かいるよ!」と言って柵を指差す。
彼には何も見えない。
「何もいないぞ」と返すと「ダメ、それじゃ見えない!」
そう言って彼の手を引いて移動させる。
牛の側まで来ると「ここ!ここから見るの!」と牛の脚を示した。
どうやら、牛の脚の間からあちらを覗けと言いたいらしい。
苦笑いしながらも、子供の言う通りにする。
「・・・あれ? 本当に何かいるぞ・・・」
黒毛の小さな豚のような生き物が、柵の根元に座り込んでいた。
ペタンと胡座をかき、ひどく退屈そうな格好で。
豚に似て見えるが、どことなく人間臭い印象も受ける。
慌てて立ち上がって眺め直したが、そこからだと何も見えない。
ゆっくりとしゃがみ直し、もう一度脚の間から向こうを見やった。
「・・・いた。何だ、何でここからだと見えるんだ!?」
224 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2011/04/22(金) 20:42:21.81 ID:pDpTQD220
思わず子供と駆け回って、そこらの牛や羊の脚の間を覗きまくった。
確かに見える。
普通に見ると見えないが、動物の脚間を通すと、黒小豚に似た生き物がそこにしっかりと見えてしまう。
父子でおかしな行動を取るのが目立ったのか、牧場の作業員が寄ってきた。
「あの、あの」と口籠もる。
何と説明したら良いものやら。
作業員は微笑みながら「マタマタが見えたんですね」と口にした。
聞けば、時折牧場に出没するモノノケなのだそうだ。
四つ脚の動物の、脚の間から眺めた時にだけ、その姿が確認できる。
昔からそこの牧場では、マタマタと呼んでいるのだと。
「何しても反応しないし、向こうから何かすることもないんで放ってます。滅多なことじゃ気が付かないですしね。気が付くのは大抵、お子さんのようにまだ小さな子供ですよ」
ただ牧草の上に座り込み、欠伸するだけのモノノケ。
おかしなモノもいるものだなぁ、と不思議に思ったのだそうだ。
2011.04.24 |
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182 :本当にあった怖い名無し :2011/04/21(木) 14:47:37.49 ID:XyaIeZAi0
今から数十年も前のこと。
黒川金山に向かう道を枯葉を踏み締めながら歩いていた。
すると、何かが足に当たった。
石ころだと思い通り過ぎようとしたが気になって手に取ると、何と錆びついたかんざしだった。
今の時代にかんざしをして山を歩く人なんかまずいない。
有り得ないことだが拾ってポケットにしまって目的地に急いだ。
下山して町の郷土家に見せると、「江戸時代以前のもので金山の女郎がつけてたもの」という。
近くには花魁淵という曰く付きの場所があった。
真偽のほどはともかく、何百年もあとの時代に当時のかんざしが簡単に見付かるのか。
発掘調査していて見付かったとかなら理解できるが・・・。
枯葉の下というから俄に信じられないが、誰かが見付けて落としたか捨てたかとしか思えない。
今でも信じられない出来事だった。
2011.04.24 |
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127 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2011/04/20(水) 20:14:28.62 ID:M9js9F/p0
知り合いの話。
彼は電波中継棟のメンテナンスを生業としている。
人里離れた山奥にある物が多いのだが、その中には奇妙な物件が偶にあるという。
「どうもね、中に何物かが入り込んでるんだよ。錠が下りて閉まってるのに、開けるとムッと獣臭がする。入ってみると、黒い毛で作られた、巣みたいな物が隅っこにあるんだ。何かで固められてて、饐えた臭いがする代物が。でもその中には何も居ないんだよねコレが。何処から入り込んで、何処へ出て行ったんだろう?」
「残ってた毛を調べてもらったヤツがいたんだけどね。数種類の動物の毛が混じっていたらしいよ。だからやっぱり、何がその巣を作っていたのかは謎のままなんだ」
「同じ敷地内にさ、小さな祠があるんだよ。聞いた噂じゃ、昔はその祠の中に巣が作られていたらしい。局の建物が出来てから、いつの間にかこちらに移ってきたんだとか。狭い祠より中継棟の方が居心地が良いのかね。あそこも中はそんなに広くないんだけどな」
以前は巣を壊していたのだが、今はそのまま放っているのだそうだ。
「壊しているうちに、段々と邪魔にならない場所に移動しちゃって。そうなると、何度も作り直させるのも悪い気がするし。やっぱり共存共栄の精神だよね」
ただ、一体何と共存しているのかは、深く考えないようにしているそうだ。
2011.04.24 |
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126 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2011/04/20(水) 20:12:55.31 ID:M9js9F/p0
知り合いの話。
その昔、彼女の祖父がまだ炭焼きをしていた頃の話だ。
煮炊きに使う薪を集めに山奥を歩いていると、見覚えのない広場に足を踏み入れた。
はて、この山ン中にこんな開いた所があったろうか?
見れば下生えも綺麗に刈られていて、歩き回るのにも支障がない。
明らかに人の手が入っている。
広場の真ん中に、古びた祠みたいな物が見える。
近よってみたところ、そこには奇妙な物が並べられていた。
人を象った、不格好な木彫りの人形。
誰が拵えた物かわからないが、五体ほど等間隔で置かれていた。
見ているうちに何故か気持ち悪くなり、逃げるようにそこを後にしたそうだ。
炭焼き小屋に帰ってから、居合わせた里仲間に自分の見たことを話してみた。
「サンコウさんの土地に入り込んじまったんだな」と言われた。
サンコウさんとは、そこの山神の呼び名だ。
「人形ってのは今年、サンコウさんが取ると決めた人の形代だろう。お前さん、山で仕事するんなら気を付けるがいい。機嫌損ねると、その五人の内の一人になっちまうぞ」
「嘘か誠かはわからんが、そう言われたんだよ。だからって訳じゃないが、山ン中にいる時は粗相しないよう心掛けたよ。幸い、サンコウさんに取られもせず全う出来た。有り難いことだ」
祖父はそう彼女に語ったという。
最後にこう付け加えた。
「それにしても不思議なのは、あの広場には二度と辿り着けなかったことだ。サンコウさんは、何で儂にあそこを見せたんだろうな」
2011.04.24 |
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125 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2011/04/20(水) 20:10:41.63 ID:M9js9F/p0
知り合いの話。
彼は仕事でよく山に籠もるのだという。
ある夜、テントで休んでいると「どーんっ!」という地響きがした。
立木でも倒れたかと外を窺うと、テントのすぐ近くに赤黒い物が落ちていた。
グシャッと押し潰された、何かの小動物の死体。
まだ死んだばかりのようで、骸からは微かに湯気が昇っていた。
しかし、それを押し潰した物は何処にも見当たらなかった。
倒木など陰も形もない。
周りの森はしんと静まり返っている。
すぐに宿泊する場所を変えたのだが、夜が明けるまでまんじりとも出来なかった。
彼はその後も何度か、そんな音を聞いているそうだ。
聞く度「また何か押し潰されちゃったのかな」そう考えてしまうという。
2011.04.24 |
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90 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2011/04/18(月) 20:26:42.05 ID:90R4Xh7N0
郷土史家の話。
地元の山中に、小さな古墳があるのだという。
古跡と言っても、こんもりとした土山から大きな石が幾つか顔を覗かせているだけで、
一見ではそれと気が付かないような代物らしい。
そこに近よると、すぐ耳元で声がすることがある。
「ふあ~~あ」と誰かが欠伸する声が。
地元の人はそこを欠伸塚と呼んで、近よることなく避けているそうだ。
2011.04.24 |
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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part5∧∧
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89 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2011/04/18(月) 20:25:54.41 ID:90R4Xh7N0
友人の話。
家の裏山に分け入っていると、背後から足音が聞こえてきた。
誰だろうと振り向いたが、近くに人の姿はない。
立ち止まっている彼女の横を、そのまま足音だけが通り過ぎていった。
微かにお香を炊いた匂いがしたそうだ。
「家の山にはオコウさんが住んでるって、昔から聞かされているんだ。オコウさんが何かは伝わってないんだけど、もしかしたらアレだったのかもね」
大したことでもない様子で彼女はそう言っていた。
2011.04.24 |
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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part5∧∧
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88 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2011/04/18(月) 20:24:14.68 ID:90R4Xh7N0
仕事仲間の話。
山奥の実家に里帰りした折、義父の炭焼きを手伝うことにした。
幼い息子も行きたがったので、連れていくことにした。
義父は大層喜んだが、一つだけ妙なことを言う。
「今夜遅く、日付の変わる頃合には焼き小屋の外に出られないから。トイレは早めに済ませておくか、我慢しろ」
「どうしてですか」と問えば「今日はそういう日だから」としか答えない。
興味を覚え、深夜まで起きていたが、特に変わったことは何も生じなかった。
少し残念に思いながら眠りについたのだという。
しかし翌朝、息子がこんなことを口にする。
「昨日の夜はお外ですっごい音がしてたね。象でも通ったのかな?」
「象は日本にいないし、大体が昨晩そんな音はしなかったぞ」
彼はそう嗜めたが、息子は頑なに、大きな足音が聞こえたと言い張る。
義父は「ほう、あれが聞こえたか」と少し感心したような声を上げた。
「僕には何も聞こえませんでしたが」と彼が困惑しながら尋ねると、
「まぁ見えたり聞こえたりしない方が良いかもしれん」とだけ返す義父。
大きくなった今も時々、息子はあの夜の話をする。
「あの音、親父だけ聞こえなかったんだよな」と嬉しそうに。
それを聞く度、何故か悔しくなるのだそうだ。
2011.04.24 |
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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part5∧∧
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51 :本当にあった怖い名無し :2011/04/17(日) 21:50:39.08 ID:S6PSJnie0
もう20年前近く前の話だけど。
俺は俗に言う走り屋をやってて、よく峠とか山に走りに行っていた。
当時は東京にいてその周辺を走ってたんだけど、大学の夏休みには長野の祖父の家行ってそっちで走ってた。
祖父の家の周りは本当に田舎って感じでコンビニなんて勿論無くて、街に出ないとまともに買い物なんてできない位田舎だった。
俺が小学校入る前から祖父の家に行くのは夏の恒例行事で、都会育ちだった俺には田舎の光景が始めてみる物ばかりでとても面白かった。
祖父は昔から山で遊ぶ前に、俺に「絶対に○山にだけは行くなよ」って言っていた。
その山は祖父の家から比較的近く、遊び場には絶好だったけど近所の子達も「親に行くなって言われてるから行かない」と言っていたから、結局子供のころは登る事は無かった。
54 :本当にあった怖い名無し :2011/04/17(日) 22:12:27.09 ID:S6PSJnie0
20になる頃には祖父の話も忘れて、祖父も自分にそんな事を言わなくなっていた。
当時俺はドリフトばっかりやっていて、走る場所も舗装された峠道だったんだけど。
WRCっていうラリーレースを見て俺は未舗装路を走るのって面白そうだと思い、初代ランエボを買った。
20年近く前って言っても東京近郊には未舗装路なんて無く、長野に行ったら未舗装路を走ろうと考えていた。
その後祖父の家に行った時いつも走っている峠道じゃなくって、そこから一本はずれた未舗装路を走りにいった。
そこは山道らしく細い道だったが気分は以上にハイになっていて、ガンガン進んでいった。
走ってる途中木か何かを踏んだらしくタイヤがパンクしてしまった。
ちょうどちょっと開けた広場?というか木が生えていない原っぱのような所があったので。
そこで俺は車を止めて修理しようと思った。
タイヤはドリフトやってた時代の癖でトランクに入ってたから問題なくって、ジャッキも下が土だけど何とか車体は上げられた。
タイヤを付け終わって軽く一服しようと思ったら木の影に何か奇妙なものがいた。
58 :本当にあった怖い名無し :2011/04/17(日) 22:27:41.71 ID:S6PSJnie0
そいつは二本足で立っていて、遠くて良く分からなかったが小学生ぐらいの身長だった。
俺はこんな夜遅くに小学生がこんなところにいるか?と疑問に思った。
そこは舗装された道から車で20分ぐらい走ったところだし、山の奥深く過ぎて民家があるとも思えなかった。
そんな事を考えてると奴はこっちに歩いてきた。
近づいてきたら分かったが、そいつは明らかに人じゃなかった。
体は全身毛に覆われていて、顔だけが人の赤ん坊みたいだった。
10mぐらい接近されて俺はこれはやばいと思って急いで車の中に戻ってエンジンをかけた。
そしたらそいつは一気に走り出して車のドアを掴んできた。
エンジンは一発でかかって思いっきり空ぶかしをしてやった。
かなりDQNな行為だが当時の俺の車サイレンサー無しの仕様だったため、異常な爆音が鳴った。
奴はそれに驚いたようですぐに車から離れていった。
俺はその後とにかく急いで山を降りて祖父の家に帰った。
60 :本当にあった怖い名無し :2011/04/17(日) 22:33:38.92 ID:S6PSJnie0
家に帰った俺は祖父にその事を話した。
そうすると祖父は今まで俺に怒った事が殆ど無い穏やかな性格だったが、ものすごい勢いで怒られた。
その後泣きながら本当に無事でよかった。と俺を抱きしめてくれた。
俺が入ったその未舗装路は祖父が昔から入るなといっていた○山だった。
祖父曰くそこには山の神様が住んでいるから、人は絶対に入っちゃいけない場所なんだと、後から教えてもらった。
長文すみませんでした。
2011.04.24 |
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ほんのりと怖い話スレ その72
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14 :本当にあった怖い名無し :2011/04/23(土) 07:03:55.50 ID:GtdCX5Gh0
うち小さいマンションの一番上の階なんだがよく夜中に上のほうから子供の足音みたいなのが聴こえる
うち屋上にはいけない…
38 :本当にあった怖い名無し :2011/04/24(日) 01:34:04.02 ID:G3ie7DPmO
>>14
話を読んで思い出した。
小さい時分夜中に小用に起きたんだけど、寝床に戻る途中にある大きな食器棚のガラス戸に、人が立っているのが見えた。
相手の立ち位置は自分のすぐ斜め後ろ。
腕を伸ばせば届くぐらい近かった。
姿は典型的な幽霊のイメージそのもので、長い黒髪に白装束、顔は伏せ気味でマネキンみたいに微動だにしない。
その後のことは何故か記憶から抜け落ちてる。
思い返すとそれが現れる数日前から音源不明の子どもが駆回るような音を聞くことがあって、その晩の出来事を境にぴたりと聞かなくなった。
当時はしばらく鏡が見れないぐらい怖がってたけど、書いてみるとそうでもないね。
【「人」の続きを読む】
2011.04.24 |
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ほんのりと怖い話スレ その72
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17 :本当にあった怖い名無し :2011/04/23(土) 10:42:07.79 ID:Rx1SkKyJO
怖くはないけど、不思議だった出来事
今年の正月、母方実家に久しぶりに行った
子ども達が4人いるんで、そいつらのテンションの高さに合わせつつ一緒に遊びつつ、お年玉をやらないとなぁと考えた
カードゲームをやってた
俺を入れて5人だが6人いる錯覚に何度もとらわれ、あれっ?お金あげるのは4人だよな?と思いつつ子ども達の人数を数えてたら、5人になってしまう
面倒臭くなって考えるのを辞めたw
そして、宴席に呼び戻されお年玉をやるのも忘れたw
去年、実家でガレージで3人遊んでる姿を見てたら、どうしても一人増えて4人いるよう気がしてならなかったなぁ
座敷わらしでもいるねかねぇ
2011.04.24 |
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ほんのりと怖い話スレ その71
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961 :本当にあった怖い名無し :2011/04/19(火) 21:45:58.32 ID:CXG2E+AoO
携帯から失礼。ちょっと長い。
冬半ばぐらいの話だ。
日が暮れて、辺りは真っ暗だった。駅から家に向かって帰る道には公園がある。丁度その公園の横を歩いていたときだった。
「おあーお…おあーーーお…」
猫の鳴き声みたいな音がした。
一瞬人間の赤ちゃんかと思って吃驚したけど、それにしては野太い。
発情期になると猫が赤ちゃんみたいな声出すだろ、あんな感じ。
鳴き声がした方を見ると、普段昼間でも人の少ないその公園の中に、珍しく人が立っているのを見つけた。
ブランコの座る部分の隣に立っているのは、禿げ頭の爺さんだった。六十代くらいかな。電灯の近くだったから、着ていたスラックス?の色もよく見えた。
その爺さんはこれでもかってくらいに口を開けて声を出した。
「おあーーーーーーーお」
さっきの声はこの爺さんが出していた。
気味悪くて近寄りたくなかったけど、迂回ルートが工事中で、そのブランコの後ろの道を通らないと帰れない。
仕方ないからなるべく爺さんを視界に入れないようにしてその後ろをそそくさと通り過ぎようとした。
そうしたら、俺が爺さんの真後ろに来た途端、ガチャガチャガンガンカンカンッて金属をむちゃくちゃに叩く音がした。
吃驚して思わず音のした方向を見ると、爺さんがブランコのチェーンを持って鳴らしてたんだ。心臓バクバクしてさ、俺はその場で硬直した。
962 :本当にあった怖い名無し :2011/04/19(火) 21:47:03.65 ID:CXG2E+AoO
爺さんは右手を頭の横辺りに持ってきて、何か掴んだと思うとそれを引っ張った。
「ぐぇぇええええっ!」
爺さんが悲鳴を上げた。何事かと思って凝視すると、爺さんの首に縄が掛かってて、それがブランコがぶら下がっている鉄の棒に伸びていた。更にそこからロープの先が爺さんの手元に伸びている。
爺さんは自分の腕で首を吊っていた。しかもロープを引っ張る力を緩めたり入れたりしてるみたいで、爺さんの手が上下するのと連動して頭が何度も痙攣するように動いた。
「ぐぇぷっ!ぐぎぎっ!ぎいいっ!おぇええっ!ぐぇっ!ひひぎっ!」
そんな感じで何度も首吊ってんだよ、爺さんが。俺どうしたらいいのかわかんなくて、腰が抜けたみたいにその場で石になってた。泣くかと思った。
その内爺さんが盛大にゲロ漏らして首吊る手を止めた。そんで、俺の方を見たんだよ。白目剥いたゲロ塗れの顔が俺を見て、
「げひひいいいいいいいいいいいいい」
って笑い声か何なのかよく分かんない声出した。俺は走って逃げた。正直泣きそうだった。
それから公園でその爺さんを見ることは無くなったけど、俺には霊感とか無いし、その爺さんに精神的な問題があったとか夢遊病みたいなもんだと思うことにしてた。
のに、つい先週、その公園を通ったら、爺さんじゃないけど近所の高校の女子高生が一人でブランコの下に立ってた。
白目向いて口大きく開いて「おあーーーーーお」って鳴いてた。
2011.04.24 |
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ほんのりと怖い話スレ その71
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934 :本当にあった怖い名無し :2011/04/18(月) 21:04:27.23 ID:jgWj7B4y0
夕方遅く学校から帰ってくると、家の中が暗い。
「おかあさ~ん」と呼ぶと、2階からか小さな声で「はあ~い」と応える声がする。
もういっかい呼ぶとまた「はあ~い」。
2階へ上がったところで、誰かが玄関の戸を開ける音が聞こえた。
「しゅんすけ、帰ってる~?」
母だ。
なあんだ。
さっきの声は気のせいか。
下へ駆け下りると、誰も居ない。
「・・・おかあさん?」
呼んでみると、
「はあ~い」
風呂場の方だ。
洗面所をのぞいても、誰も居ない。
風呂の戸を開けて入る。
「・・・おかあさん?」
「・・・はあ~い」
すぐ後ろから声がした。
母の声じゃない。怖くて振り返ることが出来ない。
936 :本当にあった怖い名無し :2011/04/18(月) 21:58:02.60 ID:TQiKPFdE0 (2 回発言)
>>934
聞いた話しと途中まで同じだけど終わりが微妙に違うかな
二階の部屋のドアノブに手をかけ、回し開こうとした時、一階の玄関が開く音がした
『ただいまー』
母の声だった。
ふと握ったドアノブを見ると部屋への隙間が空いている。
真っ暗な隙間から赤い目をした女が睨みつけていた。
私の記憶はここで止まったままだ。
それ以外覚えていない
って話しだった。
2011.04.24 |
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ほんのりと怖い話スレ その71
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941 :本当にあった怖い名無し :2011/04/19(火) 13:31:23.69 ID:sqabqFkq0
近所に住んでる老カップル、55歳婆が75歳ボケ爺を献身的に介護してるんだが、実は婆は40年前から一方的に爺のストーカーをしていただけの人で未入籍、15年くらい前に爺が病気で倒れたのを機に勝手に介護を始めたらしい。
婆が「この人は私の命なの」と爺の頭を撫でるのを見て、前は微笑ましく思っていたが、事実を知ってからすげー怖くなった。
2011.04.24 |
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ほんのりと怖い話スレ その71
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894 :本当にあった怖い名無し :2011/04/18(月) 03:38:56.57 ID:GIwmqBnU0
最近あった事なんだけど、書き込み
先週、九州の親が用事+旅行も兼ねて大阪に行くからお前もこい、との連絡を受けて、東京に居る俺は、大阪に前乗りしてホテルに泊まることになったんだ。
親とは次の日の朝に難波駅で待ち合わせだったから、その夜は周辺のビジネスホテルに泊まった。
そこでの出来事なんだけど、そのホテルは大きな電気店の近くにあって、周辺には食事ができるところも結構あった。
俺がその駅周辺についたのが19時ごろで、まずはホテルに行って荷物を置き、親と翌日の約束後、飯を食いに行く事に。
その際に、ちょうど携帯の充電器を忘れてたので、電気店で電池式のものを購入しようと歩いてると、キャバ嬢です!と強調するかのような服装の女性が数人とそれに群がる男性数人が俺の前を歩いてきた。
道を塞ぎながら歩いてるんだけど、どうも避けてくれる気配も無く関西弁で結構でかい声で話ながら向かってくる。
とりあえずは俺が端に避けて交わそうと思ったんだけど、そいつらは電気店の方に入っていったので避ける必要は無かった。
895 :名無し募集中。。。 :2011/04/18(月) 03:40:13.85 ID:GIwmqBnU0
とりあえず無視無視とか思いつつ電池を購入してその電気店を出て近くの店で飯を購入して ホテルに戻ってテレビを見てた。
23時ぐらいになったときにテレビでずっと食事番組が流れてて腹が少し減ってきた。
とりあえずすぐ近くにコンビニがあったなと思いエレベーターで一階に降りてコンビニへ。
と、外の道路に出た瞬間にさっきみたあのキャバ嬢と男たちの集団が。
ただ、様子が全く違って「なんで?」「なんで?」とずっと言い合ってるんだ。
道のど真ん中で「なんで?」「なんでよ?」「なんでや?」って。
何があったんだ?と思いつつも目を合わせずに歩いてたけど、結構でかい声で「なんで?」「なんで?」って言い出してうぜっと思って見た瞬間に背筋に寒気が走った。
前でなんでと言ってる集団が全員俺のほうを見てるんだよ。
え?と思ったけど「なんで!!!!?」ってかなりでかい声で言われて心臓がバクバクし始めて、逃げたほうがいいのか?警察に電話?いや、人通りもあるし大声で助けを呼ぶ?とか一瞬のうちに色々考えた。そしてその集団をもう一度みて、「あー、違う。この人ら生きてない。死んでる人だ。」って思ったんだ。
たった一瞬のうちに血まみれだったり下半身が無かったり人の形の黒こげだったりの集団に変わってたんだ。
そして「なんで?うち死ななあかんねん。」って関西弁で言われてぞくっとした。
初めての経験だったので
「いや、もう死んでるみたいですよ。成仏したほうが楽なんじゃないですか?」
って言っちゃったんだよね。俺もパニクってたから。
896 :名無し募集中。。。 :2011/04/18(月) 03:43:06.28 ID:GIwmqBnU0 (5 回発言)
それでも「なんで?」「なんで?」と声を出して俺を見てて怖くて走ってホテルに戻ってエレベーターに乗って上に向かったんだ。
そこで最強に怖かったんだけど、エレベーターのドアが透明のやつで向こうが透けて見える位置だったんだけど
4階通り過ぎる最中にそいつらが4階のエレベーターの前の位置にいたんだ。
もう泣きそうになった。
そして5階を通り過ぎるときにもそいつは前に居てエレベーターの中で「なんで?」と聞こえた。
7階に着いた瞬間に俺は部屋に猛ダッシュ。
もちろん部屋に入っても恐怖で震えてたからテレビをつけてお笑い番組を流してた。
その後自然と寝てて起きたら何となく怖さも収まってた。
とりあえずチェックアウトする為にエレベーターで1階に向かったんだけど、5階を通り過ぎる時に、5階のエレベーター前に焦げたような後があってちょっとドキっとして、4階を通り過ぎる時にキャバ嬢がベタンってくっついて
「なんで?うちなん?あんたでええやん」
って言われた瞬間に断末魔みたいな叫び声をあげて地面にもぐっていったのを見て、1階に着いた俺はもう呆然状態だった。
朝から出るもんなの?って思いもあったけど。
その女の目がくりぬかれたように真っ黒だったのが印象的だった。
あの辺は怖いと思った。何か殺人事件でもあったのかもね
【「難波駅」の続きを読む】
2011.04.24 |
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ほんのりと怖い話スレ その71
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903 :本当にあった怖い名無し :2011/04/18(月) 05:02:26.42 ID:CYR1+Hg30
ちょろっと俺も書き込ませてもらおうかな。
数年前、親戚のおばあさんが亡くなられた。とても穏やかな往生だったそうだ。
で、そのおばあさんが亡くなられる数日前、お袋がその人の元を訪れた。
そのときはまだすごく元気で、たずねてきたお袋を迎えてくれたのだけど、
お袋が家に上がってからも、なぜかずっと外を見たまま動こうとしない。
「どうしたの? 外に何か居るの」
とおふくろが聞くと
「いやほら、そこに居る人にも上がってもらってよ、知り合いでしょ?」
って言う。
お袋は外を見てみたが、そんな人はいない。仕方なく
「誰? どんな人が居るの?」
とたずねたお袋に
「いるじゃない、黒い服を着た人が沢山並んでる」
って答えたそうだ。
これが世に言う「お迎え」ってヤツだったのかねぇ。
2011.04.24 |
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864 :本当にあった怖い名無し :2011/04/17(日) 06:19:52.31 ID:Oh1OsFdEO
ある職場の話。
もともとよく人が亡くなる職場なのだが。
ある時、ある木で首をつって亡くなった人がいた。
それ以降、その木の枝に人がぶら下がっている…という通報が。
確かめても誰もいない。
通報があまりに続くので、結局その木は斬り倒した。
それ以降、首をつった人の職場に、出るらしい。
奇妙なのは出る場所で。自分の席ではなく、なぜか二階へと続く階段に、頭だけがあるという。
初めて聞いたときは、なんでだろうね?と笑ってたんだが。「…首を吊った時の高さなんじゃないか?」と人に言われて、ここで初めて怖くなった。
そんな話。
…すまんが、御払いはしていない。
2011.04.24 |
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857 :本当にあった怖い名無し :2011/04/17(日) 01:22:25.74 ID:XTg1meGy0 (1 回発言)
子供のころよく夜中にふっと目が覚める事があった。
そういう時は大抵隣の部屋(寝室と隣の部屋が和室で襖で区切られていて襖はいつも開いてる)に 背が高く細くて黒い影が2,3人立っててゆらゆら揺れてるのね。
その影か何なのかわかんなくて、怖くて怖くてたまらなかった。
最初は家の隣にあった神社かお寺の影響かと思ってたけど、正月や盆にばあちゃんの家に泊まった時にも数回見たんだよな…。
中学生になってからはあまり夜中に起きるとか無くなって見なかったけど、あれはいったい何だったんだろう。
2011.04.24 |
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【因縁】家系にまつわるオカルト19代目【遺伝】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/occult/1302675287/l50
18 :本当にあった怖い名無し :2011/04/14(木) 18:53:38.22 ID:uMKBwo/TO
ぜんぜん怖くないけど、我が家にもちょっと奇妙な風習があったのを思い出した。
父方の祖母の家系は東北の郷士の出だったらしく、祖母とその姉(どちらも故人)、祖母姉の子供たち(存命)は全員「二つ名」を持っている。
戸籍上の名前とは別の「通り名」みたいなもので、正式な公文書以外にはそちらの名前を使う。
うちの祖母は年金通帳から銀行や郵便局の通帳まで通り名で作っていたが、昔は今みたいに本人確認がうるさくなかったので大丈夫だったらしい。
父の従兄弟たちも普段はこの「二つ名」で通していたので、子供の頃はそちらの親戚から来た年賀状に書かれた名前が違うのが不思議でたまらなかった。
19 :続き 2 :2011/04/14(木) 18:57:43.35 ID:uMKBwo/TO
一方我が家では「二つ名」を持っているのは祖母だけで、うちの父親も、祖母が前の婚家で産んだ子供たち(伯父伯母)も戸籍上の名前だけ。
孫である私と姉も「二つ名」は持っていない。
この「二つ名」にどんな意味があるのかと祖母に訊いたことがあるが、「悪いものを寄せ付けないためだ」としか教えてくれなかった。
うちの一族は死別・離婚・再婚がやたらと多くて、晩婚や生涯独身も珍しくない家系。
祖母自身も海軍士官だった婚約者が戦死したため農家に嫁がされ、子供二人をもうけたところで旦那が病死。
そのまま旦那の弟の嫁にされそうになったので婚家を逃げ出し、鳶の頭をやっていたうちの祖父と駆け落ちした経歴の持ち主。
どうやら農家に嫁いだ時点で子供に「二つ名」をつけるのをやめてしまったらしいのだが、祖母の子供たちは全員貧乏で離婚→再婚している人ばかり。
うちの父親も二度結婚したが、二回とも嫁に逃げられ、アル中で入退院を繰り返した挙句に頓死。
その娘である腹違いの姉は21で最初の結婚をしたが、子なしのまま離婚→元旦那の弟と再婚。
妹の私は父親の面倒を見ているうちに婚期を逃し、独身のままアラフォー突入。
一方、商家に嫁いだ祖母の姉一族は全員が家庭にも経済的にも恵まれている。
祖母がじぶんの家系にも「二つ名」をつけていてくれたら、と思わないでもないが、時代が変わったのだから仕方がないのかもしれない。
長文スマソ
2011.04.24 |
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【恐怖】既女が語る恐い話【心霊】43
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/ms/1299198589/l50
521 :可愛い奥様 :2011/04/23(土) 01:40:46.88 ID:F3TB7/vc0
マンションに住んでるんだけど、さっき玄関がガチャガチャいってた。
鍵を開けようとして、開かなくて、何度もドアがどんって音立ててた。
旦那がまだ帰ってきてないから、てっきり酔っ払って開け損ねてるのかと思ってたんだけど、しばらく繰り返したら音が止んだ。
あれっと思って、ドアスコープから外を見たら誰もいない。
旦那の携帯に電話してみてるけど出ない。
何だろう。怖すぎる。
うちは中古マンションで、過去に旦那が2回ほど鍵を落としたことがあるから、他に鍵を持ってる人もいると思う。
こんなことなら鍵を変えればよかった。
旦那、電話に出てよ。怖いよ。
【「ガチャガチャ」の続きを読む】
2011.04.24 |
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【恐怖】既女が語る恐い話【心霊】43
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489 :可愛い奥様 :2011/04/21(木) 17:25:21.25 ID:kg+TXyFi0
「年神様」って知ってる?
大晦日の晩に「ほとほと、ことこと」と家々の戸を叩いて回る、といわれている神様。
私は忠1の時、その経験をした。
東京都中野区の祖父母の家。
大晦日の晩で、その年は初詣にも行かず、祖父母と親たちは「行く年 来る年」を見て、すぐに寝てしまった。
昔風の家で、大きな掘りごたつに弟(小3)と同じ一辺に2人で入って、寝室に行くのもめんどくさくて、ぼんやりしてた。
私の右側に、門にはいって来た人を玄関まで行かなくても見られるように窓がある。
そこを誰かが、規則正しく「コンコン、コンコン」と叩く。
握りこぶしを作ると人差し指と中指の骨が出っ張る、そこでたたくらしい硬い音。
でも、「あっ、人間じゃないっ」
とっさに思った。
490 :可愛い奥様 :2011/04/21(木) 17:39:34.33 ID:kg+TXyFi0
弟が怖がらないよう、知らんふりをしていたんだけど、やっぱり気づいてしまって、怖そうに擦り寄ってくる。
意を決して立ち上がり、思い切り窓を開けた。
誰もいなかった。
冬の真夜中の冷たくて思い外気が、どんより流れ込んでくるだけ。
門は通りより少し高く、玄関はさらに数段の階段を上がるから、居間の位置も高くて通りを見渡せるけど、誰もいない。
玄関の鍵も門の鍵も、ピッシリ閉まってる。
門には屋根があり、周りの塀も高い。
居間の戸を叩くには、塀を乗り越えなければならないし、人間なら「○○さん」と呼びながらたたくはず。
無言でたたき続けるはずがないし、あの時感じた「人間じゃない」かんじもすごくリアルだった。
数年後、民俗学か何かの本で「ほとほと、ことこと」と呼ばれている年神様のことを読んで、やっと納得がいったよ。
491 :可愛い奥様 :2011/04/21(木) 17:40:09.68 ID:B+US3Oxm0
神様のノック・・・なんだか素敵。
神様が訪ねて来てくださるなんて裏山。
似たような裏山話で新耳袋だったかに「正月に座敷の床の間の横ある物入れから音がするから開けてみたら、小さな七福神が宴会をしていた」と書いてあって、七福神が住まうお家って何て羨ましい・・・と思ったな。
496 :可愛い奥様 :2011/04/21(木) 18:13:02.03 ID:kg+TXyFi0
>>491
わ~い、感想をありがとう。
では、調子に乗ってもうひとつ。ゴメン
主人と千葉県銚子市の「外川(とかわ)」まで、ドライブした。
ちょっと遅くなったので、東京まで帰るのがイヤになり、急遽、近くの民宿に泊まった。
その晩のこと。
丑三つ時の午前3時ごろだろうか、誰かが引き戸を開けて入ってくる。
「えっ、枕探し?(旅館に出没する泥棒のこと)」
ギョッとしたけれど、様子がおかしい。
右手に「打出の小槌」を持ち、袴をはいて踊りながら、私の布団の周りを一周してる。
そう、「大黒さん」のコスプレ。
「え???」わけがわからず、ジッとしているうちに、また引き戸を開け、きちんと閉めて出て行った。
急いで荷物を調べようと思ったんだけど、無性に眠くて寝てしまった。
497 :可愛い奥様 :2011/04/21(木) 18:25:58.90 ID:kg+TXyFi0
あくる日、主人にも話して、荷物を調べたんだけど、何もなくなっていない。
念のため、宿の人にも話したら、
「あんたは面白いこという人だ」
って笑われた。
そして2~3年後、その民宿のそばを通ったら、もうかったらしく、すごく立派な民宿になっていた!
私の見たのは本物の「大黒さん」だったんだね。
「恵比寿大黒」は漁師の守り神だし、その民宿は漁師民宿だった。
なんで私の部屋に出てきたのか知らないけど、その民宿がすごくうらやましかったなぁ。
私や主人には何にもイイコトなかったけど、私は「寄り代(よりしろ)」体質なのかしら・・?
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2011.04.24 |
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