ほんのりと怖い話スレ その76
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210 :リアル運転手 ◆JtoE.UHIDk :2011/08/13(土) 01:39:42.05 ID:N5YFAcgI0
私は田舎のバス運転手です。
長い事この仕事してますと色々と話を聞く事もございます、聞いてはいけない事も聞いてしまいます。。。。。
ある夏の暑い日、とある山の登山口入り口。
その日は朝から快晴でよい登山日和と思われましたが、昼過ぎ頃から天候が急変し夕方前には雷を伴う大雨となりました、
早々に登山者は山を下り足早に帰宅していきます。
その登山口入り口は車を置く場所が無く
登山者は最寄の町の駐車場などに車を置き、バスで登山口入り口までやってきます。
そのため、田舎の山のバスとしては頻繁に走っています。
しかしそこは田舎、夕方最終下山バスは18時ごろで、そのバスを乗り過ごすと翌朝までバスはありません。
歩いて降りると一番近い公衆電話まで数時間はかかります。
215 :リアル運転手 ◆JtoE.UHIDk :2011/08/13(土) 01:47:46.27 ID:N5YFAcgI0
運転手は定刻になりましたが、虫の知らせか若干遅らせて発車をしたそうです。
その時、バスが大きく揺れました
運転手はワダチにハンドルをとられたと思い、察して気にも留めませんでした
その時かすかに人が呼ぶ声が聞こえたようなので登山道方面を見ましたが 折からの大雨で視界が悪く人影は見えなかったそうです
仕切りなおして再発車します、
やはりバスは大きく揺れながらUターンをし、山を下っていきました。
211 :本当にあった怖い名無し :2011/08/13(土) 01:40:45.30 ID:N5YFAcgI0
翌日は昨夜の雨が嘘のように快晴でしたが、登山道周辺では大変なことが
礫死体です、登山道入り口で始発バスの運転手が発見しました。
昨日轍にハンドルを取られたと思ったのは
実は人だったのです
前輪で胸部を轢かれ後輪で腹部を轢かれかなりの傷を負ってはいましたが、即死ではなくかなり時間がったっての死亡だそうです。
野犬やカラスにやわらかい部分や眼球は食い荒らされていたそうで、無残な姿だったそうです。
それ以来、雨振りの最終下山バスが発車するとき、山のほうから人が走ってくる姿を見たとか、かすかに呼んでる声が聞こえたとか、結構な数の運転手が経験をしています。
ちなみに私はぞくっとする感覚はありましたが、呼ばれたことも走る姿もまだ未見です。
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2011.08.28 |
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191 :本当にあった怖い名無し :2011/08/12(金) 21:15:53.98 ID:Dhpa4ml7O
ここ3ヶ月以上続いている出来事です。
他人からすると怖くないかもしれない。
ママとおばあちゃんと私で三人でマンションに暮らしています。
あいつはいつもママが仕事の時に来ます。
あいつが何なのかわかりません。
あいつは決まった時間には来ませんが、必ず深夜に来ます。
静まり返った深夜にコツコツと足音を響かせて近付いてきます。
その音が聞こえた瞬間、あいつが来たとわかり、私は震えが止まらなくなります。
足音が止まり、玄関からガチャガチャ金属音がし、あいつが強引に家に入ろうとしてドアノブを無理やり回そうとしているのがわかりました。
開かないとわかると、ドンドンドンと乱暴に戸を叩くのです。
何度も何度も何度も何度も。
あいつが初めて来た日、戸を叩く音で目が覚めたのを覚えています。
何が起こっているのかわからず、ただただ鍵を掛けている戸が壊れてしまわない事を布団の中で祈っていました。
192 :本当にあった怖い名無し :2011/08/12(金) 21:17:25.87 ID:Dhpa4ml7O
しばらくすると、戸を叩く音が聞こえなくなり、ホッとして無意識に身体に入れていた力を緩めた瞬間、お腹に衝撃が走りました。
一瞬息が詰まり、何が起こったのかわかりませんでした。
薄暗い中、何かをブツブツ呟きながら、あいつが足を振り下ろす姿だけが見えました。
何故私がこんな目にあわなければならないのかわからず、震えることしか出来ませんでした。
あいつは何度か蹴った後、私の髪を引っ張り布団から引きずり出し、羽交い締めにし、耳元で何かを呟きながらすすり泣くのです。
「お前も」
「どうして」
この言葉しか聞き取れませんでした。
いつも気が付けば朝になっているので、そのまま気を失ったか、その状態で寝てしまったのかわかりません。
初めの日は蹴られて羽交い締めにされただけでしたが、噛みつかれることもありました。
もしかすると、コレは夢なのかもしれません。
夢や幻だったら、以前の様におばあちゃんと仲良く出来るのに。
でも、今日もきっと来ると思います。
【「あいつ」の続きを読む】
2011.08.28 |
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119 :本当にあった怖い名無し :2011/08/10(水) 17:28:25.42 ID:9j++NQFh0
リビングへ移動する時にキッチンでコップに麦茶をついでいると、勝手口のドア左下に直接何かがぶつかったような感じで、ドーンって音がした。
もしかしたら、家の周りを変質者みたいなのがうろついているのかも・・・という可能性も考え、家中の戸締りを念の為チェックしてから、怖さで生きた心地がしないままリビングへ。
リビングのPCでネットを眺めていると、リビングと隣の和室の境の引き戸がガタガタと震えだした。
戸締り確認した時に窓も閉めたから風で揺れてるわけではないし、何より普段このドアがガタガタと音を立てることなんてないので、余計に気味が悪くなってきた。
121 :本当にあった怖い名無し :2011/08/10(水) 17:30:26.48 ID:9j++NQFh0
しばらく音を気にしないように努めながら部屋で過ごしてたけど、ずっとガタガタと鳴り続けて止まらないので、怖くなり近くのコンビニへ退避。
すると旦那より今から帰るとのメールが届いたので、コンビニで合流後、一緒に帰宅。
帰宅して旦那がリビングに入ったとたん
「何?このニオイ!?」
「すごい臭い!」
と言い出した。
(私には全然ニオイがしなかったので、どんなニオイなのか不明)
旦那が帰って来てからは、ドアが震える等の謎現象もなくなり、また、ニオイも2,3分でスーッと消えたそうです。
旦那曰く今までかいだことがないような変なニオイだったとのこと。
原因は未だ不明です。(おわり)
2011.08.28 |
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98 :本当にあった怖い名無し :2011/08/10(水) 15:21:02.84 ID:sy4H600T0
24くらいのときに転勤になって田舎のほうで新しく家を借りたんだ
勤務まで時間もなかったこともあり、早急に家を決めたかったので入った不動産屋で一軒家を借りた
一応見に行ってみたら、小学校裏で住宅街の一角、道沿いの2階建ての家だった
初めての一人暮らしってこともあり、やや興奮気味だったためか、後日気づく玄関にある『あるもの』には気がつかなかった
引越し当日、トラックを借りて自分で荷物を運び込んだんだが、手伝いに来てくれていた友人が玄関に入るなり「おーい」と呼んでくる
荷物を置く場所がわからないのか、と思い家に入ると、玄関の右側、備え付けの靴箱のずっと上ほぼ天井の部分を指差している
99 :本当にあった怖い名無し :2011/08/10(水) 15:21:35.43 ID:sy4H600T0
俺「どうしたの?」
友「いや、アレ、お札じゃない?」
確かにみてみると、それは縦10cm、横5cmほどの紙のお札だった
黄ばんだ紙に赤いインクで何かが書かれていたが、読めない
どうせ家内安全とかそういうお札だろうと思ってそのままにしておくことにした
大体にして、引越しのときにそういうものに触れるのはNGだとも思ったからだけど
ソレからは時間が流れるのも早いもので、毎日22時前に帰宅し風呂に入る気力もないまま眠る日々が2ヶ月ほど続いた
時期は夏も終わり、もうすぐ冬というところだったように記憶している
100 :本当にあった怖い名無し :2011/08/10(水) 15:21:58.01 ID:sy4H600T0
ある日季節はずれの台風か、というほどの大雨が降った
仕事は雨が降るとやりにくいため早々に帰宅できて、久々に酒でも・・・と思いビールと晩御飯を買って帰宅した
車を駐車場に入れ玄関を開けて入ろうと扉を引くと中からむわっとした生暖かい空気とともに一枚の紙がヒラヒラと落ちてきた
引越し初日に見つけたお札だった
湿気がものすごかったから、はがれて落ちてしまったんだなぁと思いつつ靴箱の上において風呂に直行した
風呂から上がり、キンキンに冷やしたビールをあおり、ネットゲームを起動して友人と久々の狩り
2ヶ月ぶりに楽しい時間を過ごしたが、やはり日ごろの疲れがたまっていたのか、酒の酔いもあり眠くなった
時間は大体2時半前後だったと思う
101 :本当にあった怖い名無し :2011/08/10(水) 15:22:13.69 ID:sy4H600T0
布団に入り、テレビを消した
携帯電話でオークションなんかを見ながらウトウトとしていたが、どうやら眠ってしまったらしい
時間はわからないけれど、急に目が覚めた
体中汗でビチャビチャになり、異常なほどの寝汗をかいていた
動悸は激しく、汗はまだ止まっていなかった
よくある『金縛り』というものではないが、なぜか体を動かすことを頭が拒否している
ひたすら布団にもぐりこんでしまいたいという気になっている
なぜかそんなことを考えていると、急に天井から物音が聞こえた
(ズズズ・・・・ゴト)
何かがはいずっているようなそんな音がするのだ
102 :本当にあった怖い名無し :2011/08/10(水) 15:22:34.09 ID:sy4H600T0
最初は田舎だから、ネコやヘビなんかが屋根裏にでもいるのか・・・とも思った
けれど音が妙に重いんだ
ソレこそ板の薄いところで匍匐前進をしているような、そんな音だった
鳴り止まない音はずっと天井をズリズリ、ゴトゴトとはいずっている
あまりに気味の悪さに、暑くても布団から出られなかった
どんどん出る汗に我慢できず、テレビのリモコンをサっと取り、電源を入れた
テレビからお笑い芸人のバカみたいな声が聞こえたが、それがうれしかった
音はとたんに聞こえなくなり、汗だくのまましばらく布団をまとって座っていた
103 :本当にあった怖い名無し :2011/08/10(水) 15:23:13.56 ID:sy4H600T0
後日、友人にその話をしたところ、散々笑われた
友「ありえんってwwネコとかネズミやったがやないが!!」
言われてみればその通りだ
気にしすぎていたのかもしれないと思った
その後会社に有給申請をし、1週間その友人と飲み明かしたり、ゲームを楽しんだ
そしてまた何気ない日々に戻り、屋根裏の音のことはすっかり忘れていた
104 :本当にあった怖い名無し :2011/08/10(水) 15:23:33.16 ID:sy4H600T0
それから数ヵ月後、会社の都合でまた本社に戻るために1年足らずで引越しになった
近所で知り合いになったDQN夫婦に挨拶をしにいくと「え?もう出て行くの?」といわれた
D夫「おいD嫁、俺さん引っ越すって!」
D嫁「え、本当?」
俺「すいません、せっかく近所の人とも仲良く慣れたのに・・・悪いね」
するとD夫とD嫁はこんなことを言い出した
D夫「いやぁ、俺たちここに5年住んでるんすけど、その間に4人入ってきたんスよね」
D嫁「そうそう、最初の人は半年で出て行ったし、4人目の人は挨拶もなしにいつの間にかいなくなってたし」
D夫「そういえばそこの角の家のおじさんとおばさん、ここらが田んぼのときからいるらしいんすけど、なんかあの家のあった場所って昔なんかあったっていってなかったっけ?」
D嫁「ああ、なんか建物があったって・・・けど別に普通の家だって言ってなかったっけ?」
105 :本当にあった怖い名無し :2011/08/10(水) 15:23:51.78 ID:sy4H600T0
気になった俺は、引越しの当日、挨拶もかねて話しを聞きに行ってみた
俺「こんにちは、俺です」
おじさん「ああ、引っ越すらしいね」
俺「はい、お世話になりました。それでちょっと聞きたいことがあるんですが・・・」
軽い感じでこんなことがあったんですよ~というとおじさんは顔を曇らせた
おじさん「怖いこというなやw」
俺「すいませんw」
おばさん「あっこはね、昔知り合いが住みよったがよ。娘さんが具合が悪うなってすぐに引っ越したけど」
俺「へぇ・・・」
結局二人からはこんな話しか聞けず、消化不良のまま引っ越した
106 :本当にあった怖い名無し :2011/08/10(水) 15:24:18.71 ID:sy4H600T0
それから半年ほどたったころ、友人がおかしなことを言い出した
「毎晩アパートの階段を誰かが歩き回ってる、下の部屋の住人が夜中に掃除機をかけ出したりしてうるさい」
とあまりに頻繁に言うので鬱陶しくなって不動産屋に連絡して相談してみた
不動産屋「したの階の方は介護施設の方で、言われている日には全部夜間出勤されてますよ」
その話をきいた友人は絶対嘘だ!と騒ぎ始め、手に負えない
それからも1ヶ月ほど物音に悩まされたらしく、ついに下の部屋に殴り込みまでかけ警察沙汰になった
部屋からも追い出され、実家からも追い出され、祖父母の家に厄介になるも、隣家とのトラブルを頻繁に起こし、ついには県外へ無理やり追い出された
今はもう連絡は取っていない
ノイローゼ気味になってから、こちらもかなりの被害を受けたので友人関係は一切なくなってしまった
今考えると、あの家から何かが彼に憑いて行ってしまったのかもしれない
長文失礼しました
2011.08.28 |
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34 :本当にあった怖い名無し :2011/08/09(火) 21:59:17.46 ID:wQqq+OWY0
昨日、書類を忘れて家に帰ったんだけど、
誰もいないはずなのに仏間からチーンってリンを鳴らす音がして、すごい怖かった。
2011.08.28 |
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31 :本当にあった怖い名無し :2011/08/09(火) 21:20:12.26 ID:X91BmVh6O
怖いと言うか不思議な話。
母方のじいちゃんは昔大病したせいであまり健康ではない。
体調がいい時と悪い時の浮き沈みが激しく、特に最近は原因不明の眩暈に襲われていた。
あんまり眩暈が酷いので、精密検査を受けたけど結局原因はわからず。
どうすることもできないまま眩暈は何週間も続いていた。
二日前、お盆に向けて墓掃除をしていたじいちゃんは、ふと隣にあった水子地蔵を見た。
お地蔵さんの耳の中にゴミや土が詰まっていたので丁寧に取り除いて、体を綺麗に洗った。
すると、眩暈が嘘のようになくなった。体調も良くなり、様子を見に行った母も驚いていた。
色々母と考えた結果、「お地蔵さんがじいちゃんに耳掃除してくれってお願いしてたのかな。耳の中って平衡感覚とか司る器官もあるし」という結論に。考えすぎかと思うけど。
2011.08.28 |
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6 :本当にあった怖い名無し :2011/08/09(火) 15:04:18.22 ID:4i9Jow6d0
家主が首つり自殺をしてから数年後にその家が売りに出された。
所謂ワケあり物件なせいか、好条件な場所なのに安い。
一戸建てを探していて、「まあ見るだけ…」と室内を見せてもらう事に。
貴重品や金目のもの以外はそのままになってて、売れたら処分すると遺族が言っているとのこと。
台所やリビング、風呂やトイレもあまり痛んでなくて、少しリフォームしたら住めそうだし、何より安いしいい物件かも…なんて思いながら和室に入った。
畳の上に線香立てがポツンと置いてあった
仏壇は見当たらないし、なんでこんなところに?…と近づいて上を見ると
いかにも縄をかけやすそうな梁があった
もう、ざーーーーーーーーーーーーーーっと血の気がひいて、不動産屋には適当な言い訳して帰った。もちろん断った。
一緒に行った家族に話をしても「え?そんなものあった?」と言うし……
今思い出しても怖い……
2011.08.28 |
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【心理的瑕疵】いわくつき物件の怖い話【霊障】
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553 :本当にあった怖い名無し :2011/08/11(木) 16:22:04.28 ID:5X673p4f0
俺は去年まで埼玉のM区で彼女と同棲してたんだ。
正確に言えば彼女が居たのは一昨年あたりなんだけどさ。
彼女は至ってメンヘラ気質でも無く。普通だったんだが。
ある日、何の遺書もなにもなく首つってたんだ。
頭の中で何か割れた音がしてさ、気づいたら警察が来てたんだ。
どうやら俺が電話したらしい。
んで其処から葬儀だなんだってなってさ。
49日過ぎあたりからなんだ。おかしくなったのは。
この時点で釣りと思う奴は釣りと思ってくれて構わない。
554 :本当にあった怖い名無し :2011/08/11(木) 16:25:45.98 ID:5X673p4f0
夜中に一人でぼーっとテレビみてたわけさ。
丁度、新春特番とかやっててさ。
当然笑えるわけもなく。遺品とか眺めて仕事も休みもらってさ。
んで、1時過ぎあたりにさ、チャイムがなるんだ。
ピンポーンって。
は?って思って覗き穴見るけど誰もいない。
まぁ、確認のために開けてみたんだ。
それがヤバかった。
555 :本当にあった怖い名無し :2011/08/11(木) 16:32:25.37 ID:5X673p4f0
その日からさ。部屋の様子が冷たく酸素が薄い感じになったんだ。
部屋に飾ってあった花はすぐ枯れて
電気はチキチカついたり消えたりしてさ
夢も彼女ぽい後ろ姿の女がこっちって言う夢みたりで。
でも当時の俺はなんかおかしくて気にしなかった。
電気のチカチカも止まれって言うと止まったしな。
そんなコトを3ヶ月位してたある夜。
またチャイムがなったんだ。
でもな、チャイムならないはずなんだよ。
電池抜いてたから。
でも鳴るわけだ。流石に怖くなってその日はiPodで曲聞きながら寝た。
翌朝、ドアを開けると一面水浸しだったんだ。
さらにまずったのは開けた瞬間に何かぞわって部屋に入ってきた感触がした。
556 :本当にあった怖い名無し :2011/08/11(木) 16:41:27.28 ID:5X673p4f0
それから三日間天井をダンダンと踏む音が聞こえるわ
大家から走り回る音がうるさいと言われるわ。
散々だった。当然だが走り回ることはない。
それでさ、これ位なら当時の俺なら住み続けたんだ。馬鹿だろ?
でもな三日目の夜に死にかけたんだよ。
俺は生まれてこの方、病気にかかることが殆どなかった。
それがその晩、急に肺が痛くなって息が出来なくなったわけさ。
何とか救急車呼んで死ななくてすんだが…。
それから急性肺炎で一週間入院。
退院前日の夢に彼女が現れてさ
あの部屋はもうダメだから!
って泣くわけだ。
んで、退院して部屋に戻った時に理解したんだ。
ここは生きた人がいちゃいけない部屋だって。
本能がそう言うわけさ。
それで実家に戻ったんだ。
あれ以降近場は通ってないしオカルト体験もないから。
多分、あの部屋はまだヤバイ状態なんだろうと思う。
長文駄文失礼しますた。
2011.08.28 |
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542 :本当にあった怖い名無し :2011/08/19(金) 22:53:46.70 ID:agauxn7vO
10年付き合って同棲していた彼が浮気をして、女の所から帰って来なくなった時の話です。
自宅に戻っていないのは明白なのに、彼は「夜勤で働いていてお前(私)が家を出た後に帰って寝て、帰ってくる前に家を出ているんだ」と言い張っていました。
当時は帰宅していないのは分かっていましたが、浮気かどうかは確信がなかったので、単に私に飽きて別れたいだけなのか他に好きな人が出来たのか随分と悩みました。
夜は殆ど眠れず、食欲も、何かをする気力も無くなって会社に行く以外は横になって天井を眺めるだけの日々を2ヶ月も過ごしました。
そんな状態でも仕事だけはしていたのは、彼の嘘を決定的にするのが怖かったからです。
本当に彼が言うように、私が居ない間に帰ってきているのかもしれない、思い過ごしなのかもしれないと。
それと同時に、嫌いなら嫌いになった、好きな人が出来たならそれでも良いからハッキリして欲しいと願うようになりました。
気持ちは徐々に変化して、私がこんなにも苦しんでいるのに彼は楽しく遊んでいる。悔しい。憎い。
そんな事を考えるようになりました。
543 :本当にあった怖い名無し :2011/08/19(金) 22:54:39.53 ID:agauxn7vO
不思議と女の存在がハッキリと感じられ、彼女の顔までは分からないけれど髪型や体型、彼と二人でシングルの布団で寄り添って寝ている姿までも頭に浮かぶようになったのです。
そうなってから数日、半泣きの彼から電話がありました。
嘘をついていた。女の所に寝泊まりをしていた。家には帰っていない。悪かった、許して欲しい。
そんな内容でした。
何故急に本当の事を言うのか、最後まで嘘を付き通して女の存在を隠したまま別れる事もできたのにと問い詰めました。
すると、毎日、昼といわず夜といわず私が現れるると言うのです。
昼は視界の隅にいて振り返ると居ない。
眠っていると、いつの間にかすぐ側にいて金縛りになり、耳元で「嘘付き。嘘付き。嘘付き。」と呟き続けるのだそうです。
嘘がバレている、もう隠し通せないと思った。好きな女性が出来たけれど、長く付き合ったお前とこんな別れ方をして良いものか悩み、別れを言いだせなかった。でも、もうお前の元には戻れない。お前が怖い。そうしてしまったのは自分の責任だけれど、怖い。許して欲しい。
そう言って彼は泣きました。
彼の罪悪感が私の影を見せたのではないか、よりによって私の生き霊のせいにするなんて、私を悪者にしたいのかと憤りを覚えたのですが、ふと私が見ていた彼女の特徴を口にしてみました。
明るい茶髪のショートカット、身長155cmくらいでポッチャリ体型。鎖骨のあたりにホクロが二つ並んでいて左腕に火傷の跡がある。
号泣してゴメンナサイと言い続ける彼の震える声を聞いて、私も別れを決意したのです。
以上が私が生き霊になった時の体験談でした。
2011.08.28 |
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536 :本当にあった怖い名無し :2011/08/19(金) 19:57:33.48 ID:/ZcBARhN0
私が大学入試直前、病気ひとつしなかった母方の祖父が突然亡くなった。
前日まで社交ダンスだのゴルフだのと飛び回っていた位なので本当に前触れもなく。
その後、私は大学に入学し、初めての夏のこと。
とにかくうだるような暑さの中、昼寝をしていた。
夢の中に祖父が出てきた。
別に暮らしていたはずなのになぜか私の家におり、夢の中の私は祖父が亡くなったとは思っていなかった。
祖父は顔色が土気色で、具合が悪いのかなぁ。
なのになんで母は気遣うそぶりすらみせないんだろう。
それどころかなぜ存在しないかのように振舞っているんだろう。
などと思いながらもしばらく一緒に過ごしていた。
夢の中で数日経ったと思われるころ、一言も話さなかった祖父が
「じゃあ僕はそろそろ帰ろうかね。○○ちゃん(私のこと)、じいと一緒に行かないかい?」
と。
私はしばし考え、
「バイトもあるし、今はやめておくよ。また近々遊びに行くからさ。」
と答えると、
非常に悲しそうに帰っていった。
昼寝から覚め、母に夢の話をしたところみるみる表情が変わった。
その日はお盆の最終日。
送る日だったそうだ。
祖父に一緒に行こうと誘われたとき、断っていなかったらどうなっていたんだろうと思う。
2011.08.28 |
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ほんのりと怖い話スレ その76
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516 :本当にあった怖い名無し :2011/08/19(金) 01:30:54.98 ID:q4+ZMiaE0
母方の祖母と母に聞いた話をいくつか、なんとなく思い出したので。
ちなみに私は四国出身です。
特に落ちはないし怖くない話ばかりですがすみませんw
・おつかいへび
昔から古くて大きい家にはおつかいへびと呼ばれる屋敷蛇?が住み着いてたりするそう。
その蛇は家に幸福をもたらす神様のような存在で、人に危害を加えることもなくこっそりと隠れて屋敷に潜んでいて、追い出すと家は没落するという。
祖母は10人兄弟の長女で、里は山の中のそこそこの旧家だったらしい。
下の妹は実家にほど近い所へ嫁に行ったのだが、その隣の家が古くからの地主か何かの金持ちだった。
大きな石垣で屋敷をぐるり囲んでいて、石垣一つ一つにあやめ?か何かの絵を刻んであるような家も凝った作りの由緒正しい所。
そこにはおつかいへびがいると近所でも有名だった。
でもその家の娘と女中がお使い蛇様を棒でたたいたり蹴ったりして追い出した。
すると娘と女中は蛇を叩いた腕と蹴った足をちんばを引く(方言?意味は手足が動かなくなった?手足をひきずる?)ようになったらしい。
517 :本当にあった怖い名無し :2011/08/19(金) 01:31:36.46 ID:q4+ZMiaE0
祖母は結婚で町のほうに降りたが、嫁ぎ先も地元ではそこそこ名の知られた古くて大きい家。
祖母の嫁ぎ先の隣の家も昔からある大きな家だったらしいが、ある日そこから蛇が隣の家と祖母の家を行ったり来たりしているのを母が見たらしい。
そのことは祖母の家の近所の人も見たと言っていた。
母が言うには大蛇みたいな大きい蛇ではなかったが、子供ではなかった。黒っぽくもなく色素の薄い感じだが白蛇ともたぶん違ったそう。でも普通の蛇とは違う感じがしたらしい。
隣家は学校などに楽器をおろしたりして手広く楽器販売事業をやっていたのだが、その後大きかった楽器店も潰れお屋敷も今は売りに出ている。
祖母の家は昔は土間で、床が土なので外から蛇も入って来れて、母が小さい頃には春になるとよく蛇の子供が2,3匹玄関から入ってきていたという。
トイレも昔は一回外に出て周り廊下を通って行くようになっていたらしいが、大きい蛇が廊下の途中に落ちてきて2,3日じっとしたままでそのうちいなくなってたりとか。
祖母の家には門と納屋(米蔵?)と馬小屋が一体になったような、建物のような巨大な門のようななんとも形容し難いのだが、まあそんな門とそれとは別に蔵も二つあったが、家の建て直しの際に蔵は取り壊し、今は門だけ建物ごと移動させてある。
で、門移動の時に瓦を吹きなおしたらしいが、その時に職人が瓦をはぐとそこに大人の太ももほどの太さの大きな蛇がいて血相変えて言ってきたという。
母には兄がいて、今も祖母と暮らしているが、私の小さいころにはよくその門の納屋で子供の蛇が出たと言っていた。
一回だけ納屋に大きな蛇が出て大騒ぎになったのも覚えている。
でも今は蛇がでたという話は聞かないし、私もちょくちょく祖母の家へ行くが見たこともない。
どっかにいってしまったのかなあ…。
518 :本当にあった怖い名無し :2011/08/19(金) 01:32:00.00 ID:q4+ZMiaE0
・たぬきに化かされた
祖母の親戚の話。
祖母の田舎は山の方なのだが、閉鎖的な田舎の例にもれず近所に親戚連中が寄り集まっている。
で親戚の家によその土地から嫁さんを貰ったのだが、ある日嫁さんの父親が銭湯に行くと言って出て行ったきり帰ってこなくなった。
嫁さんの実家は祖母の田舎から大分離れた土地だったが、新宅の嫁さんの父親がいなくなったということで、親戚一同を動員して父親を捜しまわったらしい。
すると一日捜しまわって嫁さんが親戚の家に帰ると玄関先に座り込んだ父親の姿が。
着物の懐にはいっぱい葉っぱが入っていてきょとんとしていたという。
山には結構たぬきに化かされたとか狐に化かされたとかいう話があるから、すぐに親戚が近所の霊感があるという人を連れてきてお祓いしてもらったそうだ。
案の定、お祓いしてくれた人が言うにはたぬきに化かされたのだそう。
祖母の田舎にはお狐さんがついてくるとかタヌキが石投げてくるとかいう寺やら神社やらが結構あるからどこかで目を付けられたのか。
嫁さんの実家から祖母の田舎の山までかなりな距離があるから人の足でくるのは大変なはずだけども、当人に記憶はないし、道中の父親の姿を見かけた人もいなかったらしい。
あとなんか祖母の田舎の近所の人で、普段は普通なのにある日「うまいうまいまんじゅうじゃ」と牛の糞をむしゃむしゃ食べてたことがあったとか。なんかたまにそういうことあるらしい。
・狐の嫁入り
祖母の祖父(なんて言うんだっけ…)はたまに夜になるとお狐さんの嫁入りしよるよと言っていたらしい。
昔は電灯もなくて、山の田舎の祖母の家の近所ももちろん真っ暗で、なのに転々とぼんぼりのような明りが行列みたいに長く連なっているのが見える時があったと。
もちろん祭りもやってないし、近所の家も離れた間隔でぽつりぽつりあるだけで夜道をぞろぞろ歩くほどの人も当時住んでいなかった。
狐の嫁入りっていうと自分はお天気雨?のことを思うのだが、祖母の所は夜見える明かりの行列のことを狐の嫁入りと言うみたい。
まあそれだけの話なんですけどw
519 :本当にあった怖い名無し :2011/08/19(金) 01:32:23.36 ID:q4+ZMiaE0
・無縁仏さん
今はどうなのか知らないが、昔は乞食や浮浪者が死んでしまうと、ここからここまでの土地で死んだら●●地区が供養する、とかいう線引きと決まりがあったらしい。
祖母の兄の子供が2歳ぐらいで亡くなってしまい、祖母の父(私の曾お爺さん)が近所の墓地で草がボウボウに生えて余っていた土地をその子に分けてくれと頼んだ。
で、掃除自分でしてくれるならいいよってことで曾爺さんは喜んでそこを掃除した。
けどそれから何日か経って、曾お爺さんは病気になって入院したらしい。
祖母と家族が交代で看病をしていたらしいが、ある日祖母が看病しているときに曾爺さんがベッドに自分を座らせろと言った。
それで祖母はなんとか体を抱き上げてベッドに座らせてやると、曾爺さんは足をぶらぶらさせながらこう怒鳴った。
「先生さま!なんでわしがこんな知らん人見ないかんのや!」
「背中におぶってきて困る!」
先生さまっていうのは曾お爺さんが警察をそう呼んでいたらしいんだけど…とりあえず曾爺さんに何か憑いてると祖母は思って妹と観音様に拝んでもらいに行った。
それだけでは不安って言うんで、祖母の嫁ぎ先の近くにも有名な祓い師がいたらしくて、そこにも言ったら、どうも曾爺さんが墓に買った土地が無縁仏さんをまつっていた所らしくて、先にそこにおった人が怒っとると。
でも自分より格が上のものがお爺さんについてるから、元通りにしとけば大丈夫だと言われたらしい。
先に観音様に拝みに行ったからついていてくれたんだろうかと祖母は言っていた。
まあ祓い師さんしっかり米二俵請求したらしいけどもw
でもそのせいかどうかはわからないけど曾爺さんは病気で亡くなってしまった。
520 :本当にあった怖い名無し :2011/08/19(金) 01:32:51.73 ID:q4+ZMiaE0
・犬神憑きの家
母が祖母の田舎にいった時の話。
祖母の田舎には犬神憑きやけんあそのこの家には近寄ったらいかんよと倦厭されてる家があったらしい。
村八分?のような感じで、近所には遠巻きにされていて、あそこの隣の道は歩いたらいかんとかいろいろ言われていたそうだ。
母が子供のころ、祖母について祖母の田舎に遊びに来た時に、「犬見せてあげるけん遊びにおいで」とそこの家のおばさんに呼ばれた。
母は子供だったので、そこがそういう家だと知らずに犬に釣られてその家に行った。
ちょうど田植えごろで、大人たちは皆田植えの手伝いで忙しく、誰も気づかなかったらしい。
で母がその家に入ると、押し入れの引き出しの中に段ボールがいれてあって、その中に子犬が5匹ほどいた。
なんで押し入れ?と思いながらも母は普通に「かわいいやろー」とか言いあいながら犬を見ていたらしいが、そのうち祖母の呼ぶ声がして普通に家を出て行った。
家に帰ると祖母にすごい勢いで怒られ、「…犬おった?」と聞かれた。
「うん、おったよー」と母が答えると祖母は「やっぱりおるんやあ…」と口ごもったらしい。
それからは母は一度もその家の人と口を聞くこともなく、会うこともなかったらしいが、でも今もその家は祖母の田舎にある。
母が通してもらえたのはこたつと押し入れのある居間のような部屋だけで、他の部屋は絶対見せて貰えなかったとか。
でも犬神つきってよく聞くけどなんなんだろwいまだによく知らないんですがw
とりあえずなんか地元では嫌われてることは確かなんだけど…。
521 :本当にあった怖い名無し :2011/08/19(金) 01:34:01.03 ID:q4+ZMiaE0
私が覚えてるのはこんなことろです。
長文&連投すみませんでしたm(_ _)m
2011.08.28 |
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ほんのりと怖い話スレ その76
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472 :本当にあった怖い名無し :2011/08/18(木) 11:55:26.23 ID:EAdnsxN8O
小学校3年の時の話です。
地元の祭りに行った時に、公民館から神社まで夜店が出てて、その間にトウモロコシ畑がある。
俺は夜店を見ながら、少ないこずかいで何を買うか悩みながら歩いてたら、変な女と男に会った。
そいつらは大人なんだけど挙動不審に畑のトウモロコシを取りたそうにしてるの。
首が長くて、それがやたらキョロキョロと動いて、目を大きく見開いてる。
474 :本当にあった怖い名無し :2011/08/18(木) 12:01:16.05 ID:EAdnsxN8O
俺と目が合うと、走りながらやってきて、「3000円あげるから畑に来て!」って二人で言う。
小学生には大金だし、気持ち悪いと思ったけどついて行った。
そしたら、畑のトウモロコシを2つとってほしいと言う。
自分で採れば?と言うと、「悔しいことに、手が不自由で採れないのです」とイライラしながら怖い顔で言われた。
人の家の畑から取るのは気が進まなかったけど、お金を先に貰ってから取ってあげた。
475 :本当にあった怖い名無し :2011/08/18(木) 12:06:05.70 ID:EAdnsxN8O
二人にトウモロコシを渡すと鼻息荒くして畑の裏へ走り去った。
俺は貰ったお金でクジをやろうとしたのだけど、どこを探しても3000円は見当たらなかった。
その時にあれはキツネとかタヌキが化けたのだと思ったが、「おまえら肉食だろ?トウモロコシ食べないだろ!」と頭に来た。
今からでも3000円を返して頂きたい。
2011.08.28 |
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ほんのりと怖い話スレ その76
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464 :本当にあった怖い名無し :2011/08/18(木) 02:24:24.94 ID:Ku71q6GBO
怖い話かは解らないけど、俺の実体験。
何年か前の盆、俺は一人で墓参りに行ったんだ。
家族が墓参り行くときに風邪引いてたから、一人で花と線香、水をチャリのカゴに乗せてね。
ポケットにはおばあちゃんが大好きだった飴玉と、チロルチョコを幾つか。
墓地に到着した俺は、おばあちゃんの墓に水をかけて、花を変えて、花を入れてるとこに水を入れて、といつも通りのことをやった後、線香に火を付けて立てかけて、拝んだ。
その後、飴玉とチロルチョコにシールを貼ったやつを供えて、帰った。
シールを貼ったのは、もしもおばあちゃんがこれを見たときに「俺が供えたんだ」と解るようにというしょっぱい思いやりからで、ゲーセンでよくあるプリクラの、俺の顔の写ったシールを貼っていた。
その帰り道、俺は信号無視の車と衝突事故を起こした。
救急車を呼べ、警察を呼べの大騒ぎになったが、不思議と俺はほとんど無傷で、かすり傷が何カ所かあるぐらいだった。
到着した警察も不可思議に思ったらしく、色々事情を聞かれたが、俺にも詳しいことは解らず、ただ信号無視した車の運転手の事情聴取とかを待たされた。
その待ってる最中、俺が事故に遭ってから倒しっぱなしの自転車のカゴに何かが入っていたのに気付いて、俺はそれを確認しにいった。
墓地を出るときは何も持たず、カゴの中身も何もない状態だったから、無性に気になったのも相俟ってだった。
自転車のカゴには、中身のなくなった飴玉とチロルチョコの外装があった。
その外装には、おばあちゃんの墓に供えたやつと同じ、俺のシールが貼ってあったんだ。
その後病院に検査に行かされ、病院を出てから真っ先におばあちゃんの墓を見に行ったら、俺が供えていた飴玉とチロルチョコはなくなっていた。
この事があってから、俺は毎月おばあちゃんの墓参りを欠かさなくなった。
勿論、飴玉とチロルチョコも忘れない。
おばあちゃんが助けてくれたのか、全くの偶然かは解らない、ちょっと変わった話でした。
2011.08.28 |
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ほんのりと怖い話スレ その76
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457 :本当にあった怖い名無し :2011/08/18(木) 00:36:12.31 ID:MSrYG9SG0
初めて書き込みするので読みにくいかもしれません
怖いかどうかもわかりませんが>>439を読んでで思い出した話を一つ
私が中学生のころの話です
一階建ての一軒家に住んでいました
土地を買って家を建てたので新築です
仏間の入り口はガラスの引き戸になっており、立て付けも気になるようなことは一切なかったのですが
夜閉めたはずの戸が朝になると10センチほど開くようになってしまって
昼間閉めていても開くことはなく、もしかしたら気のせいかも?と
母と私で夜、戸が閉まってるのを二人で確認、朝やっぱり開いてるというなんとも気味の悪い状態に・・・
父はほとんど家に帰らない人でしたので、母は私に相談したんだと思います
数日様子を見ましたが毎日朝必ず10センチ開いているので
二人で「どうしよっか・・・」と考えた結果
閉めるから開くわけだしずっと開けておこうとひらめきました。
それ以来引き戸は全開に
開いてるのが朝起きたら閉まってるということもなく引越しまで気にすることもなくなりました。
今思うと二人ともおかしいだろ!
と突っ込みたくなりますが当時は真面目に考えて出した解決策だったんですよね・・・
2011.08.28 |
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ほんのりと怖い話スレ その76
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451 :本当にあった怖い名無し :2011/08/17(水) 23:32:45.10 ID:nxlBROdc0
小学校3年の時、当時、二段ベッドで寝ていた
下が兄、上がアタシ
ある日、ハァーハァーという兄の寝息がうるさくて、深夜に目が覚めた
ところが、耳を澄ますと、寝息がダブって聞こえる
兄の寝息は、明らかに下から聞こえ、音も静か
自分がうるさいと感じた寝息は、オイラのすぐ横から聞こえる
しかも、明らかに段々大きくなっている
酔って帰った父がベッドに入ってきたのかと思い、自分のすぐ横を手で探ってみたが、誰もいない
結局、オレも寝てしまったんですが、その少しあと、関西系のお昼の番組で怪談をやっていた際、桂ざこばが、同じような怪奇体験をしたと聞いて、怖くなったことをよく覚えている
さらにその7年後のある日、午後10くらいだったか
その同じ部屋で勉強していた兄が、慌てて母と私がいたに部屋にやってきて、「お化けだ!誰もいないのに寝息がする!」と言ったという事件があった
その時、兄は、閉めたはずのカーテンもいつの間にか開いていたとか言っていたが、それはただ自分が閉め忘れただけなんじゃないだろうか
452 :本当にあった怖い名無し :2011/08/17(水) 23:56:28.45 ID:8/oxYFP8P
>>451
一ヶ月ほど前の早朝、母が15年ほど前に亡くなった父のイビキで目がさめたらしい
目が覚めてもしばらく音は続いたのだそうだ、そちらさんのも案外身内の霊かもしれんよね
イビキや寝息の現象は多いのかね
2011.08.28 |
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ほんのりと怖い話スレ その76
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431 :本当にあった怖い名無し :2011/08/17(水) 14:35:15.01 ID:A2AsW/m90
知り合いの呉服屋さんの話
リサイクルの着物が注目されてるようになってあちこちにしゃれた店舗が出来ている。
そんなお店であるお客さんが墨絵のように描かれた観音様のすそ模様の訪問着を手に入れた。
最高級の素材に手の込んだ、おそらく作家ものと思われる手描き友禅。
何回も店に通って悩んだがやっぱり気になって仕方ないので買う事にしたとか
うれしくて衣紋掛けにかけて飾っていたが、夜中ふと目が覚めて着物を見やると着物の横に白い影がボ~ッと立っている。
そんな事が何度か続いたので気味悪くなってお寺に納めたとか。
観音様って時点でやばいよね。
着物ってのは女性の情念が宿るものだからいろいろあるんですよね、とはその呉服屋の話
2011.08.28 |
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418 :本当にあった怖い名無し :2011/08/17(水) 01:05:33.42 ID:LDlqXW7k0
数年前の夜中に自分の部屋で、ゲームしていた時のこと。
カメラを使って霊を封印するという内容のゲームを、部屋を暗くして遊んでた。
話をはやく進めたくて、ふと気付くと深夜2時…。
もう寝なきゃと思っていると、急にTVがパチンと音をたてて消えてしまった。
両手はコントローラーを握ってたし、TVのリモコンは台の上。
停電?と思ったけど、ゲーム機は起動中。
怖いより、遊んでたのに邪魔されたことに腹が立ち、
「なにすんねん!」
と叫んだら、パチンと音がして再びTVがついた。
なんだったんだろ?
2011.08.28 |
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410 :本当にあった怖い名無し :2011/08/16(火) 22:22:29.00 ID:ZW4YG8LC0
昨日の昼頃、玄関で黒い半透明なもやっとした奴が地面近くを移動してた。
たぶんそのまま外に出た。
今日は昼頃スーパーから帰ったら二階の天井裏からドタバタと複数の?足音がした。すぐに止まった。
不思議と恐怖感は無かったが、明日もなんかあるかな?
2011.08.28 |
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406 :本当にあった怖い名無し :2011/08/16(火) 22:00:05.11 ID:MRCzD6aKO
昨夜、仕事から帰る途中で近所のお宅からその家のお婆ちゃんが出てきた。
子供の頃から知ってるお婆ちゃんで、俺に気付いてニコッと笑ってお辞儀してくれた。
今年が初盆だったんだけどちょうど向こうに帰るところだったんかね。
【「初盆」の続きを読む】
2011.08.28 |
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391 :本当にあった怖い名無し :2011/08/16(火) 14:41:29.37 ID:FdM3M5Hy0
仕事で遅くなった帰りの出来事。
近道をして帰ろうと、普段使わない裏道を車で通っていた。
突然、車の左前方にバンッと何かがぶつかった音がした。
その何かは右の塀の向こうにスーッと消えてしまった。
翌日、友人とともにその現場を確認しにいった。
道の左側は家の塀がつづいており、右側の低い塀の下は無縁墓地だった。
2011.08.28 |
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386 :本当にあった怖い名無し :2011/08/16(火) 04:06:25.25 ID:RTUPftgu0
たった今金縛りにあった
一昨日母から夜遅くまで起きて居ると言われた
いつもは夜更かししているがその時は早く寝ていた、足音やドアの開閉する音が聞こえたと言う。
昨日は外泊した。別件だが、
そして今、 目を覚ますと、階段を登る音がこちらへ、自室のドアの前へきて止まる。
鍵をかけて寝ているので、ノブがカタカタ音をたてるだけだった。
その間私は金縛りになっていた。
足が痺れているような感覚で身動きが取れなかった。
ノブの音が止んで、体の力が抜けたような感覚がしたが、まだ動けず暫くして動けるようになった。
二十分前くらいのこと
今はそんな気配はしない
お盆だから?
2011.08.28 |
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381 :本当にあった怖い名無し :2011/08/16(火) 01:36:55.61 ID:J1v4VGcb0
あんまり…というか全然怖くはないけど、一昨日体験したちょっと不思議な話。
私の父方の祖父は19年前に亡くなってしまったが、当時小学一年生だった私には人の死がいまいち理解できてなかった。
漠然と、「もう会えないんだ。悲しいな」くらいの感覚。
そのまんま大人になってしまったもんだから、年に二度お墓参りをしても、悲しいとかそういう感情はほとんどなかった。
382 :本当にあった怖い名無し :2011/08/16(火) 01:38:24.00 ID:J1v4VGcb0
そんな中、今年も恒例の、というわけで、私と両親、妹で14日にお盆のお参りに行った。
墓地ではなく納骨堂なんだけど、中に入った瞬間、なんとも言えない感覚がする。
なんていうか、胸の中がモヤモヤする感じ。
それでも普通にお参りして、さぁ帰ろうかと腰を上げた瞬間。
私、大号泣。
周りにいた家族もびっくりして、あわててハンカチをくれたけど、私自身もびっくり。
なんで泣いてるのかわからないし、悲しいわけでもない。
冷たい言い方だけど、毎年なんとなくしてきたことなのに。
383 :本当にあった怖い名無し :2011/08/16(火) 01:39:53.36 ID:J1v4VGcb0
それで、とりあえず車に乗り込もう、と納骨堂を出て、車に乗り込んだ帰り道。
少し経ってから、母が気がついた。
「あぁ、今日がおじいさんの命日だ」
毎年、祖父の妹が私たちよりも先に来て、お花などを供えてくれていたのに、今年はそれがなかった。
もしかしたら、祖父は一人ぼっちで命日を迎えることになっていたかもしれない。
「(私の名前)を凄くかわいがってたんだよ。たった二人の孫だったから」そう言って母は笑う。
なんだか無性に悲しくて、祖父に申し訳なくなった。
つきつめれば違うのかもしれないけど、私は、祖父が家族全員で来てくれたことを喜んでくれたと、そう思いたい。
その夜は、祖父がお腹の上に乗っかる金縛りにあいました。
苦しいのと悔しいのが半々です。
2011.08.28 |
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380 :本当にあった怖い名無し :2011/08/16(火) 01:11:35.21 ID:JD98NBKMI
私霊感とかまったくないんですけど、一度だけ小学生の時不思議な体験をしたことがあります
その日はたまたま妹の部屋のベットで寝ていたんです
夜中の一時?二時?くらいで
しょうか、突然目が覚めたんです
妹の部屋は二階で上には天窓?
みたいのがついてて月光に照らされ夜も多少部屋の中は明るかったのですが、月光に照らされ、青白く光っている壁を見て
とてもびっくりしました
なぜなら、人の手の形をした影がバイバイと手を降るようにして動いているのです
勇気を出して窓を見ましたが、何もありませんでした
それから数十分くらいして寝てしまい朝になって起きた時には影は消えてました
創作では断じてありません
長文失礼しました
2011.08.28 |
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328 :本当にあった怖い名無し :2011/08/15(月) 08:31:28.31 ID:oneYG9k2O
お早うございます。昨夜ちょっと変な物を見たので、書き込みます。
僕は東京の京王線の沿線に住んでるのですが、昨夜は終電で帰って来て、駅から自宅へ歩いてる途中、あるマンションの前を通りかかりました。
そのマンションの出入口付近に女性が立っていたのですが、その人、郵便受けが取り付けられてる壁に体半分がめり込んでました。
と言うか、壁から半身だけ出てたと言うべきかな?
それで、半分しか出てない顔と目をさかんに動かして、キョロキョロと周りを見てました。
僕の事も一瞬見たけど、別に興味を示す事も無く、周りを見回すだけ。
暫くしたら、くるっと体を壁の方に向けて、その壁の中に吸い込まれるみたいに歩いて行っちゃったけど。
あれは何だったのかな?今はお盆中で昨夜は満月だったし、何か不思議な物がたまたま見えたのかな。
ちなみにその女性、体半分って以外は服装とか髪型とかはいたって普通でした。
だからあまり恐いとも感じなくて、不思議だなあって感じで暫く見てたんだけど。
2011.08.28 |
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273 :本当にあった怖い名無し :2011/08/14(日) 21:09:45.87 ID:vkZzK/TEO
里帰りしてて、姪を保育所に迎えに行った時に思い出したんで
ほんのりというか訳わからん話かもしれんけども
姪(4歳)を迎えに行くと、保育所の庭で走り回って遊んでいた
その保育所、俺も卒業生なんだけど神社と同じ敷地内にあるのね
数人の子と走り回ってるんだけど、見た感じ鬼ごっこ
でも鬼の子が分からなかったというか見当たらないというか
キャーキャー言いながら何かから逃げてる感じ
先生に挨拶して、姪を呼んで貰って手を繋いで帰る途中、聞いてみたんだよ
「誰が鬼だったの?」
そしたら姪っ子
「鬼の役は鬼に決まってるでしょ!」
エア鬼ごっこか?って思って深く追求しなかった
鬼役が足遅いとずーっと鬼だったりするから、モンペから苦情でもきてルール変えたのかなーって
274 :本当にあった怖い名無し :2011/08/14(日) 21:12:46.34 ID:vkZzK/TEO
んで帰宅して夜、姉と母が居るところで聞いてみたのね
姉「いや?そんな話は聞いてないけど。てか、あんたも小さいころ同じようなことしてたじゃん。」
俺「へ?エア鬼ごっこ?」
姉「うん。鬼ごっこのルールも知らないで遊んでるんかと姉ちゃんは情けなくなったもんよ。」
母「何言ってんの。あんた(姉)もやってたわよ。」
姉「うっそ。あたし覚えてないわ。」
母「あの保育所に通ってた子は皆、鬼無しで鬼ごっこしてた。」
で、思い出した
俺がここに通っていたころ、毎日のように鬼ごっこして遊んでいた事を
鬼は何時も同じヤツだった
ジャンケンで決めるとかなくて、鬼は決まったヤツがやってて誰も捕まえられた事が無い
だからソイツはずっと鬼だった
そんで捕まったら死んじゃうってルールだった
本当に死ぬとは思ってなかったけどね
鬼が何時も同じヤツだったのはイジメとかじゃ無いと思う
ソイツはいつも神社の方からやってきて、姿を見かけたら鬼ごっこスタート
小さい頃は全く疑問に思わなかったけど、鬼ごっこ以外の室内遊びのときはヤツはいなかった
全員同じ小学校に上がったけどソイツは居なかった
そういえば名前も知らない
それどころか顔も姿も思い出せない
275 :本当にあった怖い名無し :2011/08/14(日) 21:13:11.99 ID:vkZzK/TEO
姉にその話をしたら、全く記憶に無いと言われた
気になったんで幼馴染に電話してみたけど誰も覚えていなかった
ソイツの存在自体、誰も覚えていないと言う
姪っ子に「鬼の子は神社から来る子?」って聞いてみた
姪「んー?なぁに?」
会話にならなかった
よく「小さい頃遊んでたけど自分の記憶にしかない」って話あるけど、あれって二人っきりで遊んでたパターンが多いだろ?
沢山の友達が一緒だったのに誰も覚えていない
しかも、まだソイツはあの場所に居て「鬼」をやり続けてるようだ
なんで俺だけ思い出したんだろう
2011.08.28 |
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ほんのりと怖い話スレ その76
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336 :本当にあった怖い名無し :2011/08/15(月) 11:48:17.10 ID:+SPJynOP0
軽井沢の実家に帰省した時の話。
実家と言っても古臭い家とかじゃなく、十六年ぐらい前に建て替えた結構見掛ける洋風の一戸建て。
建て替えたのは一人暮らしを始めてすぐだったから、たまに実家に帰ってもあまり自分の家という感じがしなかった事を覚えている。
で、盆ということもあり、実家の両親に顔見せ程度に寄ろうかな、と思ったわけ。日帰りでね。
337 :本当にあった怖い名無し :2011/08/15(月) 11:48:57.84 ID:+SPJynOP0
盆休みに入る朝、すぐ実家に向かい家を出た。
着いたのは昼過ぎくらい。
両親に事前に連絡していなかったのが災い。家に誰もいない。
その場で連絡してみたけれど、帰るのは夜の八時前後になるとのこと。
まあせっかく来た訳だし、ということで、家の前で待機しながら適当に携帯を弄り時間潰し。
軽井沢って避暑地みたいなイメージがあるけど、やっぱり夏は暑くて、正直きつかった。
辺りが段々と暗くなる頃に、予定より早く、両親は帰ってきた。笑顔で近づいて来る二人を見ると、なんとなく、帰って来て良かったな、と思えた。
その後、夕食を食べて帰ろうと思っていたのだけれど、両親の強い要望で結局その日は一泊することになってしまった。
338 :本当にあった怖い名無し :2011/08/15(月) 11:49:38.80 ID:+SPJynOP0
夕食の後は、両親との会話を楽しんだ。
父は定年退職の後、母とは仲良くやっているとか、いろいろと、近況について報告しあった。
ようやく両親から解放され、床に着いたのは一時過ぎ。
その日は何をしたという訳でもなかったけれど、妙に疲れが溜まっていたようで、見慣れない天井を意識しながらも、すぐ眠りにつけた。
目が覚めたのは、四時過ぎ、天井からの物音だった。
何かが這うような、引き摺るような音が上から聴こえる。
実家は二階建て。今寝ているのは二階のゲストルーム、父や母は反対側の奥の部屋、つまり、音は天井裏からということになる。
恐怖の中、そんなことを考えている内に、音は止んだ。
しかしそれ以降、両親の所へ行くこともできず、天井を凝視したまま固まっている内に、一睡もすること無く、朝になってしまった。
339 :本当にあった怖い名無し :2011/08/15(月) 11:50:19.71 ID:+SPJynOP0
陽の光りが差し込みだす頃になり、ようやく両親の所へ行き昨夜の出来事を説明した。
すると父も母も、「やっぱり出たのか」と、口をそろえる。
詳しく聞いてみると、なんでも建て替えた時からの現象であるが、特に悪さをするわけでもなく、両親曰く、ほっといた、らしい。この時は流石に、両親の神経がすごいと思いました。
その後知ったことを列挙すると、二階の天井裏は現在、物置になっている。
這いずりだしたのは建て替えて直ぐ。
稀に昼にも音がする。
天井裏へは月一で掃除にいくが、別段変っている所は無い。
とのこと。この時まで天井裏が物置になっている事すら知りませんでした。
程なくして恐怖が薄まったのか、天井裏を見てみたいという欲求が込み上げて来ました。
元来、好奇心は旺盛な方であり、こうなるとどうしようもない。
是が非でも覗きたくなる。
その後、両親に断ることもせず、天井裏へと続く階段を下ろし、先程までの恐怖は何処へやら、スタスタと上って行ってしまいました。
今にして思えば軽率な行動ですが、あの時は不思議とそう思わなかったのが怖いところです。
340 :本当にあった怖い名無し :2011/08/15(月) 11:51:01.34 ID:+SPJynOP0
天井裏の印象は以外に明るく、掃除されているだけありキレイだということ。
そして、何といってもスペースが広い。三分の一はダンボール箱で埋まっているのに、それでも大人四人が大の字で眠れるほどの広さがある。
そうやって、しばらく感心したように見回す、しかし他にこれといって変わった物は確かに無い。
好奇心を満たせず、少しがっかりして肩を落とす。特に何かを期待したわけではないけれど、こんなものかと思い、階段に戻る。
すると突然、ドン! とダンボールを叩くような音が響く。
瞬間、心臓が引っくり返るような感覚に襲われる。その場で身体を硬直させ、音のする方を凝視する。
ダンボールの山に変化はなかった。ただ一つだけ、封が切れて開いている箱があった。
逡巡の後、恐る恐る箱に近づく。いつでも階段に向かいダッシュできるように、体勢を整え、手を伸ばしてゆっくりと箱を開く。
僅かに開いた隙間から覗き込むと、そこに入っている人形と眼があった。
341 :本当にあった怖い名無し :2011/08/15(月) 11:51:41.94 ID:+SPJynOP0
人形は西洋風のもので、見覚えがあった。手に取り眺めると次第に思い出してきた。
しばらく観察してみると、それが子供の時のお気に入りで、よく遊んでいた人形だというのが分かった。
人形の入っていた箱には他にもおもちゃが沢山入っていた。
その場に座り込み、懐かしいそれらを一つ一つ手に取り、眺めた。
しばらく感傷に浸っていると、あることに気が付いた。
あの人形が消えている。
途端に恐怖が湧き上がる。辺りを見回し人形の姿を探す。
そして背中に違和感があるのに気付く。
恐る恐る背中に手をやると、指先に先程の人形の感触が伝わる。
瞬間狂ったように身体を揺らせ、人形を振り解こうともがいた。
だが勢い余って正面から転倒、腰が抜けて立ち上がることも出来ない。
背中の人形が這い寄って来るのを感じて、もう駄目だと思った時、母が来た。
342 :本当にあった怖い名無し :2011/08/15(月) 11:52:55.57 ID:+SPJynOP0
「うるさいから何をしてるかと思ったら、人形遊びだなんて」と困った顔をした後、
「昼食出来たから、下りてきなさい」と言って、下りて行ってしまった。
その後、冷静に背中の人形を掴むと簡単に外れた。もちろん動かない。
後はもう昼食を食べてすぐ家に帰るだけだった。
しかし問題が一つだけ起きた。
あの人形とおもちゃ一式を母に持たされたことだ。
母はどうやら人形と遊んでいると勘違いしたらしい。
襲われたといっても、照れ隠しみたいな感じで受け取っている。
仕方なく、人形は連れて帰ってきました。
途中、捨てようかとも思いましたが、怖くて出来ません。
そんなこんなで、人形は今、家にいます。
あれ以来動かないので、少し安心しています。
ただ、人形の計画通りっぽいのは気のせいですかね?
それがとても怖いです。
2011.08.28 |
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ほんのりと怖い話スレ その76
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250 :本当にあった怖い名無し :2011/08/14(日) 03:18:26.89 ID:K4rkIaY0I
ほん怖じゃないかもしれないけど
小学生くらいの話、親戚の家が辺鄙な場所にあったんだ
裏手には山、逆かわには谷。子供の遊び場としては最高だったんだけど
んで谷にはよくゴミが捨てられる。山の中を走る国道沿いにあるせいだろう
遊びに行った時もたまにゴミ拾いをさせられた。
結構深い谷に落ちてるゴミを掃除するのはたいへんだった
しかしゴミの中で唯一「拾わなくていい」と言われたものがあった
それは傘だった
251 :本当にあった怖い名無し :2011/08/14(日) 03:43:23.11 ID:K4rkIaY0I
「どうして傘を拾わないの?」と聞くと決まってみんな
「あれはゴミじゃないから」と答える
「ごみじゃない?どう見たって汚い傘じゃないか」と思い
親戚の叔父さんに詳しく聞いてみた。
叔父さん曰く「あれは谷の置き傘だ」と。
誰が始めたのかは分からないが、谷に傘を置いておく風習があるらしい
どうして?と聞くと
「谷の住人がつかうんだよ。言ってみればこの世とあの世の間にいるもんだな。谷にはそいつらが住んでる。んで雨嫌いだから、傘がないと濡れて怒っちゃうんだと。そしたらよくないことが起こる。だから傘を置いてるんだ。」
「よくないことって?」
「よくは分からん。でも鵺が鳴く夜は人が死ぬっていうだろう? そんな感じの言い伝えだよ。谷が濡れる日は災いが起こる」
252 :本当にあった怖い名無し :2011/08/14(日) 03:47:53.89 ID:K4rkIaY0I
谷ではよく遊んだけど谷の住人に会うことはなかった
でもポツンと傘がある光景は異様だったと覚えている
結局その谷も開発のため埋め立てられていまは運動公園になっている
谷の住人たちはどこにいったのか
もしかしたら埋め立てられた場所にまだいて、もう雨に濡れることはないと喜んでいるのかもしれない
2011.08.28 |
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ほんのりと怖い話スレ その76
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214 :義妹の話 :2011/08/13(土) 01:47:27.91 ID:sXzCbr7R0
義妹が地元の短大でて暫く葬儀社に勤めてたんだけど、そこで色々面白いことがあったと言ってた。
その中からかいつまんで。
この葬儀社、社員6-7人程度。田舎にある平均的な古い葬儀社で、それなりの大きさの斎場を持ってた。
斎場には線香の番で泊れるようにいくつか部屋があって、一番奥の小部屋は葬儀に使う設備や仏様の身の回りの品を一時的に収納する場になっていたらしい。
そこの扉、普段は立て付けも悪く締め切ってもガタガタゆれるくらいの安普請らしいんだけど、ごくたまにまるで壁と一枚板になったように閉じたままピタっと動かなくなるのだとか。
とある葬儀の前夜、社員も泊まり込みで遅くまで作業してる折、入社間もない義妹が納品されてきた香典返しの段ボールを閉まっておこうと小部屋へ向かい初めてこの現象に遭遇した。長い廊下の奥、薄暗い電灯の下ぴくりとも動かない引き戸と暫し格闘する義妹。
おかしい?中に誰か居るわけでもないだろうに何か引っかかってるのかしら?
いつも締め切っていてもガタガタ動くくらいのボロ戸なのに?
困り果てた義妹、古参の社員に相談。
義妹「あの~奥の部屋の扉が動かなくなってるんですけど」
古参社員「・・・ああ、今使ってらっしゃるんだね~」(ニッコリ
頭が???状態の義妹に追い打ちをかけるように
「小一時間もしたら開くだろうからまたあとで行ってらっしゃい」
言われた通り1時間も経った頃に再度向かうと、引き戸は何事もなくスーッと開いたらしい。
義妹曰く、閉じた時の扉の向こうはどうなってるんだろ? 別世界とか?
それとも故人の人が必死こいて引き戸開かないように押さえてるのかな?
と言う話。
必死こいて反対側から故人に押さえられてるとしたらほんのり怖いです。。。
216 :義妹の話 :2011/08/13(土) 01:50:09.95 ID:sXzCbr7R0
そこの葬儀社、ある時期と言うかその歌が流行りだしてから、出棺の際に1000の風になって~♪ をかけるようになったんだと。社長の趣味というか演出というか、まあ気遣いのつもりで始めたサービス。
で、とある方の葬儀にて、その方町の有名な教育者でそういう浮ついた物が大嫌いな堅物な方らしかったんだけど、
「出棺です。遺族の方、ご来席の方はお見送りを~」
となって皆が霊柩車に連なるように見送りの列を作り、喪主の奥様が遺影を持ち、続いてお棺を抱えた遺族が待機。
そこで社長が風になってのCD再生とボタンを押した。・
・・イントロ開始~ストップ。
あれ?
イントロ開始~、またストップ。
ええ? おかしいな? チェックした時は何ともなかったのに。
もう一回ポチッとな。
イントロ~(おお今度は大丈夫そうだ)
それではお進み下さいと喪主の方に伝えた途端
「わ゛あぁああ゛ぁぁだぁぁあぁぁしぃぃいのぉぃいおいおおはぁあぁがぁぁあ゛ああ・・・(訳:私の~お墓~)」
まるで伸びきった古いカセットテープを無理矢理再生したような不気味な歌声が大音量でなり出した。CDなのに。
ヒッっと悲鳴めいた叫びが聞こえ怯えた子供達が泣き出す。慌てて音楽を止める社長。
「ただいま音響設備上の不備があり音楽を流すことが出来ませんが云々」の放送の後、気を取り直し「ご出棺です」。
以降、風になっての演出は取りやめになったとか。
217 :義妹の話 :2011/08/13(土) 01:51:48.02 ID:sXzCbr7R0
そこの葬儀社関連で聞いた一番オカ板らしい話。
ある梅雨のころ、とある寝たきりの独居老婆が心不全で亡くなられた。不審な点はあれどそこは田舎の警察。まあ事件性はないでしょうと検死もなく葬儀を許可。
葬儀の当日、80余名ほどの列席者が参列の中式はつつがなく執り行われた。
読経が始まり「それではご焼香を」。喪主を最前列に焼香が始まる。親族が続き集まった参列者が列をなし、個人を偲びながら焼香する。
義妹も式の様子と優しげに微笑むお婆ちゃんの遺影を見比べて
「良い式だなあ。お婆ちゃん良かったねえ。私もいつかこういう風に見送られたいもんだよ」
と感じ入ってたのだとか。
ところが、とある親族の方、遺影のお婆ちゃんの甥っ子にあたる中年男が焼香の列に加わった途端、壇上の蝋燭全てが激しくゆらゆらと揺れだした。
すわ風か? 空調を仰ぎ見る社長、いや風じゃない?
「窓開いてない?」
「大丈夫です」
「何だ何だ?」とスタッフ一同ざわつく中、件の中年男が遺影前に立ち、お香を取り額まで持ち上げた途端、全ての蝋燭がフッとかき消えた。
何事ぞ?と参列者スタッフ全員が壇上を見上げる。
我介せずと読経を続けるお坊さん。
すると左側に掲げてあった重い真鍮あしらいの蝋燭立てが、かき消えた蝋燭を乗せたまま、勢いよくばーんと見えない手にはたき飛ばされるが如く吹っ飛んだ。
凍り付く空気。あうあうなる中年男。ざわつく会場。
しかしお坊さん少しも慌てずひときわ大きな声で、だけど優しい口調で読経を続けた。
お坊さんの声にハッとなる中年男。そそくさと焼香だけ済ますと親族のくせに逃げるように帰って行った。
218 :義妹の話 :2011/08/13(土) 01:53:49.57 ID:sXzCbr7R0
目の前で起こった怪現象に微妙な空気に包まれる会場。
喪主の長男がお坊さんに何事だったのですかねえと問うと、お坊さん「私の口からは申し上げられないけども、まあ一月もすれば分かるでしょう」と。
果たして件の中年男、お婆さんの通帳と実印他文書を勝手に持ち出したかどで御用となり、追ってお婆ちゃん殺害の件でも起訴されたのだとか。それからほぼ1ヶ月後のことでございましたそうで。
このお坊さん挨拶説話の類が下手で今まで檀家さんにはあまり人気無かったそうなのですがこの事件を境に大きく評判を上げ田舎のご老人がたが多く相談に詰めかける寺になったのだとか。
その彼のイニシャルはT。しかし残念ながら婿養子。寺生まれではないらしい。
2011.08.28 |
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ほんのりと怖い話スレ その76
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324 :本当にあった怖い名無し :2011/08/15(月) 03:15:03.27 ID:zqtN5wLAO
今日の2時位の話し
昨日俺は部屋を掃除してたんだけど、結構な量のゴミが出てね
燃えるゴミは燃やしてさっさと片そうかと思ったんだ
そんで、俺はど田舎に住んでるんだが、近くに川に面した土手があって、そこで燃やす事にした
土手から川の方にコンクリートの階段を下りて行って、川のほとりの広くなってる所で焼却開始
しばらく景気よく燃やして居たんだが、ふと妙な音がしてるのに気づいた
ピチョン…ピチョン…って音
そこはすぐ横に川に面した水門?のようなものがあって、その中で水滴が落ちて反響してるみたいだ
妙に耳に付くというか、気味悪くてね
それによく考えると、お盆は死人が帰って来る日だって言うし、川のほとりで火を焚いてるのは何か良くない事をやってる気がしてきた
何となく嫌な感じがした俺は少し焦りながら燃やして居たんだが…
ピチョン…
…ビチャ!!
急に水滴の音が大きくなった…というか、ぬかるんだ場所で人が歩いた時のような音だった
325 :本当にあった怖い名無し :2011/08/15(月) 03:16:11.11 ID:zqtN5wLAO
俺はビクッとして水門の方を凝視したけど暗くてよく見えない
さらに耳を済ませてるとボソボソと人の話す声が水門の辺りから聞こえる
何人かで囁いてるような…
俺は恐ろしくなって もう帰ろうと思い
燃え残りの紙の束を棒きれでひっくり返した
その時気付いた
紙の束の中に、写真が一枚紛れ込んでいる…
その写真、俺は無くしたと思ってたんだけど、2年位前に友達とツーリングに行った時に二人で写った写真で
その友達は去年死んだから、唯一の二人で写った写真だったんだ
呆気にとられたと言うか、金縛りじゃないけど何故か動けなくて
俺はその写真が燃えるのを凝視してた
二人の上半身が燃えて、最後にその友達の顔が火に包まれて…1分か2分か、しばらく固まってたと思う
そのうちポツリと雨が振り始めて、それでハッと気づいて走って家に帰ってきた
怖い思いをしたと思ったけど、もしかしたら友達がお盆だから俺に会いに来たのかなと思った
俺は葬式に行くのが嫌で、最後会わなかったから…
それでもって俺が0感なもんだから、色々工夫したのかも知れない
そんな事がさっきありました
2011.08.25 |
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ほんのりと怖い話スレ その76
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316 :1/3 :2011/08/15(月) 01:32:16.46 ID:TjBGdZnV0
会社の知人が癌で奥さんを亡くされた。
学生結婚で結ばれて10年以上連れ添った奥さんが癌を疾病された時は大変な落ち込みようで、彼を見るのが辛いほどだった。
天然気味で明るかった彼は奥さんの病症の進行とともにみるみる憔悴していき、30そこそこなのに白髪だらけで日毎に精気を失っていった。
入院から1年近く経った頃、癌も末期でいよいよと言う時も彼は会社を休んでまで病院へ通い妻の世話を甲斐甲斐しく続けたのだとか。
それから程なくして奥さんは他界。
その後の彼はかなりの情緒不安定で会社のデスクでいきなり泣き出したり、無断の遅刻があったりと腫れ物問題児だったが、当時の部長が人情家と言うこともあって周囲が暖かく彼のフォローに努め、彼の社会復帰リハビリを手伝った。自分も何度か彼を飲みに誘っては彼の愚痴と言うか思い出話を聞き、酒を酌してやった。
その時に聞いた話で今も強烈に覚えてるのが、死を目前にした奥さんがモルヒネで朦朧とした中、絶叫気味にそれでも何かから逃げるようにベッドでもがきながら、
「あなた、わたし死にたくない。赤ちゃんが欲しいのに。死ぬのは嫌だ。あなたと分かれたくない。お願いだから一人にしないで。あなたも一緒に、一緒に死んで」
と言ったんだと。
彼も奥さんの意をくみ、手を握って「勿論だよ。君無しじゃ僕も生きていけない。君が逝く時は僕も一緒に逝くよ」と答えたのだとか。
その時の彼も涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにして酒を呷りまくっていた。
俺はこいつマジやべー今晩にでも自殺すんじゃねーの?と心配になって「奥さんの望みは君の幸せだよ。自殺なんか望んじゃいないよ。気をしっかり持って」
みたいな、常識人めかしたうわべだけの慰めを言った。
318 :2/3 :2011/08/15(月) 01:33:38.08 ID:TjBGdZnV0
それから時が経ち、周りの気遣いも奏してか彼も正常に戻りつつあった。
そんな折りとある中途採用の社員の歓迎会に参加した時のこと、彼の横にちょこんと座る可愛い女の子がいた。
名前は○○ちゃん。聞くと隣の課の派遣さんでその彼とは最近良い雰囲気にあるらしいとか。まあぶっちゃけその時には既につきあってたわけで。
あんなに想い合った男女でも時が経てば忘れられるのだなと俺も少し白けたのを覚えてる。
数ヶ月後その彼と彼女が結婚に向けて準備中という話を課の人間から聞いた。
聞けば出来婚なんだとか。ほ~そいつは良かったね。目出度いね。やるこたあやってたのね。まあでも良かったじゃないの。
色恋の傷は新しい恋愛が一番の薬だよ。子供出来ちゃったか。これで彼も一層張り合い出て頑張れるでしょ
なんて噂をしあってた。
彼女も派遣期間が終わり、暫く親元に帰ると言うので退職していった。
それから数日後、突然彼が会社を休んだ。
その日の午後部長から彼の許嫁である○○ちゃんが交通事故で亡くなったと報告があった。
聞くと親御さんが里帰りする○○ちゃんを空港に迎えに来てピックアップして帰る途中ダンプに追突され、親御さんもろとも亡くなられたとか。
社内は騒然とした。これは呪いではなどと口さがない噂を言うものもいたが、事情が事情だけに語られることをはばかられ
俺らは無理矢理気味に平常運転を続けた。
彼はほとほと嫌になったのか或いは多大なる心労からか上司と相談し会社を辞めることになった。
319 :3/3 :2011/08/15(月) 01:34:42.09 ID:TjBGdZnV0
その数日後、俺が日帰り出張から遅く社に戻ると、大半の電気が落ちきった社内に彼が一人デスクで身辺整理をしている姿があった。
無視を決め込もうかと思ったが、そんな訳もいかず、彼のところへ行き
「大変だったね・・・。もう本当に言葉もないけど」
と言う俺の言葉を遮り、無表情で
「○○さんあの時俺に言いましたよね。『彼女(元奥さん)は俺の自殺は望んでない』って。本当にそうだったんですかね?じゃあ何で○○ちゃんまで連れてくんですか。俺はあの時死ぬつもりだったんです。やっぱり死んでればよかった」
と淡々と言った。
俺は顔面蒼白、いたたまれなくなり、お、俺、ちょっと人待たせてるから、とその場から逃げるように立ち去った。
その日は本当に眠れなかった。理不尽な八つ当たりと言うかいわれのない呪いをかけられたように重い気分になり、無理やり酒を飲んで酩酊して倒れ嫌な夢でうなされた。
夢の中で彼の言う通り、奥さんは本気で彼の死を願っており、彼の裏切りとも言える出来ちゃった再婚を許せなかったのではなかろうか
○○ちゃんの事故は奥さんの呪いで彼に対する罰なのではなかろうかと半ば信じるようになっていた。
翌朝めっちゃくちゃブルー入りながら会社へ行くと彼の机は綺麗に整理してあり、俺は出張の報告書が出来てないと課長に怒られた。
ほんのり怖いと言うより後味の悪いお話でした。
彼は今某宗教団体の活動に熱心だそうです・・・。
2011.08.25 |
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