∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part65∧∧
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416 名前:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ [sage] :2012/11/23(金) 17:30:52.21 ID:4MUbGXz30
山仲間の話。
単独で入山中に、不思議な光景に出会した。
行く手の繁みの中で男性が二人、藪漕ぎしながら歩いているのだが、
ある程度進むとくるりと踵を返してから、元来た藪中を戻っていく。
そのまま50メートルほど戻ると、そこでまた180度回転し、
再びこちらへ向かって進んでくる。
その二人組は、そんなことを何度も繰り返していたのだ。
顰め面が見て取れるほどに近よってみたが、向こう側は彼のことが
目に入らないようで、気が付きもしない様子。
「あのー、何をしているんですか?」
流石に気になってそう声を掛けると、吃驚した顔で立ち止まった。
二人して安堵の息を吐きながら、こんなことを口に出す。
「あぁ良かった、人に逢えた。
僕ら、実は昨日からずっと道に迷ってて・・・。
ここがどこかわかりますか?」
「いや、あなた方、ずっとそこでグルグル行ったり来たりを繰り返して
いたんですけど?」
そう指摘された二人は、彼にからかわれたものと思ったらしく、
「何を言ってるんですかぁ」と苦笑しながらこちらに向かってきた。
417 名前:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ [sage] :2012/11/23(金) 17:32:24.29 ID:4MUbGXz30
いきなり、前を歩いていた方が立ち止まった。
ギョッとした顔で足下を見つめている。
「ここ・・・昨晩僕らがテントを張った場所だ。
このペグの痕、見覚えがある。
・・・嘘だろ、ここから半日以上は歩いている筈だぞ」
そう呟くと顔を上げ、あれ?っという表情になる。
「何だ、ここ、○○峠に下りる途中道じゃないか!!」
「・・・本当だ。今まで嫌と言うほど通っているのに。
どうして気が付かなかったんだろう?」
どうやら後ろの男性も、現在地の特定が出来たらしい。
二人して顔を見合わせて、頻りに首を傾げている。
丁度、下りる先が同じだったので、彼も二人に同行することにした。
問題なく下山出来て、礼を言ってくる二人に別れを告げたのだという。
「あの二人組、揃って狐にでも騙されたのかね?」
そんなことを考えたそうだ。
しかしその三年後、彼もその藪で道に迷い、別の登山者に助けられた。
道を失ったのは、正にあの藪の中であったという。
「・・・あそこの藪って、何かヤバいモノでも潜んでいるのかな・・・」
以来、彼はそこの道を利用しないようにしているそうだ。
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2012.11.28 |
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実話恐怖体験談 拾八段目
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321 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/09(金) 00:18:28.87 ID:VVoHqeaZ0
子供の頃空き地で本?というかノートみたいなのを拾ったことがある
中はびっしり見たことのない文字と変な絵で埋め尽くされていた
表紙が古臭いのか新しいのか不思議な風合いだったし、珍しくて家に持って帰った
家で母親に見せたら、どこの文字かしら?と見当が付かないみたいだった
絵も丁寧に描かれているけど何を描いたのか分からない感じだった
持ち主が困っているかもしれないから交番に届けるように言われたので翌日に学校の帰りに交番に寄ろうと、それをランドセルに入れて眠った
ついでに友達にも見せたかったし
そしてその晩、悲しい夢を見た
夢の内容は覚えてないんだけど、悲しい夢だったと何となく思った
ただ、同時にほっとした気持ちにもなった
そのまま学校に行って、例の本かノートを友達に見せようとしたらランドセルを見たら
入ってない
家に帰って親に聞いても知らないと言うし、もちろん自分の部屋のどこにも置いていなかった
あの本だけが忽然と消えていた
あれって一体何だったんだろう?
2012.11.28 |
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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part65∧∧
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212 名前:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ [sage] :2012/11/13(火) 18:30:43.82 ID:qFVvFi5t0
知り合いの話。
昔、猟師をしていた頃に奇妙なことがあったらしい。
樹上に猿を見つけ、見事にこれを射貫いたのだが。
甲高い悲鳴を上げた猿は、次の瞬間、真っ白に変じた。
全身の毛の色を一瞬で失った猿は、その直後地上へ落下した。
遠耳に小さく“ガシャン!”という音が聞こえた。
ガラスか陶器が割れたような、そんな硬い音だった。
落下地点に辿り着くと、骸が何処にも見当たらない。
ただ、ガラスのようにキラキラする粉が、ぶちまけたように堆積している。
粉末の中に、歯の付いた猿の顎骨が、ぽつんと転がっていた。
その日はそこで山を下りたのだという。
2012.11.28 |
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【因縁】家系にまつわるオカルト25代目【遺伝】
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272 名前:本当にあった怖い名無し :2012/11/24(土) 00:59:41.02 ID:GGaM6kay0
家系、というのとはちょっと違うかもしれないんだけど、うちは結構古い家柄なのね、墓とか室町末期の頃のものが残ってる。
で、墓石に享年って書いてあるでしょう。中学生の頃ふと刻まれた文字を見てちょっとぞっとした。
代々の跡継ぎは必ず2回お嫁さんを貰っていて、しかも最初のお嫁さんは皆若くして亡くなっていた。
二度目の奥さんは、まあ、それなりのお歳で亡くなっていたみたいなんだけど。
去年お寺さんの供養帳を見たらうちの祖父の前の代までそれが続いていたみたい。
前の代、つまり私のひいおじいさんの最初の奥さんは井戸に飛び込んで自死なさったそうだ。
273 名前:本当にあった怖い名無し :2012/11/24(土) 01:04:45.13 ID:GGaM6kay0
代々の流れを断ち切ったのは今年の夏に亡くなった祖母だった。
祖父のただ一人の奥さんで95歳で大往生した。
先日その祖母の位牌を拝んでいたら、ふと思い出したことがあった。
四歳の頃、祖母と一緒に囲炉裏ばた(当時まだうちにはあった!)で遊んでいたら、部屋の隅の方からすーと嫌な感じの臭いがしてきた。
そっちを見てみた次の瞬間、私は火がついたように泣き叫んで祖母にしがみついてしまった。
記憶が定かではないんだけど、着物を着たざんばら髪の女の人がこちらを見ていた。
すごく怖い顔をしていたと思うんだけど、なんか、怖すぎたせいか思い出せない。
274 名前:本当にあった怖い名無し :2012/11/24(土) 01:06:46.65 ID:GGaM6kay0
ただ、祖母が背中をなでてくれながら「こわがらんでいい、あれは可哀相な人なんや」と言っていたことは覚えている。
祖母はにっこりと笑って、深々とその人に向かって手を合わせて頭を下げていた。
これは勝手な想像なんだけど、もしかしたら、代々のお嫁さんの早死にはあの女の人が関わっていたんじゃないだろうか。祖母がその難を逃れたのは信心深く優しい性格のおかげだったのかもしれない。
2012.11.28 |
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【因縁】家系にまつわるオカルト25代目【遺伝】
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157 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/14(水) 12:14:48.41 ID:pKaiE3qJ0
人柱とかそんな話ならウチにもあった。もっとも、血のつながっていない人だけどね。
もう7年くらい前なんだけど、俺が高校に入ってすぐの夏に聞いた話。
とりあえずここ前置きなので、飛ばし読みしていい。
俺の父親は、三男の次男で、特に継ぐモノも無いので都会に出てきた口なわけだが、実家の実家、本家に当たる家は結構歴史ある家らしい。
祖父も三男坊なので本家には生涯で数回行ったかどうかってレベルだったけど、高校の頃の俺は、王室だの皇室だのの話に凝り出して、そこからあらゆる家の「家系図」を知りたがる家系図マニアと化していた。
当然、親父の家の血筋がそんなんなら、一度は知ってみたいと興味を持っていた。
中学生最後の年の正月にも父の実家に里帰りしていたのだが、その時は父方実家の墓を見ただけ。
墓はその年の十数年前に現地に移動したモノで、その時に以前の名が消されてしまったのか、本家のでかい墓からも、俺の高々祖父(ひぃひぃひぃじいさん)より上の名前は記載されておらず。
その時親父から、俺の曽祖父に当たる人が40代を前にして死んだこと、翌年に曽祖父の叔父(つまり祖父の大叔父、高祖父の弟)が亡くなり、子供がいなかったので、祖父がその家を継いだことなども聞いたが、
高々祖父以前の名前についてはよく知らないとのことだった。
俺の受験も終わり、翌年の夏は、久々に盆の時期にも父方の実家に帰ることとなり、俺は今度こそ家の謎を明かしてやると(無駄に)意気込んでいた。
そんな中、本家の長男の長男に当たる人(俺のハトコで、本家の次々代の跡取り)に長男が生まれたそうで、皆本家に集まれとの号令が下ったらしい。
なんでも、本家にまだ存命だったひいばぁちゃん(その時既に100歳だったかと思う)にとっては玄孫に当たるため、とてもめでたいと、親戚一同全員に召集かけたんだそう。
本家の中を捜索したら、古い家系図も見つかるかも!とやはり無駄にワクワクしていた俺は、その日を本当に楽しみに待っていた。
158 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/14(水) 12:15:29.02 ID:pKaiE3qJ0
さて里帰りしたのが8月の12日。15日には法要があるから、親戚一同で玄孫誕生とひぃばあちゃんの末永い健康をお祈りする宴会が前日の14日に開かれることに。
そのため、本家に集まる前日に当たる13日には、まず祖父家の墓参りを済ませ、ついでに祖父ちゃんに家系で知っていることをリポートするということにした。
墓参りした後、本家の墓や分家の墓も見てみたが、やはり名前があるのは高々祖父あたりまで。分からんので悩んでみると、祖父から「墓ばかりジロジロ見てどうした?」と聞かれたので、
とりあえずウチの家系についてあれやこれや尋ねることに。そしたら色々話をしてくれたよ。
その中では、曽祖父が早くに亡くなった年の前後には、曽祖父の弟や当時の近所の方、また親戚が次々亡くなったそう。
丁度太平洋戦争の開始前夜の辺りで、戦争被害ってわけでもないのに、何故かバタバタ人が亡くなったらしい。原因は病死が大半だったが、中には自殺した人もいたんだと。
曽祖父の叔父もそんな一人で、まあその人の死因も普通の病死だったが、
まだ13歳くらいだった祖父は、高祖父(曽祖父が亡くなった後も存命で、昭和30年代頃までいたらしい)の命令で、殆ど知らない大叔父の家を継ぐこととなり、半泣きだったそうな・・・。
大叔母が養母になったし、当時の13歳は今より随分精神的に成長しているだろうことは想像がつくが、それでも堪えただろうなあとは思う。
さて、前置きが随分長くなったが、ここからが冒頭で話した話と直接関わる話。
祖父が言うには、祖父が家を出る数週間ほど前の時期に、家(本家)に5~6歳くらいの二人の少女がやってきたらしい。彼女らは養女として貰われてきたのだとか。
もっとも、家には亡くなった人が随分出たとは言え、曽祖父の子供は祖父も含め全員が存命だったし、その数はなんと12人(うち2人は双子で、末の子は曽祖父が亡くなった後の生まれ)。
流石に大きな家といえども、それだけ子供がいて、なおも子供を増やす余裕なんてあるのか。その上、いくら人が多く亡くなっていても、まだまだ子孫は多くいるだろうに、
養子、それも跡継ぎとなるであろう男子ではなく、女の子というところに、祖父は大いに疑問を感じたようだ。
159 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/14(水) 12:17:00.64 ID:pKaiE3qJ0
養女たちは「千代」「万里」と名付けられ、それぞれちーちゃん、まーちゃんと言われていたそうな。
俺はそれを聞いて「その子ら、5歳くらいになる前に名前付けてもらえなかったの?そういう危ない系統の子?」と聞き返したが、祖父曰く、元々の名を高祖父が改名させたそう。
高祖父はこの二人をすごく可愛がっていたそうだが、時々怪訝そうな顔で二人を見つめていたりもしたんだと。
間もなく祖父は大叔父の家に引き取られたが、1年のうち数度は、実家に戻ってきては、ちーちゃん、まーちゃんと遊んであげたこともあったらしい。
ところが、ちーちゃんは貰われて5年くらい、大体終戦前後か、に亡くなってしまったらしい。
まーちゃんはその後も暫く生きていたが、祖父は会う度にやつれ、疲れていった印象も持っていたんだとか。
結局そのまーちゃんも、高祖父が死んだ前後に亡くなったようだ。正確にはは前か後か、覚えていないとのことだったが。
伯父さんの運転する車に乗って墓から帰る途中に、旧墓地(以前お墓があった場所)も通った。
そこは整備されて、ショッピングセンターやらなんやらが出来ていたため、それがそもそもの移設の原因となったんだとか。
ところがその脇に、ポツン、と、1個だけ小さな墓があった。
と言っても、小高い丘陵部分の、道路の脇の下の方で、階段を使ってでないと降りられない場所に。
祖父が言うには、「あれが今のちーちゃんやまーちゃんのお墓だ」と。
何故、移設した場所に一緒に葬ってあげなかったのか聞くと、「本家の方で、あれは、ずっとここに残してくれって話があって、それ以来少しだけ位置を移動させて、あそこにある」との回答。
更に祖父が言うには、移転分離後、ちーちゃんまーちゃんの墓には、本家の許可を得たもの以外は、例え分家の当主でも墓参りが禁じられたんだとも聞いた。確かに階段の先には、「無断で当地に入ることを禁ず」とあり、柵がついていた。
よく分からん話だったが、家にまつわる奇怪な話に俄然俺は、興味が湧いてきた。湧かずにはおれなかった。
是非とも明日、曾祖母に直接インタビューして、墓の正体を暴いてやる、という気持ちでいっぱいだったわけだ。その日は興奮していたが、夜はぐっすり寝たw
160 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/14(水) 12:18:23.91 ID:pKaiE3qJ0
さて翌14日、朝から家族総出で本家に出かけることに。
俺ら家族4人に、伯父一家が5人、叔母一家4人、それに祖父母といるから、二台ある自家用車に俺と妹と祖父母、伯父一家がそれぞれ乗って、残りはタクシーで移動という形に。
それだけでも大変な人数だが、本家に着くとその数倍はいるであろう人の山、曾祖母の兄弟姉妹とその子・孫らも混ざってはいるが、その大半が曾祖母の子孫たち。
一人の女性から、これだけ多くの人が派生し、しかもその大本の人が生きている、ってことを実感して、素直にすげーって思った。妹や従兄弟たちは、人の多さにうんざりしていたがw
曾祖母を囲んで、その膝には玄孫に当たる本家の長男の長男の長男サマが座り、ずらりと並んだ料理を食べながら、皆めいめいに雑談を繰り広げた。
さて、そんな中で俺の質問の時間だ。
大柄な男たちに囲まれた曾祖母は、流石に100年の年季を刻み込んだしわくちゃの顔をしており、またとても小さく見えた。
なんとも近づきがたい様子だったが、意を決して挨拶、そして色々とインタビュー。家系図のこと、曽祖父のこと、高祖父のこと、その他先祖のこと。そして墓のこと、「ちーちゃん・まーちゃん」のことも。
曾祖母は「あー○○ちゃんか、大きくなって」と言った反応の後、聞いているのかいないのかよく分からない感じで、俺の話を聞き流していた。
その時、祖父の甥(だったと思う、本家の次男の方だったか)が、曾祖母の代弁とばかりに、色々答えてくれたよ。
161 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/14(水) 12:20:06.50 ID:pKaiE3qJ0
まず聞いたのが高祖父の更に祖父の話。墓に記載されていない人だ。
これは単なる笑い話が大半だった。この人は鶴○さんと言う人で、略して鶴じいさんと言われていた。もう高々々祖父とかまだるっこしいから、ここから鶴じいさんと書く。
その鶴じいさん、若い頃は相撲取りの名人(もちろん素人)で、本家の嫡男にも関わらず、近所の奴等と相撲を楽しみ、危ないからやめろと言われてもやめなかったんだと。
町の相撲取り大会での優勝記録もあったりするんだと。他には、屁がやたらとでかくて、寝ながら屁をこいたら、自分の屁の音がでかすぎてびっくりして飛び起きたという話まで。ユニークなじいさんだったらしいw
話してくれた次男さんが言うには、この鶴じいさんの伝説は、高祖父から祖父たち、更にその息子たちの世代に伝わった話なのだとか。
そんな伝説を持つ爺さんがどうして墓の名前から漏れたのかに関しては、結局のところ、祖父の兄(次男さんの父親)が、大正より前に亡くなった方に関しては、もう名前を入れないということにしたんだとか。
実はこの鶴じいさんこそが、ちーちゃん・まーちゃんの話にも関わる重要人物でもあったのだが。
祖父の兄もまた、17かそこらで父親を亡くし、祖父(俺の高祖父)から厳しく、当主の座を守るようにしつけられたのだとか。
そんな中で太平洋戦争が勃発し、祖父の兄も召集。その前後で一時生死不明になったらしく、高祖父は、うなだれて仕方なかったのだとか。
そしてその前後、ちーちゃんが亡くなり、そして間もなく祖父兄の無事が確認されたのだと。
この時点で俺めは大体察していた。ちーちゃん・まーちゃんは、家の者の不幸の身代わりとして養女となった、不幸を引き受けるための存在だったのではないかと。
それを問いただしてみたら、ビンゴだった。ちょっとショックだった。祖父が既に生まれていた、比較的近年のこの時代に、普通に生きてきたはずの俺の親類(義理だが)に、そんな存在がいたというのは。
162 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/14(水) 12:20:56.80 ID:pKaiE3qJ0
更にいえば、この(当時50代くらいの)次男さん、まーちゃんとは実際に遊んだことがあるのだと聞いて、ちょっと驚いた。
4歳くらいの時にはまーちゃんの葬儀があったようで、それ以前のことなのでよくは覚えていないが、祖父の末の妹に当たる方とは年も近しく、よく遊んでいたのだと。
その叔母さんにも話を聞いて、ちーちゃん・まーちゃんの当時の生活の様子が具体的に明らかになっていった。
まず、二人は高祖父の養子となっていたこと。つまり、祖父たちにとって彼女らは「叔母」に当たる存在だった。
食事は基本的に皆同じなのだが、まーちゃん(祖父妹が物心ついて間もなく、ちーちゃんは亡くなったので覚えていないのだとか)は皆が食べた後で食べる。
高祖父も最初は皆で一番先に箸を付けるが、その後は本を読んだりして待ち続け、まーちゃんと二人で食べていた。夕食時のことで、朝食や昼食時は覚えていないようだ。
お風呂などの順番も一番後。一度まーちゃんと一緒に入りたがった祖父妹は、泣きながらも一緒に入りたがったので、それではと高祖父は祖父妹も一番最後に入らせた。
まーちゃんは基本的に和服。高祖母も和服だったし、現にそこにいた曾祖母も和服ではあったが、子供たちは洋服で過ごしていたので、何か違和感があったようだ。
まーちゃんの寝る場所は、皆の寝室とは離れていた。個別の寝室を持つ高祖父の場所とも異なっていたと言う。実はそこにはもう一つある物があったのだが、それは後で話す。
トイレとかは兼用。そして、まーちゃんはよく気分が悪くなっていたので、この空間だけは、誰よりもまーちゃんが優先して入ることが出来た。当時は今の本家内にある水洗トイレではなく、外に汲み取り式のものがあったようだ。
まーちゃんは家事手伝いなどはやらなかった。やらなくてもいいことになっていた。一生家の中で飼い殺しにするつもりだったのだろうか・・・?
まーちゃんとは絶対に遊んではならないと言われた遊びが2つあった。一つは、かごめかごめ。元は人買いの歌らしいし、そういうのもあってダメだったのだろう。もう一つはかくれんぼ。これは逃走防止の観点から?
163 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/14(水) 12:24:04.44 ID:pKaiE3qJ0
また、まーちゃんは家から一定の範囲以上は出てはならなかった。ただし、高祖父が共にいる際は多少の外出は可能で、一度旅行もしたことがあるという。
家の女の子のために、家には高価なお雛様が一式あったが、それらは一家で一つの扱い。ただまーちゃんには別に、なんとも簡素で、お内裏様とお雛様だけなのだが、別にもらっていたのだと。
旅行中に高祖父から、「絶対にまーちゃんから目を離すんじゃないぞ。失ったらお前が死ぬんだからな。」と何度も脅すように忠告されていたのが怖かったらしい。
まーちゃんが亡くなったのは、祖父の話の時点では曖昧だったが、祖父妹曰く、確実に高祖父が亡くなるより少し前だったという。
また、高祖父が病で寝たきりになっている時、まーちゃんは常に傍に居なければならなかったのだと言う。まーちゃんはこの時ばかりは、高祖父が怖くて仕方が無かったと聞かされたようだ。
で、高祖父自体は普段はまーちゃんにとても優しかったのだと。その高祖父だが、祖父妹を始め、実の孫や実子にはものすごく厳しい人で、まーちゃんに優しいのは不自然過ぎるほどだったのだと。
高祖父は亡くなる直前にも伏せていたが、その時もまーちゃんは傍に居続けた。ある日、まーちゃんは祖父妹に、「ごめんね。もう遊べない」と伝えた。まーちゃん自身とても苦しそうだったようだ。
それから、まーちゃんしは同じ家の中にいるのに会うことすら出来なくなった(でかい家だったし、それくらい出来たのだろう)。暫くしてまーちゃんが亡くなり、続いて高祖父も亡くなったという。
この時点では、俺は、まーちゃんは高祖父の苦しみを吸い取り続けたけど、とうとう吸いきれずに死んでしまい、そして依り代の無くなった高祖父もまた、すぐに死んでしまったのだろうな、と考えていた。
厳密には、違ったわけだが・・・。
164 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/14(水) 12:24:53.40 ID:pKaiE3qJ0
話も色々聞いたし、次男さんからは、鶴じいさんより前の人たちの話も、僅かながら聞けた。祖父兄(本家の当主)からも話を聞けた。
ちなみに、ちーちゃんまーちゃんの墓には、ちーちゃんまーちゃん以前にも、同じように不幸の肩代わりをしていた養女たちが眠っているのだと。
そして本家の者に許可をもらっていない者たちが墓参りをしてはいけなくなった理由は、ちーちゃんまーちゃんやそれ以前の少女たちは、その周辺の土に念がまだ居ついているのだと言う。
だから、勝手に墓に参ると、それらの念が憑いてしまい、彼女たちがあの世に持っていった不幸が乗り移ってしまうのだとか。
当主に限っては、彼女たちは「畏れるから」念が意図的に抑えられ、憑くことが無いのだとか。もうちょい詳しく聞きたかったが、ここらで他のおっさんらが絡んできてここまで。
そもそも移転前は普通にその墓も墓参り出来たというから、単に祖父兄が勝手に信じ込んでいるだけの話なんじゃないかとも思ったがね。
後は、今そのような子供がいないが、どうしているのかという話。
何故現代ではそれをしなくなったのかと言うと、信仰心が薄れたのもあるが、そもそも身代わりが他に見つかったのだと言う。
それが、先ほど話したお雛様。同じタイプのお内裏様とお雛様を数年おきに買い替え、前のものはお寺に持っていくことで、不幸の依り代の代わりにしているのだという。
そしてそれは今もやっているとのことで、件のお雛様は・・・かつてまーちゃんが過ごしていた部屋にあるらしい。というかあった。後で見せてもらった。
お雛様というか、お雛様の衣装を纏ったこけし型人形というか、そんな感じの簡素な奴。内裏雛以外は無く、1~3段くらい(ごめん、この辺記憶曖昧)。
飾ってあった部屋は、別に離れ的な場所にあるわけでなく、奥まった場所にあった以外は普通の小さな和室。
ただ、使ってない感バリバリで、霊感のある奴が来たら「なんかあるな」と感じれるような雰囲気があった。もっとも、俺には霊感無いからそんなものは感じなかったわけだが。
165 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/14(水) 12:25:53.59 ID:pKaiE3qJ0
そもそも、まーちゃんが来る30年程前に、少女を貰い受けて不幸避けとする伝統は終わったらしい。当時亡くなった子供たちを最後に、代替手段の無いまま、「現代には迷信的過ぎる」と廃止になった。
今から数えて、100何年か前。ド田舎でも人身売買やらは縮小の傾向にあった時期なんじゃないかなあと思うし、そりゃ当然だろう。廃止したのが、先に出た鶴じいさんだったようだ。
鶴じいさんは、当時の本家の当主であったその親父(俺から見てひぃひぃひぃひぃひぃ祖父さん)が、次の少女を早くもらおう、というのに対し、
強硬に反対、とうとう絶対権力者(であっただろう、当時の家長なんてものは)の父親の反対を押し切って、この制度を終わらせ、少女の貰い受けをしなくなったらしい。
本家の仏壇には戒名表みたいなの(ごめん、正式になんて言うか知らない)があって、そこに家の故人の戒名がズラズラッと並べてあった。
本名も併載していた気がするので、だいたいそこで鶴じいさんの存在も発見したわけだが、鶴じいさんの親父は、一時廃止前後に亡くなっていた。100歳越えてたようだ。
その時点で鶴じいさんも70~80ってとこだから、いつまでも迷信にこだわるボケジジイ(←失礼)に頭抑えられていて、しかも小さな女の子を犠牲にするようなシステムの存続をしろってんだもの、そりゃ反対もしたくなっただろう。
ただそれだけで無く、若い頃は自分の奥さんがこの役を受け入れさせられそうになったことも、鶴じいさんが反対する原因だったようで(直接そうは言われていないが、話を聞く限りは)。
鶴じいさんが若い頃なんだが、鶴じいさんの親父は一度再婚したらしい。そして、奥さん側には2人の男女の連れ子がいて、姉は鶴じいさんと同世代、弟もすぐ下って感じだったようだ。
前に鶴じいさんが付近一帯で相撲の名人だったと話したよな?その義弟もアマチュア相撲、やっていたそうだ。だから、鶴じいさんと義弟はすぐに打ち解け、鶴じいさんは相撲の師匠にもなってやったんだとか。
ところがだ。暫く経った頃、鶴じいさんがまた町の相撲大会で優勝したんだと。その時、負けた奴が酒飲んで、暴れ回ったんだと。
166 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/14(水) 12:26:22.62 ID:pKaiE3qJ0
そしてあろうことか、刃物まで持ち出して、とうとう鶴じいさんの家に乗りこんで、顔なじみでもあった義弟を刺し殺してしまったらしい。
当然そいつは逮捕されたが、鶴じいさんは超ショックだったようだ。相撲やめたかどうかは聞いてなかったけどな。まあ何も言ってなかったけど、そこまでいけばやめたんじゃない?
更にその後、立て続けに後妻さんまで亡くなったらしくてなさ。特にショックだったのが、鶴じいさんの父親、つまり当主さんだったらしい。
その後なんやかんやで、養子とした娘(姉弟の姉の方)を不幸避けの少女役にしようとしたそうな。元からそのつもりだったのか、後からそうしようとしたのかはしらんけどな。
しかしながら、鶴じいさんは猛反対。なんとか父親の企みを止めるためにとったのが・・・義妹と結婚して、次期当主の嫁として、手出し出来ないようにしたんだと。
結局その時は、別の少女を他所から貰うことでコトが済まされたようだ。
時期的に考えて、おそらくその後も、何度か少女の移り変わりはあったんだと思う。それが何故100年前のタイミングで、鶴じいさんが反対したのかは知らない。
おそらく、当主が100にもなって、今更止める力も無いとの判断だったからだろう。
167 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/14(水) 12:27:38.67 ID:pKaiE3qJ0
その後、30年経った時期に復活したのは、やはり、その辺りに身内に不幸が続出したからなのだとか。正確にはその間10年ほど前の時期にも、曽祖父のお兄さんに当たる人が子供が無いまま亡くなり、更に2~3年のちにはその奥さんも死んでしまったとか。
その上更に次の跡継ぎまで・・・となれば、高祖父が制度を一度だけ復活させたのも止む無しという感じかもしれない。
もし、お雛様による代替まじないが無かったら、今でもそういう娘がいたり、あるいは無理に廃止して親戚一同死人ばかりになっていたかもしんない。
ちなみに、鶴じいさんの親父と鶴じいさん自体、制度廃止から数年と持たず亡くなったのだとか。まあ、高齢者と超高齢者なんだし、そこまで行けばそりゃ単なる偶然だと思うがな。
「千代」「万里」と言う名前は、「千」「万」がつくからそう名付けたようだ。かつて同じように不幸避けとして貰われた子も、「千歳」「万紀」などのように、千や万がつく名前だったらしい。
二人のうち、必ず「千」の名前をつけられた方が短命だという。「万」の子一人が生きているうちに、「千」の子2~3人が相次いで亡くなることもあったそうだ。
いずれにせよ、30まで生きることは少なくともなかったらしい。
そのことは、一帯を仕切るお寺さんでも熟知していたらしく、代々に伝えられていたのだとか。
子供は、可能なら近所から、そうでなければ遠方の人身売買斡旋商?やらから貰い受ける。その中での条件は、「健康でなく、病弱で、失っても働き手としては痛手にならない子」だったそうだ。
そうした理由は、元々病弱な子は不幸の気を身にまとっているため、当主たちにとって罪悪感が薄れるからというのと、相手方も、健康な働き手を失うことなく、子を差し出せるというものからだったと。
ただ、何世代か一度、健康な子を欲しがることもあったのだと言う。その時は、身内の不幸が余りにも多い場合など。
168 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/14(水) 12:28:09.30 ID:pKaiE3qJ0
70年前もそうした理由で、千代と万里という、健康な子供を、貰い受けたのだと言う。元はどこからの子で、なんという名前だったかは、高祖父しか知らない。
まーちゃんと遊んだ祖父妹も、その名前だけは、教えてくれなかったらしい。
さて、ここが一番恐ろしい話なんだが・・・上で書いた通り、長生きする方であるまーちゃんでも、30までは生きない。
前のちーちゃんが亡くなったのは6歳かそこらだし、2~3倍しても20かそこらで亡くなってしまう計算だから、妥当なとこだろう。
実は、いずれの不幸避けの少女たちも、養父に当たる歴代の当主が亡くなるより前に、必ず亡くなっている。
そして、新しい不幸避けの少女は、新しい当主が、改めて迎えている。
では、当主より先に、必ず不幸避けの少女が(病死などの形で)自然死するだろうか?ま、確率的に言えば、低いわな。少女はまだ若く、当主はジジイなんだから。
まあオカルト的な何かが働いているとしたら、先に書いた通りそう思ったんだけど、ありえるんじゃないかとは考えた。
ところがだ、実際はもっと現実的な意味で怖い話だったわけ。当主がいよいよ亡くなるって頃になると、ひっそりと当主の手によって、少女たちは葬られるらしいんだわ、恐ろしいことに。
それで逮捕されるなんてこともなかったみたいだから、警察も暗黙の了解だったのか、それともバレない方法で殺ったのかは知らんが。
そりゃまあ、鶴じいさんのような経歴や動機が無くても、嫌がるんじゃないかと。何せ、自分の手で少女たちを殺める必要にかられるんだからな。
多分、前のまーちゃんも、高祖父自身が手を下したんじゃないか。そう思うと、マジでぞっとした。僅か数代前の先祖が、そういったことをやっているんだからな。
169 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/14(水) 12:30:05.33 ID:pKaiE3qJ0
その話だけは、祖母妹も知らなかったらしく、曾祖母が直接教えてくれた。ただ、話聞く限り、餓死とか薬盛ったとか、そういうやり方だったんだと思う。
話の後、さっきも書いた通り雛人形の部屋(おそらく前は少女たちの部屋)に連れて行ってもらえたんだが、少女たちのお墓にはとうとう連れて行ってもらえなかった。
それからまた数年。今は曾祖母も祖父の兄も亡くなってしまった。その後は親父の従兄弟、つまり祖父の兄の息子さんが跡を継いで、まだお墓の管理もやっているらしい。
あれ以来本家にも行っていないが、多分雛人形を使った不幸避けは続いているんだろうな。いつかそれが、また実の人に戻ってしまわないよう願うばかりです。
170 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/14(水) 12:32:22.28 ID:pKaiE3qJ0
10レス以上の大長文になっちまったな。投稿小説みてぇだわ、恥ずかしい・・・。
厳密には家系というか家の話だったし。スレ汚し失礼w
2012.11.28 |
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実話恐怖体験談 拾八段目
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1342236967/
392 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/20(火) 23:39:05.93 ID:1kXNGRsY0
お墓を建てる仕事を一時期して以来、お墓は怖くなくなった
移設や取り壊しで骨壺を取り出して洗ったり、時には土葬だったらしくて赤く染まった土(土葬の場合は血肉の色がそのまま土に付くのだと親方に教えられた)と骨を堀当てたりしたけどそこに特定の念は感じなかった
葬式やお墓ってのは遺された人達のために在るんだなとつくづく思った
腰痛めたから辞めたけど、親族の方やご住職なんか普段まず関わらない人達と話をすることが出来てよい経験でした
仕事柄縄張りが強い職業ですが後継者不足で探してるから、力に自信がある人はやってみては如何でしょうか
給料も多いし、重いものをキズ付けずに所定の位置に納めるための方法を考えて時には工具を自前で作る時にはなかなか創造力が鍛えられて、おまけに半年で体脂肪率を25%から15%まで落とせて女の子くらい軽くお姫様だっこ出来る筋力が付けられますよ
これだけではなんなので、
川崎大師にはあの一帯のすべての権力を握る御前と呼ばれる方が存在しています
なんか格好良いし、裏の顔とかありそうだなと好奇心を掻き立てられるw
2012.11.28 |
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実話恐怖体験談 拾八段目
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1342236967/
360 名前:本当にあった怖い名無し :2012/11/13(火) 02:18:43.60 ID:MUjMQnPQ0
2年前のことなんですけど、自宅の洗面所で髪のセットしていたらふと背中に視線を感じたんです
なんだろうって不思議になって目線を鏡の端に向けたんです
そしたら私の後ろを黒い長髪の白い服(ワンピース?)を着た女の人が通り過ぎていきました
女の人が通りすぎた後もしばらくショックで動けませんでした
361 名前:本当にあった怖い名無し :2012/11/13(火) 02:20:52.67 ID:MUjMQnPQ0
急いで居間に戻って妹に「今、そこに髪の長い女の人がいた!!」って伝えたら、途端に妹が青ざめていき、ぽつりと
「私もその女の人見たことある…私の時は居間に座ってたけど…」
話を聞いていくとその時その女は居間のソファーに座り、じっと窓のほうを見続けていたそうです
そして妹がみた女も黒髪で長髪の白い服を着ていたそうです
それから私はその女を見ていません
家族に今まで不幸はなかったので害はないと私と妹は思っていますが、実際どうなんでしょうね?(笑)
拙い文章ですいませんでした
2012.11.28 |
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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part65∧∧
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1351381985/
211 名前:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ [sage] :2012/11/13(火) 18:29:34.30 ID:qFVvFi5t0
知り合いの話。
彼の家は、山の中腹にある農家なのだが、過去に奇妙な事が起こっていたという。
一日の作業を終えて帰ってくると、その日家には誰も居なかった筈なのに、風呂釜に熱い湯が張られているということが、何度となくあったのだ。
「浮浪者でも入り込んだか」とも疑ったが、風呂の中は別に汚れてはいない。
調べてみたところ、家に置いてあった薪の数も、一本たりとも減ってはいなかった。
まだ便利な給湯器などが無かった時代で、一体誰が、どうやって湯を沸かしたのか、それがまったくわからない。
初めの頃は気味が悪くて湯を入れ替えていたが、段々と勿体なく思うようになり、終には湯が張ってあると、ありがたくそれに浸かるようになったという。
家をリフォームした際に給湯器を新しく設置したのだが、残念ながらそれ以降、湯が独りでに沸くことはなくなったのだそうだ。
「灯油給湯器とはいえ、薪も使えるタイプなんだけどな。湯張りをしていた誰かさんは、機械の類いはお気に召さなかったらしいよ」
苦笑しながら、彼はこの話をしてくれた。
2012.11.28 |
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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part65∧∧
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404 名前:拾ってはダメ [sage] :2012/11/22(木) 21:15:24.73 ID:25ad1gXx0
近所の神社でよく遊んだ頃の話。
〇〇ヶ峰につづく山を背にして本殿が建っているのですが、脇に山に入る道があります。
踏み固められた道なので人の手が入っていたのは間違いないです。
気にはなるけど、その道を奥まで制覇した者は居ませんでした。
夏休みのある日、鬼ごっこ的な遊びをしていました。
男の子が2人、その山道に隠れたらしいのです。
隠れると言っても境内から丸見えなので、かなり奥まで行ったのでしょう。
他の子がみんな見つかっても2人だけは見つからないので、全員で捜しました。
山道は境内から見える所までは行きましたが、それ以上はなんと言うか、鬼ごっこ時のルールというか、
範囲外と言うか、想像の外でした。皆がこの道を使うと鬼ごっこにならないからです。
だから、その先に隠れているとは考えず、夕食どきには解散しました。
きっと先に帰ってしまったと思ったのです。
その晩、8時ごろに電話がかかってきて、2人の行方不明事件になりました。
神社で遊んだ皆の証言で捜索され、無事発見されたそうです。
ここから彼らの話も織り交ぜます。
2人は別々に見つかったそうです。
1人はあの山道の奥、杉の木の枝にしがみついていました。
もう1人はどうやって入ったのか、神社の本殿の中で。
この日から夏休みが終わるまで2人とも見かけませんでした。
神社も立ち入り禁止になって、しめ縄のような紐が低い位置に張られていました。
405 名前:拾ってはダメ [sage] :2012/11/22(木) 21:16:07.69 ID:25ad1gXx0
あの日、ルール違反をして山奥に隠れた2人は、どれだけ待っても捜しにこないので、山道を降りかけたそうです。
これでもかと言うくらい奥まで行ったらしく、降りても降りても神社が見えないうちに暗くなってしまいました。
そのうち何かついて来る気配がして、振り返ると“森の塊”が居たそうです。
その塊がワサワサと付いて来たので2人は必死に逃げました。
1人は火事場のなんとやらで途中の杉の木にへばりつき、自力で降りられなくなるまで登りました。
1人は神社の本殿に。(窓の格子をへし折って入ったそうです。こちらも火事場バカ力です。)
ものすごく叱られたそうです。
森の塊というのがなんなのか、2人の拙い表現から映画のプレデターを想像していました。
いま思い出して考えると、“モリゾー”の方が近い気がします。
年が明けて、ようやく神社が遊び場として解放されたとき、
「どんな風に遊んでも良いけれど、山の中で拾った物を持って帰ってはダメ」と言われました。
2人のどちらかが、山道の奥で拾ったイヤリングかネックレスだったかを持っていたそうです。
事件の後、お祓いのようなものを受けて、神社に置いて来たそうです。(奉納?返還?)
後々になって、地図で確認してみると、あの道の先には奥の社のようなものがありました。
その後は特に何もありませんが、今でも「山で拾ったものを持って帰るな」と言い伝えられています。
おわり
2012.11.28 |
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不可解な体験、謎な話~enigma~ Part85
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1350179727/
614 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/16(金) 20:55:49.90 ID:YyWWrbHC0
小さい頃に体験した話。
俺の地元では毎朝6時と正午、それと夕方の1日3回、どこからか童謡のメロディが流れて時間を知らせてくれるんだ。愛の鐘って呼ばれてた。
どこから聞こえてくるのかずっと不思議だったんだけど、ある時に友達のAが「ねぇねぇ、ユウイチくん(俺)、あの鐘って××山の上から流れてるんだって。いまからBと一緒に行ってみない?」そんなことを言い出して、放課後その山に登ってみることになった。
山って呼ばれてはいたけど、丘って呼んだ方がいいくらいの所で、小学校低学年の俺たちでも1時間くらいで頂上のスピーカーのところまで上れた。そこでいつもよりかなりデカい夕焼け小焼けのメロディを聞いて、満足して帰ることにした。
615 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/16(金) 21:03:34.26 ID:YyWWrbHC0
帰り道はゲームの話で盛り上がってたんだと思う。
途中で俺は靴紐が解けてることに気付いてしゃがみこんだ。
結び終わって立ち上がろうとした時、誰かが後ろに座り込む気配がして、声を掛けてきた。
「ユウイチくん」
良く通る声で親しげに話しかけてきたから、Aかなと思って「うん、何?」って返事して振り返った。
でも、誰もいなくてさ。
AとBは雑談しながら少し先を歩いてた。
616 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/16(金) 21:10:31.80 ID:YyWWrbHC0
俺「どっちか俺のこと呼んだ?」
A「え、呼んでないよ」
俺「そうだよね・・・でも誰か呼ばなかった?」
B「は?」
俺「ユウイチくんって呼んだ声しなかった?」
A「何それ、気のせいじゃないの」
話を中断されて、その上しつこく意味不明なことを聞かれてAはちょっと不機嫌そうだった。
Bも興味なさそうだった。
結局それ以上は2人に聞けなくて、この話もこれでお終い。
なんとなくその山が気持ち悪くなって、次に他の友達に誘われたときは断った。
いま思い返しても誰かの気配とあの声は気のせいじゃなかったと思う。
それくらいはっきり近くで名前を呼ばれた。
ふと思い出してここに書きたくなった。すまん。
2012.11.21 |
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不可解な体験、謎な話~enigma~ Part85
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1350179727/
600 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/16(金) 01:29:46.28 ID:P1qytuvu0
読みにくかったらごめんなさい。学生の時の話
明け方までバイトをしてたせいで布団ではなくソファーで寝てしまった。
時間は昼頃だったと思うが、ふと気づくと何やら視線を感じる。
部屋には自分しかいない・・・窓を見るとカーテンをしているが中央部分だけは締め切ってない状態
その中央部分からこっちを見つめる片目があるのに気づいた。
最初は泥棒かと思い、相手の顔を見てやろうと起き上がってカーテンを開けに向かったら
相手も気づいて逃げ出そうと走っていくところなのか足が見えたんだが
その足が太腿から足先まで見えたけど靴とかも履いてない状態。
カーテンを開けて周りを見たけど誰もいない。
しかも2階だし、ベランダも付いてないから瓦屋根の上を走ったはずだから
何かしら音を立てるはずなのに音も聞こえなかった。
それによく思い出すと見てたのは眼だけど顔の他の部分の髪とか肌とかが無かったこと
今でも色々なモノを見るけど、あの覗いてた奴の正体がわからない。
2012.11.21 |
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不可解な体験、謎な話~enigma~ Part85
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663 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/18(日) 23:03:03.02 ID:NNPKGVnG0
階段の話が出てて1つ思い出した。
昔住んでた家は築30年位の家
小学校の頃、2階で遊んでいたら階段から音がしたんだ。
パタッパタッ…トン・トンって。
当時1歳ちょっとの妹は、まず手を付いてそれから
トン・トンとゆっくり階段を上るんだけど
まさしくその音だったから、てっきり妹が一人で上ってきたんだと思ってたんだ。
パタッパタッ…トン・トン パタッパタッ…トン・トン
だんだん音が近づいてきて、ついに上りきった。
このまま、ふすまを開けて入ってくる…と思ってたのに来ない。
しばらく待ってたけど来ないので見に行ってら誰もいなかった。
うそぉ…って思って、1階に行ったら妹寝てたよ。
母ちゃんに聞いたらずっと寝てたって。
じゃぁ、あの音なんだったんだろう?って今も不思議に思ってる。
2012.11.21 |
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不可解な体験、謎な話~enigma~ Part85
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714 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/20(火) 13:09:46.81 ID:RLMxEV8V0
昔の話なんだが、付き合ってた彼女の実家に行き、彼女の親に挨拶しに行ったことがある。まぁ、結婚を前提につきあっていますって言う月並みなやつ。
彼女の父親は俺がくることを知っていて、玄関で仁王立ちしていた。
「貴様のようなやつに娘はやれん!ゴミカスが!」
みたいなことをいきなり言われてむちゃくちゃびびった。
そもそも一度も話したことがないのに、貴様のようなやつって言われようもないわな、と思うんだが鬼のような形相ですごい剣幕まくしたてられたから、しどろもどろだった。
彼女の方も止めるわけでもないし、親父も竹刀だか木刀だか持ち出してくるわで、その日は退散した。そんなこともあり、彼女とは別れ、俺は別の子とつきあい、結婚し今に至る。
あとで聞いたんだが、親父は娘を溺愛して、彼氏ができると、脅しては別れさせていたらしい。そんな親父だから、彼女は40過ぎても未婚だったようだ。
で、精神を止んで自殺をしたという噂が共通の知り合いから聞いた。トラウマがあるし、今更関わり合いたくないので放置していたんだが、最近、俺の娘が言うんだよね。
「そこに女の人が立ってるよ」って。
特徴を聞くとまさに彼女そのまんま。こわいよ。
2012.11.21 |
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不可解な体験、謎な話~enigma~ Part85
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603 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/16(金) 02:33:27.23 ID:4qh1MK720
荒れてるみたいだし小話を
もう7年位前の話しだけど同居のじいちゃんが亡くなったんだ
それから初七日まではどこもだろうけどバタバタと忙しかったんだ
で、その期間だけ色々起こった
テレビのリモコンが無くなって、探してもみつからず、暫くしてテレビの裏に落ちてるのを発見
仏間に置いた灯篭みたいな奴が勝手につく
爺ちゃん婆ちゃんの寝室の襖が何時の間にか開いてる
玄関開ける音がして(昔ながらの引戸でガラガラ音がする)見に行っても鍵掛かって閉まったまま
他にも色々あった。みんな不思議がってたけど怖いとは思ってなかった
良くありそうな話しだけど以上です。
爺ちゃん。丘板のネタにしてごめんなさい
2012.11.21 |
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632 名前:本当にあった怖い名無し :2012/11/18(日) 18:31:10.11 ID:PSMrn6j10
文章力ないから読みにくいかも。注意。
高校生のころの不思議な友達の話。
先生が生徒に答えを聞いたり、意見を聞いたりするときってあるじゃん。
そういう時、うちのクラスは大概だれも何も言わないから、先生が適当に生徒を当てるの
で、国語の授業のとき、いつものように先生が質問→誰も答えない→じゃあ当てるか
ってなったとき。
ある生徒が突然「次あたしだ!!」って叫んだの。
そしたら先生が本当にその子を当てた、ってだけの話なんだけど。
633 名前:本当にあった怖い名無し :2012/11/18(日) 18:35:42.79 ID:PSMrn6j10
でもちょっと不思議なことがあって
実はうちの国語担当の先生は、くじ引きで生徒を当てるんだけど
そのくじ引きも、数字が書いてある割り箸を茶缶?みたいなのにつっ込んだだけのシンプルなもの。
で、その数字に対応する出席番号の生徒を当てるっていう仕組みなんだけど、こんなシンプルなくじ引きじゃそれを引く先生も、ましてや離れて座ってた一生徒にどの数字が引かれるかなんてわからない。
先生とその子で協力して?とかも考えたけど、やっぱりそんなことできないし、そんなことする子じゃなかった。
634 名前:本当にあった怖い名無し :2012/11/18(日) 18:37:57.49 ID:PSMrn6j10
授業直後に「え?なんでわかったの???」って聞いたら
「夢で見たのと同じ状況だったんだ」って言って笑ってた。
それでびっくりして大声を出しちゃったらしいww
ってのが、私が唯一気のせいとか勘違いでは説明できなかった話
偶然って言ってしまえばそれまでだけど。
読みにくくてごめんなさい><
2012.11.21 |
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207 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/12(月) 12:01:42.61 ID:mw6bv1/x0
昔婆ちゃんに言われたこと
夕方から降る雨は長引くので、山には入るな
雨に紛れて降りてくるものもいるから
【「雨」の続きを読む】
2012.11.21 |
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116 名前:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ [sage] :2012/11/06(火) 18:04:27.12 ID:uttupCTX0
知り合いの話。
一人で初夏の山を縦走していた時のこと。
夜寝る準備をしていると、テント入口のファスナーの、隙間をこじ開けて、
何か大きな物が首を突っ込んできた。
よく教科書に載っている馬の埴輪。その頭部に見えた。
ただ、大きさは本物の馬ほどもあったけれど。
唖然とした彼を見下ろしたそれは、しばらくテントの中を窺っていたが、
やがてフイッと首を引き戻した。
恐る恐る外を確認したが、辺りにはもう何も見えなかったという。
後日、山岳会の友人にこの話をしたところ、
「あぁ、あそこのキャンプ場って時々、ひんべえが来るよね」
あっさりとそう返されたそうだ。
2012.11.21 |
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210 名前:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ [sage] :2012/11/13(火) 18:28:54.39 ID:qFVvFi5t0
友人の話。
子供の頃、実家の裏山で遊んでいると、ぽっかりと開けた空き地に出た。
立ち並んでいる木々が、なぜかそこだけは一本も生えていない。
何気なく足を踏み入れた瞬間、後ろ髪をギュッと引っ張られるような感覚を覚えた。
慌てて後頭部に手をやってみたが、どこにもおかしいところはない。
しかし気持ち悪くなったので、その場からさっさと逃げ出したという。
山を下りて帰宅すると、ひどい騒ぎになっていた。
彼は一週間近くも行方不明になっていたというのだ。
日付を教えてもらうと、確かに彼の覚えている日をとうに過ぎていた。
家族たちに大層怒られてしまったのだという。
その後、何度かあの空き地に行こうとしたが、終ぞ見つけることはできなかった。
2012.11.21 |
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211 名前:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ [sage] :2012/11/13(火) 18:29:34.30 ID:qFVvFi5t0
知り合いの話。
彼の家は、山の中腹にある農家なのだが、過去に奇妙な事が起こっていたという。
一日の作業を終えて帰ってくると、その日家には誰も居なかった筈なのに、
風呂釜に熱い湯が張られているということが、何度となくあったのだ。
「浮浪者でも入り込んだか」とも疑ったが、風呂の中は別に汚れてはいない。
調べてみたところ、家に置いてあった薪の数も、一本たりとも減ってはいなかった。
まだ便利な給湯器などが無かった時代で、一体誰が、どうやって湯を沸かしたのか、
それがまったくわからない。
初めの頃は気味が悪くて湯を入れ替えていたが、段々と勿体なく思うようになり、
終には湯が張ってあると、ありがたくそれに浸かるようになったという。
家をリフォームした際に給湯器を新しく設置したのだが、残念ながらそれ以降、
湯が独りでに沸くことはなくなったのだそうだ。
「灯油給湯器とはいえ、薪も使えるタイプなんだけどな。
湯張りをしていた誰かさんは、機械の類いはお気に召さなかったらしいよ」
苦笑しながら、彼はこの話をしてくれた。
2012.11.21 |
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117 名前:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ [sage] :2012/11/06(火) 18:05:56.24 ID:uttupCTX0
友人の話。
彼がよく釣りに行く山中の池に、河童が出るのだという。
「一人で釣りしてる時に限って、背後から声が掛けられるんだ。
『釣れないんだね』って、少し甲高い子供の声で。
『釣れないんだよ』って振り返ると、でもそこには誰もいないんだ」
常連の間では、この声の主は河童ということにされており、
その名も『釣れないんだね河童』などと呼ばれているのだそうだ。
「これに声掛けされると決まってボウズになるから、心底厭がられてる。
釣り始めにいきなりやられたら、本当にダメージでかい。
その日一日はもう、やってられないよ」
忌々しそうに言う彼を見て、
「いきなりやられたんだろうなぁ」と想像した私だった。
2012.11.21 |
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118 名前:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ [sage] :2012/11/06(火) 18:07:39.50 ID:uttupCTX0
同級生の話。
アメリカに留学していた時分、現地で出来た友人に、色々な場所へ遊びに連れて
行ってもらったそうだ。
ある山間に広がる湿地帯に行った時、おかしな注意をしつこくされたという。
「こっちから向こう、特に奥の山へは、絶対に近寄るんじゃないぞ」
目をやれば、特に木が密集しているわけでもなく、見通しも良くて迷いそうもない。
底無し沼でもあるのかと尋ねると、とても奇妙な答えが返ってきた。
「いや、ここの山間には半魚人が出るんだよ。目撃談によると、随分とズングリとした体型らしいが。別に人を襲ったりはせず、逆に人を見ると湿地の奥へ逃げていくらしいんだけど、こいつにうっかり触っちまうと、強烈な悪臭が付くっていうんだ。この臭いが洗っても取れないらしくて、それどころか、しばらくすると身体中から同じような悪臭が出るようになるんだとさ」
真剣な顔で続けて言う。
「まるで魚が腐ったような臭いで、他人どころか家族も耐えられず避けるようになる。その内、自分でも我慢できなくなって、大抵の者が自殺しちまうんだと。お前が臭くなったら、友人で居続けるのも大変だからな」
二人の友情のため、彼は湿地帯の奥へは絶対に近寄らなかったそうだ。
2012.11.21 |
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不可解な体験、謎な話~enigma~ Part85
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722 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/20(火) 23:29:26.87 ID:YGddVG+K0
あんまり不思議な体験じゃないかもしれないが。
もう十年くらい前、親父と一緒に近所のため池にブラックバス釣りへ行った時のことだ。
地元では有名な池だったんだが、マナーの悪い奴が多かったせいで秋から冬の間に水を全部抜いてブラックバスを駆除することになったんだ。
水抜き中の池ってすごいのな、魚の数は変わらないのに池の体積が減ってるからもう入れ食い。
朝早かったんだけど、この池ももう最後ってことで結構その日は人がいたと思う。
しばらく釣りを楽しんでいたんだが、遠くからゴォーっていう音が聞こえてきた。
そうしたら、快晴だっていうのに周りにいた人たちがどんどん雨合羽を着たり車に戻っていったんだ。
んで、親父に「急いで着ろ」って言われて雨合羽を着たら、それからすぐくらいだったと思うんだが、
猛烈な勢いで黒い雲がかかって滝のような土砂降りが池の向こう側から来るのが見えたんだ。
この雨は本気で巨大なじょうろか?ってくらいに猛烈に振りつけたんだが、1、2分で通り抜けていった。
雨が通り抜けていった後には再び快晴で、朝食の時間くらいまで釣りをして帰った。
2012.11.21 |
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不可解な体験、謎な話~enigma~ Part85
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1350179727/
400 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/07(水) 14:43:52.00 ID:JPwoDZog0
自分の事を足から頭のてっぺんまで知り尽くしてる
存在に出会ったらどう行動するだろう?
未来の自分にあった!なんていう不思議体験は
ここでも出てると思うが。異性の姿で出てこられると
未来の自分ではないだろう。
自分はその体験があって怖い思いをした。
本当に何から何まで全部 言い当てた。
家族も知らん 自分の口癖とかも。
自分の事を何から何まで全部 知り尽くしている
全く知らない他人に出会ったらどう行動するだろう?
401 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/07(水) 14:48:25.48 ID:JPwoDZog0
サトリは心を読む奴だから違うだろう。
会うと本当に怖い。今は実家にいるから出会ってないけど。
専門学校時代に体験したんだ。
都会だけかと思ったら京都にまででてきたのには腰を抜かしたけど。
「比叡山は心霊スポットじゃないですよ~」
聞きなれた声 顔をあげるとあの女性・・・・。
心霊スポット巡りが好きだったんだよ 当時は。
403 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/07(水) 20:07:35.56 ID:JPwoDZog0
最初の出会いは専門学校に入学して最初の夏か。
前述したとおりスポット巡りが好きだった俺は
八王子城跡というスポットへ肝試しに行ったんだ。
夜に高尾駅まで行き外に出た所ですみませんと声をかけられた。
見ると自分と年が変わらない女性がたっていた。
404 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/07(水) 20:09:54.02 ID:JPwoDZog0
「あなた、心霊スポットへ行こうとしてますよね?
止めた方がいいですよ?怖い思いをしちゃいますよ?」
と言って来たのではぁ・・・どちら様ですか?と聞いた。
そうしたら同じ学校の人だと言ってきたんだが今思えば
この時間帯に同じ学校の人がなぜいるんだと言う話。
時間帯も時間帯だし女性だし。
405 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/07(水) 20:12:54.37 ID:JPwoDZog0
そんで女性は去って行ったんだが忠告は無視して
八王子城跡へ向かった。で、怖い思いをした。
霊的じゃなくリアルの方で。不良軍団が来てやがったんだ。
俺は上の方から行ったんだけど奴等は慰霊碑がある所に
いてね。懐中電灯で照らされて誰だあいつ行ってみようぜ
と言われガサガサ音がしたからチキンな俺は逃げ出したんだ。
406 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/07(水) 20:17:55.93 ID:JPwoDZog0
走って高尾駅まで戻ってきたら
「ほら、怖い思いをしたじゃないですか。ちゃんと
忠告は聞くものですよ」とあの女性がいた。
はぁすみませんと言って別れ次の日、学校へ
行ってみてお約束の通りクラスメイトにはその女性はいなかった。
それからというものたびたび出会う事になった。
407 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/07(水) 20:21:35.74 ID:JPwoDZog0
電車にのって吊革につかまってると隣に来たり
(知り尽くしているのなら自分から話しかけれない人見知りの
チキン体質だと知っているから隣に来るという大胆行動が
できたんだろう。実際、話しかけれなかったし)
街を歩いていて視線を感じたからふと見たら彼女が
人ごみの中からこちらを見ていたり・・・。
自分が何か行動を起こそうとしてると声をかけてきた。
408 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/07(水) 20:24:53.31 ID:JPwoDZog0
パチンコに行こうとすると
「パチンコに行こうとしてますかぁ?
止めた方がいいですよ~ スッちゃいますよぉ」
驚いて顔をあげると彼女が電車から降りて行く所だったり
(実際、スッて大損した)
スクラッチを買おうとすると
「削る宝くじを買おうとしてますかぁ?200円しか当たりませんよぉ」
と言ってきたり (確かに5等しか当たらず大損した)
410 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/07(水) 20:28:28.45 ID:JPwoDZog0
スポットへ行こうとすると行くスポット名までピタリと当てて
忠告してきた。
「平将門さんの首塚ですかぁ?死者の冒涜はいけませんよ
行くのならあなたが死んだ後 あなたが冒涜されても
良いという事ですよねぇ 私、同じ事しちゃいますよぉ」
あんまり話しかけられるから流石になれて話しかけるようになってきた。
411 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/07(水) 21:32:22.66 ID:JPwoDZog0
話しかけれるね。 間違えた。
「あなたは一体 誰なんですか?学校にもいませんでしたよね?」
そう言うとにっこりして「私はあなたの事を知ってる人ですよ。
全部 知ってますよ。
足の先から頭のてっぺんまで・・・・ねぇタケちゃん?」
ニックネームを当てられてまずビビッた。
こいつストーカーか?と思って色々 質問して見た。
412 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/07(水) 21:38:13.47 ID:JPwoDZog0
「私の事を知っているのならクイズを出します。
答えて見てください」
私の出身地はどこ?
県の市 正解。
私の家の家族構成や家族の名前は?
見事に正解。
私の好きだったアイドルグループの名前は?
モーニング娘ですよね?
3倍撮りで録画したテープが50本以上ありますよね?
413 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/07(水) 21:41:59.47 ID:JPwoDZog0
正解、モーニング娘のファンだった。
色んな質問をぶつけたがことごとく全部、言い当てられて最後に
知人はおろか家族にさえ知られていない自分だけの口癖を
問題として出してみた。
誰も知らない私の口癖を言ってみてください。
う~んと考え込んで突然 大声で「○ょ○○ー!」と叫んだ。
正解 すごく怖くなったので「もういいです」と走って逃げた。
414 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/07(水) 21:46:48.06 ID:JPwoDZog0
後ろから「アハハハハハ!○ょ○○!○ょ○○ー!○ょ○○!○ょ○○ー!」
と響いて来た。今も笑い声は忘れられない。
で専門学校卒業までの間 姿を見るたびに逃げた。
電車へ乗る時もキョロキョロチェックした。
そんで学校卒業して1年たって夏に京都の比叡山へ行ったわけだ。
スポット巡りで。 彼女の事は忘れかけていた。
415 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/07(水) 21:52:40.53 ID:JPwoDZog0
で駅のホームで座って電車を待っていたらふいに
いわれたんだ 聞きなれた声であのセリフを。
ちょうど電車が来てたんで逃げてすぐに乗り込んで
助かったけど・・・。 それからもう新宿とか行く時は警戒してしまう。
あの女性は何だったんだろうか?
長いお話に付き合って下さってありがとうございました。
【「サトリ」の続きを読む】
2012.11.13 |
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389 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/07(水) 02:53:24.76 ID:mD88qc1kO
13年前の話。
祖父が亡くなって、半年後の初盆のとき。
前日から祖父宅に泊まっていた私は親戚が来るのを待っていた。
その土地の風習なのかは分からないけど、初盆のときは縁側でお線香を1本焚いていた。
普段仏壇に置いてある線香鉢を、窓を全開にした縁側に置いておくだけ。(編み戸なし)
暇だな、早く誰か来ないかなと思いながら何と無く線香から出る煙りを見ていた。
無風だったので線香の煙りは真っすぐ上っていくだけ。
しばらく見ていたら真っすぐ上っていく煙りの上側に、拳大くらいの煙りの塊が出来た。
え?無風なのに?何?と思っていたらその煙りの塊は家の中に入ってきた。
私は煙りの塊に触れたいと思ったけど、なんとなく触ってはいけない気がして見ていた。
煙りの塊はフワフワと仏壇に向かって飛んでいき、仏壇の中央に吸い込まれていった。
祖父が帰ってきたのかな?
2012.11.13 |
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501 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/11(日) 17:44:34.21 ID:ZWefQdBr0
さっきスレを最初からざっと読んだ読みたてなので大変亀レスですまんけど
>>334のカメラのシャッターが降りない→カメラは写せない場所は写さないから正常に機能してるんだよ、という流れを見て思い出した
祖母が亡くなった葬式の時、姉が記録係として式場内等を撮影していた
後妻で血の繋がらない息子(私の父)より、祖母は孫の方が可愛かったし、可愛がってもらった孫である私達きょうだいも皆祖母を愛していた
しかし姉以外全員実家を出ていたのもあって、私達他のきょうだいはやはり祖母のギリギリの所に立ち会えず、祖母と最後の記念撮影を、と
祖母の亡骸を横にきょうだい一人ずつ記念(て、言い方もあれだけど)撮影をする事にした
すると、カメラを持っていた姉が笑いながら「おばあちゃんにスマイルフォーカスが作動するんだけどw」(笑顔検知機能ってやつ)
そして一人ずつ撮影すると、私達孫と撮影した全てでスマイルフォーカスが作動した
しかし父やその他誰が一緒に撮っても一度もそれは作動しなかった
親戚の殆どは疎遠だったが、祖母がどんなに孫が生き甲斐だったかは知ってたから「やっぱり孫が皆揃った事が嬉しいんだね」と和やかに終わった
私達は祖母が笑顔で逝けたのだと思う事にした
2012.11.13 |
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384 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/06(火) 23:02:04.53 ID:pm3batnv0
奇妙な体験ということで。
私は去年の正月まではうわばみだった。
焼酎だったら1升どころかいつまでも飲めたし、ウィスキーなんて麦茶?みたいなかんじで飲んでいた。
一昨年の大晦日、近くの稲荷神社に弐年参りに行った。
お参りをして鳥居を出たときに急にゴトン!と何かすごく重い物が私の体から落ちた音がした。
下を見ても何もない。一緒に行った兄も音だけは聞えたようだった。
体は軽くなった気がしたが、家に帰って体重計に乗っても変わっていなかった。
眠ったら夢に小さな女の子が出てきて
「どう?軽くなった?軽くなった?私えらい?」と私の周りをぴょんぴょんはねていた。
起きたら元旦で親戚が集まり、当然酒を飲む。
私もいただこうかなーとそれまでのつもりで口をつけた。
しかし体が全く受け付けない。喉に流し込めない。
無理やり流し込んだら、トイレ直行。げえげえ吐いた。
それ以来私は酒が全く飲めなくなった。
周りの人も家族も何かあったの?と心配してくれたが、健康診断でも異常も何もない。
今では兄と「あの時のすごい音は私に憑いていた酒飲みの何かが落ちた音」ということになっている。
しかし酒が飲めないというのも不便なので、夢に出てきた女の子を素直に褒めてあげることが今でもできない。
2012.11.13 |
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444 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/11/08(木) 14:32:55.16 ID:Vk7tSs9t0
すごく些細な話だけど。
小学生の時、習い事の帰りかなんかだったかな
母が車を運転していて私は助手席に乗っていた。
少し広めの片道1車線を走っていた時、向かってくる対向車(エスティマとかステップワゴンみたいな大きめの車)をふと見てたら2~3歳の赤ちゃんが運転席に立ってハンドルを持って運転してた。
運転席に大人が座ってて赤ちゃんを抱っこしたり支えたりってこともなく(それでも危ないしありえないけど)運転席には赤ちゃんしか乗ってなかった。
後部座席はよく見えなかったけど、助手席には誰もいなかった。
母も目撃していて、二人で「えっ・・・えっ?!」ってなった
しかも結構なスピード、おそらく60~80キロは出てて、車体がフラフラしてるとかもない。
少しカーブがかかった道を豪快にすっ飛ばしてた。
母は霊感アリ、私も少しだけアリ、なので普通の人にも見えたのかどうなのか今でもわからない。
あれは一体なんだったんだろ
赤ちゃんは楽しそうにニコニコしてた
田舎だったけどそのあたりで事故があったという話もその後聞かなかったし。
2012.11.13 |
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不可解な体験、謎な話~enigma~ Part85
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520 名前:本当にあった怖い名無し :2012/11/12(月) 15:32:34.40 ID:5yo0U+8W0
3歳位の時にいつも通りに夕飯食べながら天気予報を見てたら、お天気お姉さんが終わりに「明日は関西地方で大きな地震が来るので、付近の人は避難しましょう」
みたいな事を言ってて、小さかったから普通に「ああ、地震て天気みたいに事前に分かるもんなんだからな」って思ってた。
で、次の日に阪神大震災が来て、親に「お天気お姉さんが言ってたのになんでみんな逃げなかったんだろう」って言ったら、地震は事前に分かるものじゃないよって言われた。
これは今でも覚えてる。親も覚えてる。
2012.11.13 |
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◇ 心霊ちょっといい話 ver.18 ◇
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1312417478/
648 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/10/14(日) 06:23:06.07 ID:kvwXjJC70
バーちゃんの話で思い出した
バーちゃんは1995年の正月に倒れた
その年、ずっと休暇だった正月俺は関西に友人がいるのでずっとそっちで過ごす予定だった
前の年の暮、「こっちで過ごしなよ」とバーちゃんは言ってたけど頑として行くと言い張っていた。
その辺りバーちゃんは不思議な行動を取っていた
普段は親戚の家とかに遊びに行くのだが、もちろん運転手は俺。
649 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/10/14(日) 06:23:37.84 ID:kvwXjJC70
人当たりもよく人気者だったバーちゃんが来ると皆、喜んでいたものだ
ただし昼間に限るが、その頃は夕方過ぎに突然、行きたいと言い出した
こんな時間にと思ったが何件か回って、最後はお墓に寄った
「いきなりどうしたのと」聞くと「いつかはお墓に入るから掃除よ」
「不吉なこと言うなよ」って言ったものだ。
まだ「来年はこっちに居なよ」とずっと言っていた
650 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/10/14(日) 06:25:57.61 ID:kvwXjJC70
そして年明けに胸騒ぎがして一階に降りたらバーちゃんは
「頭痛い…」普通じゃなく痛がったたので救急車を呼んだが原因は脳溢血だった
手術のかいもなく15日にあっさり逝った。
お通夜が終わり17日が葬式だったが、朝早く親戚が集まる
TVを付けたら、神戸地区が震災に見舞われるという未曾有な危機だった
もし行ってたら、確実に震災に合っていたろう
もしかしたら知っていたのかもしれない
そしてバーちゃんはそれから助けてくれたのかも…。
今でも助けられてると感じることがある
危ないところに行くときなどは特に。
2012.11.05 |
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不可解な体験、謎な話~enigma~ Part85
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324 名前:本当にあった怖い名無し :2012/11/03(土) 19:16:14.22 ID:Av77Y6G00
部室で先輩たちと喋ってた時。
女の先輩Aさんに電話がかかってきた。
いたずら電話だったようで、なんでも近頃毎日何十件もワン切りがくるとのこと。
その言葉の通り、たしかに十分もしないうちにまた電話がかかってきた。
Aさんは怖がるとかよりもうんざりしてたようだった。
そこで俺は面白半分で提案してみた。
「次かかってきたら俺が出てもいいっすか?なんか言ってやりますよww」と。
承諾をもらえたので、もしかかってきたらすぐに出られるようにAさんの携帯を俺の前においた。
その時おれは、「なんでやねん!」と電話に向かって言ってやろうと思っていた。
特に意味は無い。ワン切りに即座に出て叫んだら相手がビビるだろうと思ったんだ。
そしてついに電話がかかってきた。おれはすぐに携帯を手に取り、耳に押し当てた。
しかし口を開いて声を発しかけたその時、受話器の向こうから声が聞こえてきた。
やけに高い、早口な機械のような声で一言、「なんでやねん」と。
心臓が止まるかと思った。
俺は「なんでやねん!なんでやねん!!」と絶叫してから電話を切った。
それからいたずら電話はピタリと止んだ。なんだったんだろう...
2012.11.05 |
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