秘所
一人暮らしの怖い話… part16
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1219978993/l50
832 :本当にあった怖い名無し:2008/10/21(火) 02:46:05 ID:gNBwWziQ0
面白いスレはっけーん。投下と質問。
投下と言っても伝承みたいなものだけど。
母方が「平家の落人部落」出身。その部落の本家だったらしい。
当然部落全員同じ名字。
まあ、全国にそんなもの山ほどあるだろうがちょいと変わった風習があった。
スレによく出てくる女系で、長女が婿をとって家を継ぐ。ここまで普通。
その時、先代の婿が長女の婿にある秘密の場所を教えるのだそうだ。
なんでも、平家の末裔という証拠が隠されている場所らしい。
えーと、一子相伝じゃなくて一婿相伝?w
その場所は決して女性には教えられることがなかったそうだ。
以上、母(七人姉妹の三女)からの情報。
で。ここからは父の話。
母と結婚して、しばらくしてから祖父に山に誘われた。
「どこに行くんですか?」と聞いても答えてくれない。
数時間歩いた後、ある場所にたどり着いた。
「あいつは信用ならんから、あんたに教えておく」
あいつというのは長女の婿のことらしい。
確かに素行を考えると…の人だった。
こうして秘所は、長女次女の婿をすっとばして父に教えられた。
祖父の先見の明なのかどうなのか、娘のみを授かったのは七人の中で母だけ。
長女には男しか生まれなかった。これには一族全員びっくりしたみたい。
今まで800年以上男は生まれて3日もたなかったみたいだから。
まあ、口伝、口伝wwww
833 :本当にあった怖い名無し:2008/10/21(火) 02:47:32 ID:gNBwWziQ0
で。祖父の思ったとおり、本家ぶっつぶれた。
(ちょっときつい話なんで、詳細は省きます)
とうに祖父母は亡く、例の秘所を知るのは父だけ。
それが埋もれたらもったいない!ガセでもおもしれえ!と思った自分は父に聞いてみた。
(すみません、ここからvip調になります。父がそんな調子の人なので…)
自分「ねえ、結婚してから**に行った時、平家の遺跡みたいなところに
案内してもらったんでしょう?」
父「(゚Д゚)y─┛~~ ハァ?知らんがな」
自分「えー?前言ってたじゃん。じいちゃんに一人だけ教えてもらったって」
父「あー、あったな。そんなことが」
自分「キタ━(゚∀゚)━!!どんな物だったの?」
父「(´・ω・`) んー、なんか石碑みたいのがあって…」
自分「それで、それで?」
父「何か書いてあって…覚えてないわ、サーセンwwwww」
自分「…場所は?覚えてる?」
父「うはwwwww無理無理wwwww\(^o^)/」
自分&母「orz」
祖父は、父の実直な営業職スマイルに騙されたんだな…
あの人、50年遅く生まれてれば確実にvipperだったわ。
名字は変われども、伝承を継げるか?と期待した自分が馬鹿だった。
継ぐ為に婿ももらったのに…(嘘w)
祖父の残した山林を隈なく探すのは、広大すぎて難しい。
伯父が勝手に売っぱらっちゃった所もあるし。
埋もれて風化しちゃうのかなあ。ちょいと残念。
834 :本当にあった怖い名無し:2008/10/21(火) 02:48:42 ID:gNBwWziQ0
ちょっとふざけすぎましたね。すみませんでした。
で、ここからが質問なのですが「一婿相伝」というものを体験している方は、または知っていらっしゃる方はおられるでしょうか。
一族にとりこんだ外部のものだけが知っている伝承というのは珍しいと思うのですが、他にもあるのでしょうか。
蔵が残っていたら、まだ自分でも検証できたのですが件の伯父が中身を全て燃やしてしまったので…
長文失礼致しました。
2008.10.26 | | Comments(3) | Trackback(0) | ■民話・伝承
