特別企画「投稿怪談」
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送信者:シリキ
日付:2008/08/29 19:33:51
件名:遺跡
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初めまして、シリキといいます。
今日は僕が数ヶ月前に友人から聞いた話を書き込みました。
友人は静岡県の駿河区に住んでおり、区内には有名な遺跡(現在工事中で、この遺跡が舞台です)があります。
その遺跡では、数十年前に殺人事件があって、被害者は近くに住む人女性らしく、その日は散歩していたそうです。
女性の遺体には、無数の切り傷があって傷口に????するものがついていたそうです。
司法解剖しても何もわからなかったそうです。
誰に切りつけられたのかわからぬまま、事件がおきてから数週間後に、野良猫が切り殺されていたそうです。そして傷口には????したものが。
だんだん野良猫が切られて死んでいく数は増えていき、野良猫や近隣住民は夜には近寄らなくなったということです。
これは数十年前の話ですが、現在も友人もこの遺跡の近くで野良猫が死んでいるのを見かけるそうです。
この話を聞いてから、何週間かしてから、僕は静岡の駿河区に引っ越すことになりました。
先日、遺跡の近くを車で通ることがあったので用心深く見てみました。
幸い猫は死んでいませんでしたが、あとで家に着いたときに、とても恐ろしいことがありました。車の側面に手形が一つ付いていました。そのことは親にはいえませんでした。
このことがあって以来、遺跡の近くを通るのは辞めました。
以上です。あんまり怖くないカタもいるかとおもいますが・・・ 長文しつれいしました。
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送信者:DarkNova
日付:2009/03/07 22:38:50
件名:蚊
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私の学友のS君はいまの大学に入る前、全寮制の高校に居だ。
彼と同室の友人がある夏,奇妙な体験をした。
その寮は夏になると蚊が多く、そのためみんな蚊帳をしいて寝る。
ある日,その友人は一匹の蚊を捕らえ,その蚊の六本の足を引き抜き,そのままはなした。
勿論,足がなくなった蚊は着地ができないまま死んだ。
その日の夜その友人だけ蚊帳をつけ寝ました。翌日,みんなが目を覚ますと,何故か彼だけ身体中蚊に刺されまくっていだのだ。ほかの人達は全然やられていないのに。
もしかしたら,それは足をひきぬかれた蚊の仕返しかもしれない………
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送信者:まりえ
日付:2009/08/15 22:31:35
件名:怖い話ありがとうございます!
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質問です。
もう10年くらい前になると思うのですが、NHK(たぶん)の番組でお寺を取材するドキュメンタリーがあったんです。親がその番組を見たらしいのですが。その時、お寺の境内の撮影でTVカメラに火の玉が動いていく様子がはっきりと移っていたとか。真偽の程はわからないのですが、誰か他にも見た人いませんかね。親はそれを見てかなりびっくりしていたらしいのですが、NHKは特にそのことには触れていなかったということです。
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送信者:関西人!
日付:2010/04/22 20:19:48
件名:出れない・・・
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初めて投稿いたします。長文ですが宜しくお願いします。
私は今、東京在住ですが出身は大阪です。まだ在阪していた20年くらい前に友人から聞いた話です。
(もう40歳代半ばです・・・すいません)
何処にでも「そっち系(や○ざ)」の方々はいますが、そんな人が体験した怖い話です。
その人はチ○ピラよりは上ですが、まだ20歳代後半ということもあり結構元気なバリバリの「や○ざ者」だったそうです。当然「組織」にも属していました。舎弟という若い人も何人か連れています。
20歳そこそこの彼女とふたりで同棲生活をしていましたが、その住んでいた「マンション」に問題がありました。
本人には特になにもないのですが、彼女の方にイロイロ奇怪なことがおこります。
まず彼女がひとりでマンションにいている時に、朝や昼間でも部屋のいたるところから「ビシッ!」「パシッ!」などの「音」がなり、常々どこかから「視線」を感じます。
また、部屋の所々で水に濡れている箇所が発生するそうです。
それも彼女がひとりのときに限って。
初めの頃は気に留めていなかった彼女も、だんだん気味悪くなり「や○ざ者」の彼が帰宅しない夜に、女友達を誘ってその部屋でワイワイやっておりました。
夜も11時をまわったころ、その女友達がトイレにいったのですが、帰ってきたとたん「こめん・・・帰るわぁ・・」と突然帰宅してしまいました。
原因はその時はわからず、怖いながらも一夜を過ごしました。
彼女も彼に「この部屋なんか気色悪いから、引っ越そうやぁ」と何度か言ったみたいですが、職業柄と金回りの浮き沈みから、なかなか首を縦に振りませんでした。
彼自身には何も無いわけですから「こいつクスリ(覚醒剤など)でもやってんのとちゃうかぁ?」と疑っていました。
ところが・・・彼女が狂いだしました。明るい内はひとりで部屋にいることなく街をぶらついていましたが、夜に彼とふたりでいるときに発狂します・・・
「出て行けー!」「オマエがなんぼのもんじゃー!」と、誰もいない部屋の空間に向かって、涙ながらに大声で叫びます。彼も「クスリの末期症状か?」と疑っていましたが、そんな痕跡もないので、このマンションを出ようとふたりで決心したそうです。
引っ越すにも「お金」がいります。ここからがまた「おかしな話」ですが、お金を工面しだすのですがどういうわけかうまくいきません。ある程度貯まると「泥棒がはいる」「舎弟がヘタをして謝罪金がいる」「はずせない義理事がおこる」などなど。
そのマンションを出ていけないのです。
そうこうしているうちに彼女は20歳そこそこの若さでありながら、まさに「廃人」となってしまいます。頭髪は白髪になり、ゲッソリと痩せて別人のようになり、ある夜、救急車で運ばれ、3日としない内に亡くなりました。
その後も彼はそのマンションに住んでいましたが、とうとう彼にも奇怪なことが起こりだします。
亡くなった彼女同様、ラップ現象がおこり、夜間には「女性の声」が聞こえるようになります。そうなればいくら「や○ざ者」でも怖くなり、舎弟を部屋に呼んで夜を過ごすようになりました。職業柄その舎弟も「兄貴なに言うてますの!」と笑い顔で来ていましたが、ある日・・・彼女の女友達と同様トイレから出てくると「兄貴・・・すんません・・・オレ失礼しますゎ」と舎弟までが言い出す始末。
「なにぬかしてるんじゃー!ボケっ!」と殴る蹴るの暴行を受けても「兄貴、すんまへん!」の一点張り。
違う舎弟を呼んでも、トイレから出てくると「兄貴・・・すんません」と、その繰り返し。
舎弟同士でも、このマンションのことは噂になり、巡りまわって自分の兄貴分から「トイレ」の真相を聞くことになりました。
このマンションは4階建ての4階の角部屋でバス・トイレには「窓」があるのですが、そこから「顔中が血だらけのザンバラ髪の女」が、じぃーーーっと見ているらしいのです。
当然4階ですから人間であれば立てるスペースなどありません。
自分の兄貴分からその話を聞きましたが、まだ自分はトイレでそれを見ていませんので半信半疑です。
そこで、この兄貴分が、「ほんだら今日、ワシがオマエの家に泊まって確かめたるわ。ほな文句ないやろ」と泊まることになりました。
さすがは「や○ざ」根性あります!
酒を飲んで上下の関係がありながらも談笑しながら、つと兄貴分が夜中にトイレに行きました。
「うわあぁぁぁぁぁーーーーーっっっ!!!」と兄貴の悲鳴!飛んで駆けつけると、「こんなことがホンマにあるんやなぁ」と脂汗をかきながら半ば呆然とした兄貴の顔。どうやら兄貴もご対面したようです。
その翌日、その兄貴分から「組織」内にこのマンションの1件の通達がされ、その日から若い衆と「事務所」に住み込むことになるのですが・・・やっぱり彼はそのマンションに好かれているのか、とりつかれているのか、何かと事由が発生してはマンションに戻らなければならない日が1週間ほど続いたある夜・・・とうとう彼もご対面してしまいました。ガッツリと。
トイレの窓から「顔中が血だらけのザンバラ髪の女」が薄い笑いを浮かべながら、じぃーっと見てきます。
が、さすがは「や○ざ」!「おのれー!おらぁー!」と窓に向かってポケットにあったライターを投げつけました。しかし、それがそいつにあたるはずもなく、窓ガラスを割っただけとなりました。
翌日、前回ご対面した兄貴にこのことを相談しました。すると兄貴がまた「組織内通達」し、「霊媒師」というか「霊能者」というか、そういったものをお払いして頂けるという人を見つけてきました。50歳くらいの女性だったそうですが。その人と兄貴と彼の3人でマンションに早速行ってお払いをしてもらうことになったのですが・・・そのマンションが見えるやいなや、「申し訳ありませんが、とても私が歯のたつ相手ではありません」と、そのオバサンは帰ってしまいました。
その後も何人かの「霊媒師」的な人に見てもらおうとするのですが、前回のように尻尾をまいて帰ってしまう人や、約束をしていても何らかの都合で来れなくなってしまうなどの理由でうまくいきません。
彼も帰りたくはないのですが、なぜかマンションに呼ばれます・・・ホントに帰りたくないのに・・・。
ある夜、マンションで寝ていたのですが夜中に突然息苦しくなり、脂汗をかきながら「ぱっ!」と目を開けると、龍のような蛇のような身体をもつ、あのトイレで対面した女がところ狭しと天井でグルグルと舞っているではありませんか。
「ひぃーー!」と声にならない悲鳴をあげながら、見たくも無いのに凝視する彼。次第に意識が遠のきました。
それから、しばらく経って「彼」は亡くなりました。原因は拳銃の弾を浴びて・・・そうです。組織間抗争です。
ただ、その弾痕は胸からお腹にかけて、ちょうど「蛇」のようだったそうです。
しかし「引越し」は最後まで出来ませんでした。彼女との同棲から始まり、天井に恐ろしいものを見てしまい、でも部屋を出ることは無く「彼女」も「彼」も他界しました。家財道具などは彼の親族が引き取ったそうですが・・・。結局このマンションでの一連の出来事はなんだったのでしょうか? 何者かが若いふたりの命を奪ってしまったのでしょうか・・・?
長々と書きましたが、彼と彼女が同棲を始めてから彼が亡くなるまで。この期間は約半年ぐらいのことです。
このマンションですが、現在はもうありません。割と新しいマンションでしたが・・・そうです。「阪神大震災」で倒壊しました。またその壊れ方もおかしいのですが、1階~3階までが「グシャ」とツブレてしまい、4階だけがダルマ崩しのように「部屋」のカタチを残していました。住人はいませんでしたが・・・。
以上ですが、この話。文初に友人といいましたが実はこの「兄貴分」が私の実兄です。今だに「や○ざ」です。
私にとってはこれが一番怖い(悲しい)です。
お付き合い頂きありがとうございました。
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送信者:イズミ
日付:2010/04/28 15:21:46
件名:電話
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友人の話。
学生時代の友人のA君は、大変な電話魔だった。
気の合った友達と電話をはじめると、1時間や2時間は話し込んでしまう。
携帯電話はおろか、ポケベルもない時代。
固定電話をひいて、電話料金の安くなる11時ころから、たわいもない雑談に時間をつぶすのが彼の日課だった。
あるとき、A君がベッドで寝っ転がって雑誌をめくっていると、電話が鳴った。
時計を見ると、午前0時を過ぎたところ。
深夜と言えば深夜だが、電話代の安くなった頃合いで、悪友がかけて来てもおかしくはない。
何気なく受話器をとると、
「アフウニンクミチハチヨユンエヌセクタフウテイスハコクチトヤカシエタイセスキエハこヒタナニセエヌアウ……」
意味不明な「音」の羅列が耳に飛び込んで来た。
外国語ではない。
音そのものは、日本語の五十音だ。
強弱も高低もない平板な発音。単語の切れ目もない。「もしもし」と口を挟もうにも、息継ぎをする気配さえない。
「チトラスナアウフエンクフコウテハタカキナアウオンフカタセアヨウカクソテセラニフアスエウマフニラアエウクミヌフウコエフアウクオフアウオアウァ」
プツッ
あっけにとられていると、唐突に電話が切れた。
言葉を切るでもなく、声が遠のくでもなく、受話器を持ったままフックを下げたような、ぶつ切りの切れ方だった。
──家にいることを知られた。
真っ先にその考えが浮かんだ。
しばらく、マンションを出るのも恐ろしかったという。
「気になるのは」と、A君は続ける。「かかって来たとき、受話器をとった瞬間から『音』が聞こえていたような気がするんです。耳に当てる前から、もう相手が喋っていたとしか……」
「電話をかける前も、切った後も、声を出し続けていたんじゃないかと思うんです。どんな部屋で、どんな顔でそれをしてたんだろう、と思うと」
今でも背筋が粟立つような気がします、とA君は結んだ。
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2010.04.28 | | Comments(1) | Trackback(0) | □その他
