身に覚えがない
ラブホテルでの恐怖体験 その他の体験
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749 :本当にあった怖い名無し :2006/08/23(水) 07:01:49 ID:Zu9dGT9j0
俺の父親の話だけど、ちなみにラブホ関係ないです。
仕事の出張で、とあるビジネスホテルに泊まった。
同僚と一緒に来ていて、お互い別々の部屋(一人部屋)に泊ることになった。
隣同士の部屋を借りた。父は仕事の疲れから早い時間に就寝することにした。
深夜の2時か3時ごろ、ふと目が覚めた。
どこからかお経が聞こえる…、いったいなぜこんな時間に?父は疑問に感じた。
薄気味悪いとは思ったが、好奇心か恐怖心からか耳が逆に冴えて聞こえる。
意外にも近場からのようだ…。どうやらこの部屋のトイレ辺りから聞こえてくる。
父は急に怖くなった、好奇心は恐怖心に負け、体全体から汗が吹き出る。
ここで父はある異変に気付く、天井の染みが奇妙だ…、先ほどから変形して動いているように見える。
染みの動きは流動的で、平面なのに立体的な質感をもった物モノに変わった…。
女の顔だ、表情は不気味なほどに柔らかく、印象として笑っているようだった。
父はやり場のない怒りを覚えた…、俺にどうしろと言うんだ。何もやってやれることはない。
そう何度も繰返し言い聞かせた。依然として聞こえるお経、変形し続ける女の顔。
腰が抜けてベットから動けそうに無い、父親は掛け布団を深く頭からかぶり、丸まるようにして眠った。
次の日の朝、起きて昨日の異変を頭から布団を被ったまま思い出す、お経はもちろん、染みも天井から消えていた。
このことを同僚に伝える、同僚は全く身に覚えが無いと…。
これはH県の田舎のホテルの話で、よく夏になると父が教えてくれた実話です。
2006.08.23 | | Comments(0) | Trackback(0) | ■都市伝説・噂
