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山に呼ばれた

∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part66∧∧
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1356309352/l50

727 :1/3 :2013/01/20(日) 18:13:13.15 ID:XvDyKAbA0
白神山地は熊の湯温泉の主人の話


ある日の夕方、この熊の湯温泉の主人のもとに「山菜採りが滑落遭難した」との一報が入った
主人が現場に駆けつけると、既に地元警察や救助隊が駆けつけており、サーチライト点灯の準備をしていた
そしてその横で、まだ五十手前の男が泣きながら「早く女房を助けて下さい」と懇願していたという

その地点は白神ラインの天狗峠と明石大橋の中間地点で、ガードレール下は急峻な崖であった
生き残った夫の話によると、夫婦で山菜採りに来ていたが、ふと目を離した隙に妻が悲鳴を上げていなくなったのだという

白神山地はまだ寒く、サーチライト点灯を待つ救助隊員や警察官たちは焚き火にあたって暖を取っていた
その横で遭難者の夫が「火なんかに当たってないで早く妻を助けてくださいよ!」と恨めしそうに懇願していた

やがてサーチライト点灯の用意が出来て、強い光が谷底に投射された。少しずつ光の輪を横にずらしながら、遺体の捜索が始まった
やがて、「あっ」と誰かが叫び、サーチライトの光が止まった

(なんてこった、まず生きてはいまい)

主人は内心そう思ったという。ガードレール下はるか二百メートルほどの地点、岩が大きく張り出した谷の途中に女性が倒れていた
救助隊員が拡声器で呼びかけたが、何の反応もなかったという

絶命している。主人だけでなく、救助隊の誰もがそう直感したそうだ


728 :2/3 :2013/01/20(日) 18:13:52.01 ID:XvDyKAbA0
しかし、発見地点は下手すれば二重遭難しかねない急峻な崖である。主人と救助隊は谷底に降りる方法を相談し始めると、
遭難者の夫が半狂乱になりながら救助隊に詰め寄ってきた

「早く助けて下さい! 女房が呼んでるじゃないですか!」

もう少し待ってください、慌てると碌なことがない、と救助隊員は必死になって男をなだめたが、男は聞く耳を持たない
早く助けてくれと、もう少し待ってくれの押し問答が続いた、その時だった。男が呻くように言ったという

「あぁ……なんであんたたちには聞こえないんだ! 女房が呼んでるのが聞こえないのか!?」

その瞬間だった。男がバッと走りだしたかと思うと、あろうことかガードレールを飛び越えてしまった
悲鳴が救助隊員を凍りつかせた。男の体が岩に激突しながら落下する音が不気味に響いたという

慌てて救助隊員たちが崖下を見ると、サーチライトの輪の中に、さっきの男が倒れていた
不思議なことに、男の遺体は妻のすぐ側に倒れていて、まるで『助けに来たぞ』と言っているように見えたという

「なんてこった……」

主人がそう呟いた時だった。一台の車が現場にやってきて、三十代になるかならないかという男が駆け下りてきた

「うちの親が落ちたって聞いたんですが」

遭難者の息子だった。誰もが絶句し、「今引き上げるところだから、下は見るな」と誰かが言った、次の瞬間だった


729 :3/3 :2013/01/20(日) 18:15:45.84 ID:XvDyKAbA0
「そんなこと言ったって、うちの親父とおふくろが谷底から呼んでるじゃないですか」


救助隊が絶句していると、息子がガードレールに駆け寄ろうとした

咄嗟に、それを警官の一人が取り押さえた

「止めろ止めろ止めろ! でないとコイツまで連れてかれるぞ!」

その警官がそう怒鳴った瞬間、その場にいた警官が一斉に息子に跳びかかり、息子を取り押さえた

「何するんだ! 親父とおふくろが呼んでるのが聞こえないのか!?」

息子は半狂乱になってそう怒鳴るが、そんな声など息子以外の誰にも聞こえていなかった
あまりにも暴れるので、結局、息子は警官に両脇を抱えられ、パトカーの後部座席に連行された
まるで山岳救助の現場とは思えない、異様な光景であった

しかし息子は「親父とおふくろが呼んでる」と唸り続けるわ、
隙あらばパトカーの外に飛び出そうとするわで、ほとほと手を焼いた

しかし数時間後、両親の遺体が谷底から引き上げられた途端、まるで憑き物が落ちたようにおとなしくなった
息子は両親の遺体に縋って号泣していたが、先程までとあまりに違う息子の態度に、誰もが改めてゾッとしたという



山に呼ばれた人の話


2013.01.23 | | Comments(14) | Trackback(0) | ■怪異

コメント

  1. 「山に呼ばれた人」というより、「亡者に呼ばれた人」って印象がした。

    2013-01-23 水 07:25:56 | URL | 匿名希望 #- [ 編集]

  2. いちいち指摘すんのもどうかと思ってスルー予定だったんだけど…

    「生き残った夫」って 別に夫婦揃って遭難したわけでもなく
    単に妻が滑落しただけの連れに この紹介の仕方はどうよって思ったのだが

    オチまで読んで「生き残ったのは息子やんけ!」とのツッコミと共に※を決意したw

    2013-01-23 水 07:52:51 | URL | 匿名希望 #- [ 編集]

  3. なんで止めるんですか!?下からロリコンが俺を呼んでるじゃないですか!!放せ!俺はあっちに行く!

    2013-01-23 水 13:40:45 | URL | 匿名希望 #- [ 編集]

  4. >>※3
    いえ、もうあなたは完全にあっちの人間ですよw

    2013-01-23 水 16:55:49 | URL | 匿名希望 #3/2tU3w2 [ 編集]

  5. ※3はロリっ子(ハァハァされる方)ではなく、ロリコン(ハァハァする方)に向かってダイブできる猛者か…世の中広いな…

    2013-01-23 水 22:27:16 | URL | 匿名希望 #0hxr4hYM [ 編集]

  6. これ登山関連の出版会社の本の丸写しだわ

    2013-01-24 木 01:16:07 | URL | 匿名希望 #- [ 編集]

  7. >※6
    事実なら記事を削除しますので、ご記憶の範囲で書名や出版社などを教えていただけないでしょうか。

    お手数ですが、よろしくお願いします。

    2013-01-24 木 02:41:01 | URL | 管理人 #- [ 編集]

  8. うむ 伝聞系で「こーゆー話を読んだ事ある」って書くならともかく 丸写しは色々マズいw

    2013-01-24 木 05:51:15 | URL | 匿名希望 #- [ 編集]

  9. 何気なく書き込んだはずが、管理人さんのレスがついて驚きました。

    この記事は、おそらく「山のミステリー」(東京新聞出版局)の「呼ばれる」という話をもとにしてると思います。一字一句同じかと言われれば確信はありませんが内容は全く同じだと思います。

    私が持っていた本と現在とでは装丁が違いますが、恐らくあたりだと思います。

    よろしくお願いします。

    2013-01-25 金 20:26:52 | URL | 6 #- [ 編集]

  10. >>※5
    下から呼ぶのは同族なんだよ

    息子は両親にハァハァしてダイブしようとしたわけじゃねぇw

    2013-01-28 月 16:02:38 | URL | 匿名希望 #- [ 編集]

  11. >>※10
    幾ら腐敗した俺でも、両親にハァハァしてた訳でないのは分かるわwww

    ロリっ子ならルパンダイブで飛ぶけど、同族に呼ばれてもなぁ…って話だよ…うん。
    どう考えても「下」はむさ苦しい事に成ってそうだし(ω・`)

    2013-01-28 月 19:50:01 | URL | ※5 #0hxr4hYM [ 編集]

  12. >>※11
    しかし親父はカミさんにハァハァしてダイブしたのかもしれんのであった…

    2013-01-29 火 05:07:21 | URL | 匿名希望 #- [ 編集]

  13. ロリコン「こっちに幼女がいるぞ」

    ※3「俺も見たい」

    アイキャンフライ
    ってことでおk?

    2013-01-29 火 08:34:44 | URL | 匿名希望 #xP7cQW4M [ 編集]

  14. >>※13
    「いや違う! これは罠だ!」

    2013-01-30 水 16:02:45 | URL | 匿名希望 #- [ 編集]

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